2023年12月1日 竹内アンナ 弾き語り TOUR 2023 atELIER cafe -アトリエカフェ- 11月23日 福岡
11月23日、福岡のLIV LABOで開催された竹内アンナさんのライブの覚書(ほぼ、ライブと関係ない独り言)です。
コロナの影響もあり、竹内アンナさん(以下、アンナさん)のライブへの参加は、前回のツアーが初で、今回は2回目です。ライブ会場のLIV LABOは、以前、Predawnのライブで一度訪れています。
さて、大分を10時40分頃にソニックで出発、途中、事故のため中津で1時間10分ほど足止めとなりましたが、約70分遅れで博多に到着。ライブ会場となったLIV LABOへの経路を確認してから、ホテルにチェックイン。再度、LIV LABOへ移動し、4時頃に到着。まだ、その時間帯では、ほとんど人は来ていませんでした。
しばらくして人が集まり始めてから、スタッフの誘導でチケットの番号順に並び、開場時間の4時30分に会場へ入りました。
LIV LABO自体、それほど大きい会場ではないので、通常の感覚では、前列に行けるであろうチケットの番号でも、結構、後ろの方の座席(スタンディングでなく座席)となりました。それ自体は、会場が小さいのでそれほど気にはならないのですが、今回は、アンナさんも座っての演奏だったので、ライブが行われている最中、アンナさんの顔しか見えないという感じでした。
すぐに移動できるステージに向かって左側、入口近くの座席を確保したのですが、ライブ開始前に、さらにその横に座席が置かれ、一番端の座席とはなりませんでした。
予定通り17時に右手の通路を通ってアンナさんが登場。ライブの開始となりました。
ライブで印象的だったのは、やはり、ギター演奏のうまさです。曲によってギターの可能性を大いに活かしたアレンジを聴かせ、その多様性に舌を巻くばかりでした。
また、弾き語りというキーワードでは決して出てこないというYOASOBIの難曲をアコギ一本で演奏し、会場を圧倒していたのも印象的でした。
そして、今回のライブのハイライトは、アンコール時での出来事でした。アンコールは、楽屋に戻る事なくそのまま本編から移行したのですが、突然、会場の入り口で歌うと言い始めて、アコギを持って入り口前に移動。ライトがスタッフにより準備されたのですが、マイクはどうするのだろうと思っていると、なんとマイクなしでの歌唱となりました。ほぼ目の前での生歌唱に感動しました。演奏後、目の前にいた小学生くらいの女の子(多分、前回のツアーにも来ていた子かな?)の目がキラキラして・・・ということをアンナさんが言っていましたが、これだけの演奏が目の前で見られるのですから、最高のプレゼントとなったことでしょう。ちなみに、今回の衣装がスーツ姿なのをこの演奏時、初めて気づきました。
あとは、グッズの紹介(自分の名前が入っていないので、使いやすいとの説明)、使用しているギターの紹介(今回は、スチール弦とナイロン弦のギターを1本ずつ持参、それぞれの違いを実演を交えつつ説明していました。)等もありました。
2時間弱のライブ、なんとも濃い内容でした。個人的には、WILD & FREEのアコギ・ヴァージョンが聴けたことが良かったと思います。


2023年11月1日 似ているけど
将来、人間に似たヒューマノイドと暮らす未来がやってこないものかとよく考えます。
中身は人間とは全く異なるのだけど、その見た目と、言語を喋ることが、人間との共生を実現させるのではと思うのです。特に、言語を喋るというのは重要だと感じます。実際、外国の方と接する時にも、相手が日本語を喋ることができる、それだけでも、安心することができるからです。
けれども、今の所、小説や漫画などでは、人間とヒューマノイドの仕組みの違いにより、ヒューマノイドが人の心を理解できずに、その事で悩むような場面がよく出てきます。
それはともかく、このところのAIの進歩というものもすごいものがあります。
囲碁の世界を見てもわかるように、人間とは異なる思考法をしているものが、人間以上の成果を上げたばかりか、人間へ影響をも与えているのです。
ポイントなのは、人間とは異なるものであるという事です。
空を飛ぶ方法だって、速く走る方法だって、海を航行する方法だって、どれも人間とは異なるやり方で行われています。(人間は空は飛べませんが。ここでは鳥のような動物を想定しています。)
やり方が違ったって、同じ結果やそれ以上の結果が得られれば良いのです。
つまり、人間と異なる方法で、人間のような生き物(ヒューマノイド)を実現させれば、それはそれで、人間の一種として捉えても良いのではないでしょうか。
さて、どうなのでしょう?
2023年10月1日 知らなかった時代
子供の頃(小学生時代)、1970年代後半には、ビートルズはすでに伝説のバンドでした。カセットテープのCMだったかに、ビートルズもいつかクラシックと呼ばれるようになるのだろうか、という意味のセリフがありましたけど、当時子供だった私からすれば、すでにビートルズはクラシック音楽となんら変わりがない感じがしていたものです。
でも、解散して10年に満たない時代だったことを考えると、当時、「ビートルズなんて」とバカにしていた人も多かったのではないでしょうか。
以前も書いたように、子供時代の自分の感覚と大人世代の感覚のズレというものが気になっています。
最近も、ゴダイゴのギタリスト浅野孝已さんのYOUTUBEでの発言を聞いて、ああ、そうなのかと感じたことがあります。
浅野孝已さんは、昔、ギターの神様、寺内タケシさんに部屋に閉じ込められてギターを弾くように言われたことがあるそうです。そこで、ブルース・ギターのテクニックを駆使した演奏を披露したそうですが、寺内さんが「そんな風にやるのか。」という意味のことを言っていたらしく、同じエレキ・ギターの演奏でも、寺内タケシさんと浅野孝已さんの間には、世代の差があったのだと気付かされました。
エリック・クラプトンなどのブルースから影響を受けているギタリストがよくやるチョーキング(音をなめらかに一音ほどあげる)やチョーキング・ビブラート(一音上げた後にビブラートをかける)などのテクニックは、70年代後半(私が小中学生だった頃)には、ギター雑誌に当然のテクニックとして紹介されていたのですが、そのほんの10年前には、それらのテクニックは、新しく普及したテクニックだったのです。今頃になり、このテクニックの習得いかんで、50年代に活躍したギタリストなのか、それ以降のギタリストなのかを分けるほどのものだったのだと知りました。
ギターを弾かない人にはなんの話やらという感じでしょうが、1970年代の後半には当然のことと思われているものがほんの10年前にはそうでなかったという事実を、大人になった今頃、驚きを持って知ることになったのです。
ということで、私が小学生になる前後の話を色々と調べています。
すると、意外にビートルズの影響が小さいのかもと思わせる事実が出てきたり、ロックンロール誕生期の混沌とした時代というものを知ることができました。
小学校高学年の私にとって、当たり前のことが、ほんのちょっと前には当たり前じゃなかった、それは、実に奇妙な感じです。
2023年9月1日 都会にいる意味
ネット通販が発達し、都会と田舎との物質的な差はなくなったと言う人がいます。
昔は、本屋の仕事をしているのでもないのに、わざわざ東京まで本を買いに行ったことがあります。もちろん、東京に行ったのはそのためだけではありませんが、今では、東京まで行かなくても、ワンクリックで世界中の本が手に入ります。
では、物質的な差が縮まることにより、都会と田舎の差は無くなったのかと言えば、そうではありません。なぜなら、都会と田舎とでは、芸術などに触れる機会、それを体験する機会が、圧倒的に違うからです。
そこで、アーティスト等を田舎に招いて生活を共にし、田舎でもアート体験を・・・という試みがされたりしているのですが。
まあ、それも悪くない。悪くないんだけど、なんだか違和感を感じます。
都会の圧倒的で雑多な情報量、そこで体験できるありとあらゆるアート体験。その中には、必ずしも全ての人にとって素晴らしいと感じられるものではないかもしれないが、その多様性ゆえに、私にとって大切な体験を見出すことができるのです。そしてその体験は、ネットでは決して味わうことのできないものなのです。
ネットの世界の情報量には驚くばかりです。ネットがあるからこそ、知ることができたディープな世界というものもあります。
でもそれは、渋谷に降り立った時に感じる、そこにいるだけでも感じられる、圧倒的な情報量には敵わないし、絶対に、永遠に田舎では体験することもできないことが山ほどあります。
もちろん、田舎でしか体験できないこともあるのは事実です。むしろ、そちらの方が大切だという人もいることでしょう。でも、私個人としては、常に感じていたいのは、都会での体験であり、田舎での体験は、時々感じられれば十分なのです。
ということで、田舎に住む私は、常に愚痴っているわけです。恐らく、田舎にいる限り、永遠に愚痴り続けることでしょう。それこそが、田舎に住むメリットだったりします。永遠に、少なくとも死ぬまでは愚痴れるぞと。
2023年8月1日 非正規でいる意味
最近、非正規(現在、会計年度人用職員と呼ばれている)として働いて感じるのは、ただ一つです。
結局は、正規社員の給料を守るために自分は働いているんだということです。
昔、同じ職場の非正規社員の人と話をしていた時、「ワーキングシェア」という言葉が出てきました。
要は、非正規社員は、ワーキングシェアの一環として仕事を得ているんだということです。
その言葉を聞いて、私はものすごい違和感を感じました。
仕事をシェアしあうことによって、より多くの人が仕事を得ることができる、一見、非正規の存在は、そのようにも見えますし、とてもありがたいことのようにも感じられます。
けれども、本当にそうなんだろうか。
私が、非正規として働き始めた当初、こう言われたことを覚えています。それは、非正規を雇うことで、大幅に経費が削減されたということです。
その時には、ピンときませんでしたが、後々考えてみて、経費が浮くことによって、自分たち(正規社員)の給料は安泰だということではないのかと感じたのです。
それならばと私は考えます。全員非正規でいいじゃないか。全体の給与を下げて分け合えばいいではないか。それこそが、本物のワーキングシェアじゃないのと。
そうすれば、経費も大いに浮くし、過重労働も解決するかもしれませんしね。
2025年1月追記
最近、正規社員社員の人と話していた時のこと。
「これからは正規社員が退職した受け皿として会計年度任用職員が利用される。」という話題が出ました。
すかさず私は、「知ってますよ。すでに始まっていることですからね。」と答えました。
そう、現在、非正規として働いている人を追い出して、元正規社員を雇おうとしているのです。
これは、なんと恐ろしいことなのでしょう。非正規として働いている人は、何年働いても、正規社員を守るための駒として捨てられることを意味しているからです。
しかも、非正規の5年という期間も効いてきます。何せ、退職して年金が支払われるまでの期間も5年だからです。5年の保証期間の過ぎた非正規を正々堂々と不採用にして、正規として働いていた退職者を非正規として5年間働かせられる。なんとうまくできたシステムでしょうか。
日本の社会は、非正規に陥った人は永遠に幸せにはなれない、そのようなシステムを正々堂々と採用する、分断された社会なのです。
2023年7月22日 aiko tour 2023 LOVE LIKE POP vol.23
コロナの影響のため、3年ほど県外へ出かけることがありませんでしたが、先日、久しぶりに広島へ出かけました。(ちなみに、先月は福岡、3月にも福岡に出かけていますが。)
今回の主な目的は、aikoさんの7月22日のライブへ行くことです。
2020年以来、3年ぶりのaikoさんのライブでしたが、相変わらず、歌よし、トークよし、驚きの演出ありと大いに楽しむことができました。
特に、アンコールでの突然の演奏曲目の変更には、驚きました。
以前、セカンド・アンコール以降は、演奏曲目は決めていないと話していましたが、演奏曲目をステージ上(!)で話し合っている最中、「花火」のリクエストがあり、急遽、「花火」を演奏することになりました。その時の、ギタリストお二人のやりとりを見ていて、「ガチですごいことが起こっている」と感じたものです。慌ただしいステージ上の様子とは異なり、キーボードの島田さんの落ち着きっぷりも印象的でした。
その他、アンコールでコンサート・グッズを着て現れたaikoさん、その着ていたTシャツが売り切れていることを聞いて、「申し訳ない」と慌ててステージ袖に移動して、他のTシャツに着替える驚きの行動!!! 着替えている間、バンドの即興演奏とステージ袖で着替えながらのaikoさんのトークで場を繋ぐことになりました。
トークに関しては、中国から来ているファン、中国語の通訳をしているファン、飛行機でCAさんからお菓子をもらった話、47歳の母親と16歳の娘さん、初めてライブに来た人たちに「普段はこんなにおしゃべりをしない」「2時間ほどでライブは終わる」と言ってみたりと、盛りだくさん、書ききれないほどてんこ盛りでした。
ということで、3時間以上のライブ、6列目の座席という最高の場所で見ることができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
ライブ後は、ばくだん屋で夕食をとり、その日はホテルに帰りました。
翌日は、ひろしま美術館と平和記念公園へ行き、その後、大分へと帰りました。
もう少し広島でゆっくりできればと思ったりもしますが、また、広島でライブに参加できる日があることを楽しみに待ちたいと思います。
セットリスト
1.号泣中
2.荒れた唇は恋を失くす
3.ぶどうじゅーす
4.恋堕ちる時
5.横顔
6.いつ逢えたら
7.蝶々むすび
8.milk
9.ワンツースリー
10.のぼせ
11.KissHug
12.あとがきリロード
13.58cm
14.シアワセ
15.気付かれないように
16.アップルパイ
17.あたしの向こう
18.ハナガサイタ
アンコール1
1.玄関のあとで
2.さらば!
3.メロンソーダ
アンコール2
1.プラマイ
2.エナジー
3.花火
アンコール3
1.beat
2.ボーイフレンド
3.be master of life
2023年6月4日 竹内アンナ RELEASE TOUR 2023 -at FIVE- in FUKUOKA
6月4日、竹内アンナさんのライブに参加しました。ということで、以下、個人的な記録です。
彼女の楽曲は以前から聴いていますが、コロナ等の影響により、ライブに参加したのは、今回が初めてです。さらに、会場も初めて訪れる場所でした。
大分から博多まで約2時間で移動し、開場時間の30分ほど前にライブ会場のOP'sに到着しました。まだ、その頃には、ライブ参加者と見られる方々はまばらでした。しばらくすると、ぼちぼちと人が集合し、開場5分前に会場の担当者の指示に従って会場の中へ。
ドリンクを受け取り会場内に入ると、それほど奥行きのない会場に驚きつつ、前から4列目くらいに陣取りライブの開始を待ちました。スタッフの女性がベースやギターの確認後、今回のツアーでドラムスとベースを担当する上原俊亮さんと森光奏太さんが登場、そしていよいよ竹内アンナさんの登場です。
今回のツアーでは、エレキ・ギター(ギブソンES-335)をメインに使用していたアンナさんでしたが、アコースティック・ギター同様のキレの良いカッティングと、ピックから素早く切り替えるフィンガー・ピッキングを器用に使い分けていました。エレキ・ギターを使用することにより、ベースやドラムスに音が埋もれることもなく、音量的に対等に張り合っていたと思います。(ちなみに、スリー・ピースの編成ではありますが、シンセやコーラス等の音も追加されていました。)
その一方で、アコースティック・ギター一本で、しっとりと歌う場面もあり、実に、メリハリの効いたライブでした。
アンコールの予定はもともとしていなく、求められたら出るという感じだったようですが、今回は、アンコールに登場後、ライブ開始時から気になっていたであろう最前列にいた小学生の女の子にリクエストを求めて、「あいたいわ」をギター一本で歌い終了しました。
ということで、約1時間半のライブでしたが、実にヴァラエティーに富む内容で、大いに楽しめました。個人的には、「ALRIGHT」が生で聴けて、とても嬉しく感じました。大分からライブに参加した甲斐があったものです。
演奏以外では、ライブ開始時、個人個人がそれぞれにそれぞれのやり方で楽しんで欲しいという彼女の発言が、アンナさんの楽曲の歌詞っぽくて良かったと思います。あと、グッズ紹介への下手な導入も、アンナさんらしい感じでした。


セットリスト
1.サヨナラ
2.Free! Free! Free!
3.あいたいわ
4.Love Your Love
5.TOKYO NITE
6.made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D
7.20 -TWENTY-
8.ALRIGHT
9.泡沫SUMMER
10.ICE CREAM.
11.RIDE ON WEEKEND
12.手のひら重ねれば
13.YOU+ME=
14.WILD & FREE
15.I My Me Myself
16.生活 feat. パジャマで海なんかいかない
アンコール
1.あいたいわ
2023年6月1日 影響を受けること
昔、職場での休憩時間に、プロコル・ハルムの「白い影」を聴いていた時のことです。一人で音楽を聴きながら作業をしていたその部屋に入って来た人に、「ダメじゃん、ユーミン。」と突然言われました。
有名な話だとは思いますが、松任谷由美さんは、イギリスのロック・バンド、プロコル・ハルムの大ファンであり、その影響下にある曲が存在することも周知の事実だと思います。ただ、その時は、プロコル・ハルムの曲を初めて聴いた人にもその影響がハッキリと分かるだなとえらく驚いたものです。
それはともかく、世間ではよく、他の人の作った曲に影響を受けて作られた曲に対し、パクリだと、あたかもそれが犯罪かのように言われることが多いように思われます。
実際、他の人の作品をそのまま借用したり、最近では、他の人の作品(この場合は写真作品)をそのまま自分の作品として発表するということもあり、それは当然、非難されるべきものだとは思います。
でも、何もかもを盗作だ、パクリだというのもいかがなものかと私は考えます。というのも、何かを生み出すというのは、ゼロからいきなり100を作るということはあり得ず、少なくとも最初は、誰かの作ったものをベースに、自分なりの工夫を加えて再生産されるものだと思うからです。
実際、ミュージシャンの中には、自身の作った楽曲が他の曲のフレーズをいかに利用したのかを語るインタビューを多く見かけます。ただ、実際に聴き比べてみると、いかに影響を昇華させているのかも分かります。(もっとも、絵画なら、他の人の影響なく作ることが可能なのかもしれませんし、音楽でも、全く不可能というわけでもないでしょうけど。)
いずれにせよ、個人的に問題だと感じるのは、盗作やパクリを非難することよりも、自身の受けた影響を正直に語らないミュージシャンやアーティストの姿勢の方です。
明らかに、他のミュージシャンのアイディアを利用しているのにそれには触れない、他の人に色々と教わっているにも関わらず独学だと言い張るその姿勢には、本当にうんざりさせられます。
また、自分の好きなミュージシャンを褒めてばかりで、そのミュージシャンが影響を受けた人達に、目を向けようともしない。その姿勢にも、うんざりです。
何かを作ることを、神の言葉のごとく語るのでなく、もう少し素直に語ってもいいんじゃないのかな、そう思います。
2023年5月1日 共感できること
昔から、人から強制されることと人と同じことをやることが大嫌いな私にとって、Deep Purpleのライヴに参加することは、本当に心地よいことなのでした。
昔、GLAYのライヴの様子をテレビで放映しているのを見て、気持ち悪く感じたものです。それは、見事なまでに、観客が曲に合わせて同じ動きをしていたからです。
子供の頃から、みんなと同じ動きをすることに、気持ち悪さを感じていました。ラジオ体操、高校入学時に体験した、整列等の練習。授業開始時の挨拶。そして、所謂不良と言われた人たちの、服装と態度。
不思議なもので、前者にあげたものは、どちらかと言えば強制されたものです。そして、後者の不良は、自らの意思で行なっていると思われるものです。
でも、そのどちらにも共通しているのは、集団で同じ動きをするということです。
特に、不良と言われる人たちは、世間からは違うことをしていると思われていますが、不良は不良で、一つのカテゴリーに過ぎないように思われて、個人的には、全く共感できませんでした。
子供から大人になり、GLAYのライヴの様子を見ていて、人間というものは、強制されているか自主的にやっているかの違いはあるにせよ、みんな揃って同じことをする事が好きな生き物なんだなと感じたものです。
2023年4月1日 3月19日 UNLEASHED IN JAPAN Deep Purple 福岡サンパレス
3月19日、イギリスのハード・ロック・バンド、Deep Purpleのライヴに行きました。かつてのような演奏は期待できないにせよ、各メンバーの演奏や新加入のギタリスト、サイモン・マクブライドの演奏により、大いにライヴを楽しめました。以下、音楽とは関係のない個人的な記録です。
大分から福岡へは、ソニックで2時間ほどです。福岡に着いてホテルに荷物を預けて、会場へ。会場に着くと、すぐにグッズを購入しました。
開場時間まで時間があったので、しばらく、福岡サンパレス周辺を散策しました。福岡サンパレスは、海に面しているので、一人で散策するのも楽しいものです。
開場時間16時にはサンパレスに戻り、入場、ライブは17時スタートです。
今回の座席は、ステージに向かって右側、割合と前の方の座席でした。
会場では、「イアン・ギランは声が出るのか」と皮肉っぽく言う声も聞かれましたが、いよいよ、ライブがスタートです。
1曲目は、「Highway Star」です。
新メンバーのサイモン・マクブライドは、オリジナル・ギタリストのリッチー・ブラックモアとも後任のギタリストのスティーヴ・モーズとも違い、Deep Purpleの楽曲に、新しい命を吹き込んでいるようでした。
また、キーボーディストのドン・エイリーとの掛け合いも印象的でした。
ギターの音も大きく、演奏こそがDeep Purpleの要だと感じられました。
そして、演奏ばかりでなく、観客の自由な反応も、大いにライヴを楽しめた要因でもありました。
手拍子をする人もいれば、曲に合わせて踊る?人もいたりと、その動きは様々です。皆がDeep Purpleの音楽を楽しむという共通点はあるにせよ、その楽しみ方は、それぞれ自由なのです。
これこそ、本来ある音楽の楽しみ方だと思うのですが、どうなのでしょうか?
ちなみに、2018年の来日公演も見ていますが、その時には、GLAYのライヴのように、曲に合わせて手を動かしている女性グループがいましたが、それも、そのグループのみで、それはそれで微笑ましく思えたものです。
楽曲に関しては、リッチー脱退以降の曲は3曲、なかなかバランスの取れた選曲だと思いました。個人的には、「Pictures Of Home」、「Anya」が聴けたのが嬉しかったです。
最後の「Black Night」では、サイモンと観客の掛け合いがあり、ライブは終了しました。
約1時間40分ほどのライブでした。ライブ参加前にはこれが最後かもと言う思いもありましたが、ライブが終わってみると、次回を楽しみに待つ自分がいました。さて、どうなのでしょうか。

セットリスト
1.Highway Star
2.Pictures Of Home
3.No Need To Shout
4.Nothing At All
5.Uncommon Man
6.Lazy
7.When A Blind Man Cries
8.Anya
9.Perfect Strangers
10.Space Truckin'
11.Smoke On The Water
アンコール
1.Hush
2.Black Night
2023年3月1日 電子書籍
以前、漫画の電子書籍の解像度の低さについて書いたことがあります。
音楽については、いまだに圧縮データが主流とはいえ、その圧縮率は低くなり、さらにはハイレゾなどが登場しています。
早い話、時代が進むとともに、音が良くなり、ついにはCDをも超えてしまったのです。
でも、音に関しては、圧縮データとハイレゾを聴き分けられる人がどれほどいるのかは疑問ではあるのですが、それでも、それは正しい変化だと感じています。
それに比べ、電子書籍の方は、上述したように、いまだに低い解像度のままなのです。
パソコンも、電子書籍を見る端末(Kindleなど)も、紙に印刷したのと同等の解像度を持っているにも関わらず、肝心の書籍データの解像度が低すぎるように感じます。
個人的には、音のデータに比べ、画像データは優劣がわかりやすく感じられ、それにもかかわらず、現在の様な低い解像度で、明らかに汚い画像が用いられています。
これは、音楽業界の音に対するこだわり、音楽愛好家のこだわりと比べ、漫画業界のこだわりの低さゆえ・・・とは思えませんが、どうなのでしょうか。
最近、昔所有していて、現在手元にない漫画を、電子書籍で購入しています。
それで気になるのは、やはり、画像の汚さです。
やっぱり、処分しない方が良かったのかなと思わせるくらいです。
それはともかく、電子書籍化された漫画には、諸事情で、以前とは表現が異なる部分(差別的な表現がより柔らかい表現に変わっている)があり、その点は、今の時代の方が昔に比べ良い方向へと向かっているのだと感じさせられます。
2023年2月1日 フィルム・カメラ
最近、フィルム・カメラを引っ張り出して、撮影をしたいなと思い立ちました。
そこで、早速、カメラ屋に行ってフィルムを買おうとしたところ、フィルム一本二千円以上の値札がついていました。
これ、10本分の値段???
そう思い、何度も値札を見返しましたが、当然のことながら、値札が変わるわけではなく、その日は、購入を諦めて帰りました。
さて、フィルム・カメラを使用する理由として、「荒れた描写」だったり「仕上がりが想像できない」だったりをあげる人がいるようです。
ただ、フィルムの歴史を考えると、デジカメが誕生した時には、フィルムは十分枯れた技術であり、一般に言われるフィルムのイメージと現実とは大きなズレがあるようです。
少なくとも、デジカメ登場当時、描写に関しては、デジカメより捉える光の範囲、階調等は、フィルムの方が優れていたのです。
また、プロのカメラマンに言わせると、撮影した段階で、仕上がりは分かっているのであり、仕上がりが想像できないということはないそうです。ましてや、偶然、いい画像に仕上がってラッキーなどということもないそうです。
いずれにせよ、過去を現在より劣ったものとして見返すのは如何なものかと感じたりします。
新しい技術が登場し、それが優れたものであることは当然だとしても、フィルムやレコードなどの昔の技術には、長年の蓄積があるということ、それぞれの良さがあるということも忘れてはならないと感じます。
2023年1月1日 謹賀新年
いつもの様に、紅白を見ながらこの文章を書いています。といつもは書いていましたが、ボーッとしていて、いつの間にか紅白は終わっていました。と言うことで、ゆく年くる年を見ながらこの文章を書いています。静かに流れるナレーションには、景気の後退、脅かされる平和についてのコメントがあり、昨年は、大変な一年だったなと感じます。
---1月3日に追記---紅白に関しては、始まるまでは、「なぜ、この人が出るのか」などなど批判的な声もあったようですが、放映後には、それが賞賛の声に変わっていました。視聴率はともかく、今回はまとまりがありつつ、変化も感じさせる内容だったと思います。---追記終了---
さて、私には、現在、二つのテーマがあります。その一つは、昭和への回帰です。それは、私の趣味趣向の全てが、昭和に形作られたからです。極論すれば、私にとって、平成以降の時代は、必要がないのです。
昭和への回帰と言っても、昭和がいい時代だったとは思いません。まだ戦争を引きずっていた昭和50年代、エレキ・ギターが不良の象徴と思う大人世代(戦争体験者達)と、エレキ・ギターがごく普通に存在するものと思う子供世代(戦争未経験な日本の若者達)の間には、明らかに意識の断絶がありました。
また、差別だって、パワハラだって、セクハラだって、それらが当たり前だったのが昭和という時代です。
平成生まれの人が、「昭和の方が自由だった」と言っているのを聞いて、自分の知らない時代というものは、自由なものに感じられるのだなと思いました。恐らくそれは、今の時代にないものを過去に投影しているだけなのでしょう。
それはともかく、決して良い時代だったとは言えないにせよ、その時代に私という個性が作られたのは間違いなく、戻りたいとは思わないまでも、もう一度、その時代を振り返りつつ、自分がやるべきことを考えていきたいと思っています。
二つ目のテーマは、これからの社会についてです。
あるドラマで、中学生達が「2020年に戻りたい」と語るシーンがありました。コロナによる影響を正面から描いたそのドラマでの中学生達の思いは、多くの若者達や、そして、大人達にも共通しているものだと思います。多くの人にとって、もし、戻れる時があるとすれば、憧れとしての遠い過去ではなく、よりリアルなものとしての2020年頃なのだと思います。
でも、現実には、それはありえません。私個人としては、むしろ、コロナによって変わってしまったこの社会がどのようになるのかを見つめ続けていきたいと思います。