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山香(やまが)を歩いて ・ ・ ・

 山香(やまが)町、安心院(あじむ)町を歩いてみると、板碑(いたび)やストーンサークルなど多くの石造物を見かける。この一帯は、豊前と豊後の国境になるが、宇佐神宮を含め、古代史にまつわる多くの謎が隠されているようで、古代史のロマンを広げてくれる。
 また、山香町は古くから金山採掘が盛んな場所で(現在は採算がとれず、閉山になっている)、採掘坑(水平坑、斜坑、立坑)跡が100ケ所以上あり、金山の歴史を抜きにしては語れない。ゴールドラッシュに沸いた『馬上(ばじょう)金山』は、県内の鯛生(たいお)金山(中津江村)と並んで国内有数の産出額を誇っていた。
 昔から、鉱山の近くには、良い温泉が出ると言われるが、馬上金山に近い山香温泉「風の郷(さと)」は、まさにその条件を備えた天然温泉施設といえよう。入浴の後は、山香牛のステーキと地ビール(黒ビール)がお勧めである。

(2011年11月27日作成)


石風呂(いしぶろ)
杵築市山香町大字山浦字長田

泉福寺(せんぷくじ)跡には、石を組み合わせて造った「石風呂」がある。上下二階式の構造で、下から火を焚き、上部の床に薬草を敷きつめ、熱くなると水をかけて、中に入り身体を温めて治療をしていたという。現代の岩盤浴と蒸し風呂を合わせたようなものだろう。
(2011年8月撮影)


国東塔(くにさきとう)
杵築市山香町大字山浦字長田

泉福寺跡には、めずらしい国東塔がある。基礎が四重(普通は三重)で、反花(そりばな)まで一石で造られ、格狭間(こうはざま)が無いというものである。国東半島に多く見られる国東塔は、基礎の上に反花と蓮座が設けられ、相輪(そうりん)の宝珠が火焔(かえん)付きになっているのが特徴である。
(2011年8月撮影)


本篠(もとしの)板碑
杵築市山香町大字山浦字本篠

板碑(いたび)は、鎌倉〜室町時代前期にかけて、多く造られている。死者の追善(ついぜん)、生前の逆修(ぎゃくしゅ)供養のために建立されたという。本篠の板碑は高さ262cm、上部の幅61cm、下部の幅77cmある。彫られた年号から建武元(1334)年に建てられたものと思われる。
(2011年8月撮影)


馬上(ばじょう)金山跡
杵築市山香町大字下

山香町に金山があったことを知る人は少ない。金山の歴史は古く、戦国時代から採掘されていたと言われる。明治〜大正時代にかけ、本格的な開発が進み、日本一の産出額を記録するほどになる。現在では、ゴールドラッシュで賑わった当時の面影はなく、かろうじて、金山橋や馬上金山神社などの地名が残っているのみである。
(2011年11月撮影)


山香温泉「風の郷」
杵築市山香町大字倉成

山香温泉「風の郷(さと)」は、宿泊も出来る温泉施設である。風呂は明るく開放感にあふれ、露天風呂も広い。露天風呂には、源泉掛け流しの「桶風呂」があるので、是非、体験してもらいたい。入浴後、体が溶けたようにだるくなるが、ぐっすり寝た翌朝には、心身ともすっきりする。
(2011年9月撮影)


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