2019年7月17日、ラグビー日本代表は宮崎市での強化合宿を終えた後、大御神社(宮崎県日向市伊勢ヶ浜)を訪れ、日本最大級の「さざれ石」を見学した。 国歌「君が代」で歌われている「さざれ石の巌となりて〜♪」にでてくる「さざれ石」は、小石が長い年月をかけ、粘土や砂などと混じって、大きな岩(巌)となったものである。 主将のリーチ・マイケルは、個々の選手が一つにまとまり、ワンチームになることでチームが強くなると信じていた。そして、ワンチームになることを「さざれ石」の巌に例えて「君が代」の意味を深く知って欲しかったと述べている。 宮司から「さざれ石」の説明を受けた選手は、全員で「君が代」を斉唱した。ワールドカップで巌(ワンチーム)となった日本代表が大躍進を遂げた裏には、このような精神的な連帯と大御神社の御利益(ごりやく)があったに違いない。
本殿は古い神社建築様式とされる「神明(しんめい)造り」の社殿となっている。御祭神(ごさいじん)は天照皇大御神 (あまてらすおおみかみ)で、「日向のお伊勢さま」と呼ばれている。
大御神社から歩いて「鵜戸(うど)神社」に向かうと、途中の岸壁から下を見ると亀の形をした岩を見ることが出来る。亀は古来より長寿を象徴とし、めでたいとされている。