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大野川合戦まつり

 平成25年11月9日(土)、ホームページの取材をかねて、大南大橋下の河川敷(大分市中戸次)で開催された『第9回大野川合戦まつり』を見学してきた。このまつりは、大南地区(戸次、判田、竹中、吉野)の住民らでつくる実行委員会が、今から420年前に、大友、四国連合軍と島津軍が戦った「戸次川の合戦」にちなみ、戦没者の慰霊と地域活性化を目的として開催している。
 会場には、地元の特産品や地域の味を楽しんでもらうための「大南市場」が開かれ、多くの人でにぎわっていた。河川敷に設けられた舞台では「合戦ヨサコイ」や「吉野臥龍梅太鼓」などが披露された。
 夜になると、合戦さながらの騎馬隊の早駆け、火矢弓隊や鉄砲隊の演武などの「合戦絵巻」が繰り広げられた。暗闇の中で音響と照明を使った演出は、戦国時代にタイムスリップしたような幻想的な空間と時間を与えてくれた。最後は、盛大な打ち上げ花火でフィナーレとなる。

(2013年11月24日作成)


大南(だいなん)市場
大分市大字中戸次中津留

会場には、地元自治会による特産品の販売や模擬店が立ち並ぶ「大南市場」が開かれていた。鎧を身に付けた武者姿の若者や多くの見物客で、にぎわいを見せていた。本場で食べる「戸次のだんご汁」と「吉野の鶏めし」は、美味しかった。

(2013年11月撮影)


合戦ヨサコイ
大分市大字中戸次中津留

各団体のそれぞれ独自の振り付けで踊るヨサコイが披露された。四国の高知で始まった「よさこい踊り」は、自由な踊りと曲にアレンジされた「よさこい」として、全国各地に広まっている。今年は、福岡からの参加があったが、高知と鹿児島からの参加が実現すれば、まさに「戸次川の合戦ヨサコイ」となろう。
(2013年11月撮影)


臥龍梅(がりゅうばい)太鼓
大分市大字中戸次中津留

地元の吉野地区で活動する「吉野臥龍梅太鼓」が披露された。「臥龍梅」とは、吉野梅園として有名な梅ノ木天満社(大分市杉原)の梅ノ木が、龍の這う姿に似ていることに由来する。太鼓の音は、大野川の夜空に龍のように力強く鳴り響いた。

(2013年11月撮影)


いざ、出陣!!
大分市大字中戸次中津留

「いざ、出陣!!」
舞台壇上で、大友義統に扮する釘宮磐氏(大分市長)が、太刀を振り上げて号令を発した。これで、『合戦絵巻』がスタートする。長宗我部氏の居城があった岡豊(おこう)城の跡地にある高知県立歴史民俗史料館の館長と十河在保の末裔が援軍として四国から駆けつけた。

(2013年11月撮影)


火矢弓隊
大分市大字中戸次中津留

地元、大分南高校の弓道部で編成された弓隊の実演が行われた。矢の先に火を付けた火矢は、暗闇の中を火の玉のように飛んで、天に放物線を描いた。火矢による戦いは、韓国の時代劇ドラマで、よく見かけるシーンのひとつだ。

(2013年11月撮影)


大友宗麟鉄砲隊の演武
大分市大字中戸次中津留

豊後火縄銃保存会として活躍中の「大友宗麟鉄砲隊」による火縄銃の実演が行われた。火縄銃の轟が晩秋の戸次川に鳴り響き、周囲は煙と火薬の臭いに包まれた。見どころは、保存会によって再現された「国崩し」の実演である。この大砲は、宗麟が臼杵城から島津軍に発砲したことで知られる。

(2013年11月撮影)


騎馬隊の早駆け
大分市大字中戸次中津留

舞台の前では、騎馬隊の早駆けが行われた。猛スピードで走る騎馬隊を写真に収めるのには、苦労させられた。手綱(たづな)を離して、刀を振り回して駆け抜ける武者がいたが、かなり訓練を積んだ人であろう。近くで見る騎馬隊の疾走は、風を切る音と地響きで、迫力満点だった。

(2013年11月撮影)


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