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コラム |
気がついたときに、思うことを記していきます。
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2022/12/20
敵地攻撃能力追加とか原発延命・増設とか・・・
生きている間に国民の一人として意思表明はしておきたい。
国として1000兆円超えの借金を抱えていてさらに将来の人たちに借金を課して、少子化、子育て、老齢化、経済など将来に対する喫緊の課題に費やさねばならないお金を、軍備や原発に・・・
ホントにアホなんですか、この国の政治家は、そしてそれを選出している国民は。
喉もと過ぎればなんとやらで、何の学習もせずにずっと愚かを続けるのですか、この国は。
第二次世界大戦で国民総出で大過を為し、結果、史上唯一原子爆弾を落とされた国となり、さらには福島原発で世界最大規模の原発事故をも経験したのに・・・
だから新しい憲法に具体的な処方創造の前に絶対条件として、「国際紛争の解決手段としての武力を放棄」と記したのであり、要は武力なしに戦争を避ける手段を考えなければならないと記したのであり、武力以外の方法、例えば経済の結びつきや国際援助含めた外交の充実などの手段を全力で考え創りましょう、ということであり、そのすごく重い前提を軽んじ、安易に周辺諸国の今の情勢から軍備増強やむなし、などというのは笑止千万、全く学習しないアホだ。
原発もそう、電力8割を原発に依存する地盤の安定したフランスなどに比して、こんな地震大国では事故の確率性から原発は分が悪すぎる、さらには緊迫を増す西周辺諸国からは事あらば格好のミサイル標的ともなり得る。そもそも廃棄物の処理からしてシステムは成り立っていない、だから原発推進の旗を振った小泉前首相は騙されていたと一転して原発反対の先方となった。君子、豹変す。
国はなぜ豹変出来ない? エネルギー資源が乏しい技術立国なのだから再生可能エネルギーの開発と展開を全力で進めるのが筋だろうに、卑小な既得権益のしがらみからか、そうなっていない。
そんな棘だらけの脆弱なる今のこの国の世相、前回書いたバイク事故で一ヶ月半弾けなかったピアノ、久しぶりに弾くと、若い頃に弾いていて今は軽い楽曲と軽視してほとんど弾いていなかった曲たちがなぜか、細密に微細なる音の連なりの大きな音楽として、心の中で大きくキラめきました。
そんな楽曲たちの一片。
珍しいしっとり演奏のカティアさん、アンコールでのリスト愛の夢。クラシック・スタンダード。
この映像のドラマー、好き ! 夜は千の目を持つ、という意味深なジャズ・スタンダード。
緊迫を増すウクライナ、ロシア、中国や北朝鮮などの戦闘的な国際情勢、人起因とされる疫病や気象異常の多発も含め、ぐじゃぐじゃな今の政治や社会、でも一方でこのような素晴らしい市井は存在しており、あまり難しく考えても余計に難しく苦しくなるだけ、もっと自身含め、この音楽たちのようにみんな力を抜いて思考した方がいいんじゃないか、とも思う。
今日、久しぶりに来店された先々月にお母さまを亡くされたスキー仲間のお客さん、そのカウンター会話の中、生まれた瞬間に死ぬことが決定されるその命、その間をいかに生きるか、それが長い短いに関わりなく生の醍醐味、と思った。
そんな当たり前のこと、でもその当たり前のことが、死を間近として生きている今は臨場感あるリアルとなった。
2022/12/12
ドカ復活 !
今日、快晴の中、約一ヶ月半ぶりに走行。
5日前に左小指のギブスが取れピアノはその日から復活、バイクは今日定休日に !
以前この欄で触れたが、10月24日、フルバンクで砂に乗り転倒、コチラ側から向こうへ滑走し、バイクは腹見せ状態に…
… 転倒当初はバイクも重症、左小指も骨が見えていたためピアノももうダメかと思ったが、フルバンク状態での転倒だったため重力による衝撃が少なく滑走しただけの形となり、バイクも身体も実は軽傷で済んだのだと後で分かった。これまた不幸中の幸い、感謝。
革パンやプロテクター付き手袋などの転倒軽減グッズも自らを犠牲にしてそのお役目を果たしてくれていた… それらがなかったら膝や拳の関節が擦り切れ大きく損傷していただろう。
そんな安堵の中、お店に新たな本棚を作り、
色褪せていたライヴ実績のミニチラシも全て更新した。(上半分更新済、下半分は更新前)
約十年間に60回もの催し、我ながらよくやったものだと、改めてそれぞれの催しを懐かしむ。
左小指第一関節の伸び側の腱は擦り切れて無くなった。ドカはカウルの一部が擦り切れた。
でも小指は縮み側の腱は健在なのでピアノに甚大な支障はなく、ドカのカウルも補修してみた。
どんなに衰退しても退化しても、そこから少しでも上を向くことが出来ると、生命は喜ぶ。
この転倒のお陰で、「日々、これを更新し、それを死まで続けるということが生きるということ」 と納得し、余命の使い方への迷いも消えた。日々を少しだけでも上向きに更新していけばよい。
そしてそれを見てくれている人(?) もいる …
そして、今のところ癌の動きはないが再活動した時の処置も決めた。
新開発中の癌療法の治験にこの体を使ってもらうということ。長年見ているNHK Eテレの「サイエンス・ゼロ」という先端科学紹介番組で最近、もう治験段階まで来ている日本で開発中の先端癌治療のことを二件ほどやっていて、その手に気付いたもの。癌患者にしか出来ない行為だ。
この一年強を普段とほぼ変わらない生活で送らせてもらった私の使った新薬も、多く治験者がいたから成り立ったもの、その返礼として、さらに将来の患者のために今度は自分がその治験者になる、ただ死んでお陀仏さまとなるより有効だろう。
その旨、医師にも伝え了解頂いた。ただ治験はその条件に合った患者だけしか受けられないのでうまく合致するものがあるかどうか、今後いろいろ調べてみるとのこと、さてどうなるか、、、
前回に引き続き、これも楽しみ !
2022/11/21
秋たけなわ !
今年の秋は遅い、暖かい、冬支度には助かる。
先週は薪ストーヴの煙突掃除をやっと行った。
ちょっと面倒な位置にある二ヵ所の煙突、今年は何とか私が作業出来たが来年以降はどうなるか分からないので、福岡に戻ってきた甥っ子含めて後をお任せできそうな人たち集め、実地研修を兼ね…
コロナでずっと中止だったここ竹田市のメインイベント、「竹楽」も三年ぶりに開催、
ココちゃんも竹楽デビュー ♪
「竹楽」最終日の昨日日曜に薪ストーヴ初運転、そんな中、コロナで疎遠となっていた懇意の地元のお客さんからお見舞いだと私の大好きなマーラー第九のCD、熊本からは久しぶりに帰り道、豊後水道で釣り上げ血抜きした大好きなカワハギを、そして保護ネコに関わる別府のお客さんからは、何故か癌になって大好きになったスィーツを ・・・?
お店沿道も徐々に色鮮やかに・・・
そしてココは・・・
変わらず優美でかわいく・・・窓際の暖かな日差しの中にお過ごし。
はっは (^^♪
そんな中、今週末に親しいこの地の友人でありお客さんでもある一人が遠く北海道の奥地、滝上町というところへ移住する。調べると彼とはこの地で十年もの付き合いだった(⇒田舎の餅つき)。
彼は元々北海道の函館出身なのだが私と同じく山やバイクを愛するノマド(遊牧民)的な感じで、いろんな地に住んで十年程前ここ竹田へ辿り着き、介護施設などの料理長をやっていた。2021年アカデミー賞作品
「ノマドランド」は彼のお気に入り。
私と同い年で山やバイクを長年やり食にも目がない、そしてここ九州で北海道のローカルな話題が楽しめるという、全く稀有な存在、私も学生時代は憧れて北海道で過ごしたので。
彼が行く滝上町とは、そんな私でも知らなかった北海道のレア・スポット、極寒期には零下30℃にもなるという、でも芝桜や渓流釣りなどの観光地でホテルもあり、今回彼はバイク仲間の町議さんの招致でそのホテルの厨房に入る。さてさてどうなるか、、、
何やらこれから始まるドラマのようで、お楽しみ !
2022/11/04
何年ぶりだろう、馴染み深い親しき4女が揃った、
娘の高校器楽部の仲間たち、、、
内二人はコロナで東京から久しぶりの帰還、二人とも全然変わらぬ可愛らしい美しさ ^ ^
加えて北アルプスから無事帰還の山ガールとウチの娘、おっ、もうひと娘いた、ココちゃん ♥
優美。
Photo by Hiroki
お店を終えて今、当店階下で、コロナで一年延期され明日開催の仲間、私もお気に入りの、娘の仲間の中で唯一まともなお嬢さん(笑)、の結婚式、その演奏会の準備、花飾りの楽譜台作りを皆でしている。
・・・こんな娘たちの集まりにまた出会えるとは、私の嫌っていた医療による延命もあながち悪くないものです。
何事も、最初から理論なり理屈があった訳はない。最初は感性と本能から始まったと考えるべきだろう。
そこで新たに得たものを他の仲間に伝えるために理性が芽生え、それを補強するための自我が作られ、絵や文字となり、理論や理屈が形成され、それを以てホモサピエンスと呼ばれるものになったか。
先週二十数年ぶりに、人里離れた山中にバイクでフルバンク中に不意の砂に乗り転倒、左小指損傷、、、でもまたまた不幸中の幸いが重なりいろんな人たちのお陰で生還出来たもののバイクとピアノはここで終わりかと諦観の中、改めて今日の娘たちを見ていて、様々なことを経て今ある人類史、それを俯瞰できたような気がした。
2022/10/18
最近、「体調どうなの?」と聞かれることが多いような気がする。
久しぶりに会った方からも 「あら、元気そうで良かった…」
… 本当にありがたいことです。
ということでまずは自身の病状について。
ボチボチ、と答えてることが多い。
これまでの数ヶ月、いろんな後遺症起因のドタバタ入院が続いていて、体に無理すると良くないという、ステージ4の癌患者では当たり前のことにやっと気付かされたというかなんというか、ちょっとバカっぽい。
ちょっと体を頑張るとその場では何とかなるがその疲労が何日も残る、疲労が残った中で頑張ると輪を掛けてさらに体調は悪くなる、、、というここ数ヶ月間での教訓は得ながら、今、溜まってしまった冬支度の薪ストーヴ関係や草木の処理を、体に無理を掛けないよう配慮しながら店の合間にやっている。
今一番辛いのは今では常時となった、疲れと共に増す頭の締め付け感、そしてそれに比例して聞こえ辛くなる難聴、以前からあった症状だが最近酷くなった。この地に来ての要だったと思われるお客さんたちとの会話も聞こえ辛くなりだんだん面倒になり、ひとりピアノとバイクとココ(愛猫)と雑草と虫と山と雲と星空の中に引き籠りがち…(笑)
実は今年の5月半ば以降、新薬による癌の治療は中断している。
6月に発症した新薬の副作用による皮膚炎がかなりの重度で、その後遺症の発熱などへの対処で今日まで来ており、今は4週間に一度の検診で癌の動きをチェックしながら経過観察の身。
この新薬は最初に何回か投与すれば後は体が覚えていて、その後は投薬なくとも効果が持続するとは投薬初期に多少知っていたもの、今回担当医師からも特に副作用が強く出る患者はその後の投与なく1年から2年の抗癌効果が多数認められていると知らされ、私自身も今のところ進行はない。
一方、この新薬に限らず一度重度の副作用をもたらした薬は一般に再投薬はしない医師のガイドラインがあり、もともと生の尊厳を軽視した延命だけの辛い従来の抗癌剤は私には無用のため、現状の経過観察で体内の癌が再び活動を開始すれば私はそのままお陀仏さまになるつもり (笑)。
*先週の飯田高原
… との中、病気や老齢で退化の一途と一般に思われている体の能力、それが回復出来ると生は嬉し。病気や薬やその副作用による後遺症、それらの程度を測るバロメータとして全身運動のピアノとバイクは有能。
一年前の入院初期に投薬副作用による膝下足の激痛から神経の痛みを減ずる薬を処方してもらっていたのだが、歩く中でのちょっとしたふらつきや、バイクやピアノをやるこの1年の中でずっとあった違和感、これが「反射神経の鈍さ」にあると思ったのが数か月前、その要因としてこの薬の可能性に思い当たり、最終的に徐々に減量しながら止めてみた。
効果はてき面、バイクでの特に低速時でのバランス感覚は微細になり、ピアノの指の動きは自由に素早くなり、歩く時のいつもならあるふら付きも消え、快調。薬を止めたことで足指のシビレは強くなったが元々9割方回復していた手指のシビレは変化なく良好、その旨医師に話し了解された。
この病気を発症してからいつも気付かされる人体の仕組みの巧妙さや精緻さ、今回は人体中にある各種センサーからの情報伝達とそれを受けた脳の各所への指令伝達の速さ、普段気付かないがそれが緩慢では対処が遅れ人体全ての働きが大きく損なわれるのだ。政治や行政含めた人組織も同じだろう。
そして、どんなに衰退しても退化しても、そこから少しでも上を向くことが出来ると、生命は喜ぶ。
2022/09/29
「他県の方やお見逃しの方も、放送終了後に下記でネット配信されるそうです、よろしかったら ♪」
と前回書いたのだが放映を終え改めて配信サイトを見ると、当店記事は数ヶ月先の配信と知り…
追伸 !
ココがすごく気合入ってきれいに映ってた !
なんとよく見るとバックには愛機ドカもうっすらと…
寝そべっているネコを同視線で撮ろうとするとカメラは地べたに這いつく、そこに偶然ドカが映ったと最初思ったが今日先ほど思い出した、このTVカメラマンは昔同じ局の別番組撮影にも来られたドカ乗り、しかも当時は私と同じエンジンを積むドカを通勤の足に使っていたカメラマンで、そのことが今回取材当日互いに分かりくだけた感じになっていた。
このココのショットはお店の番組の取材を終えてスタッフが駐車場に向かう途中で撮られたもの、メインを終えて気軽になったカメラマンの先にココが地べたに寝そべっており、ネコ目線を狙った先にドカがあり、それを遊び心で入れてくれたような気がして、しかもこの番外のココのショットが今回番組のトリにもなっていたことがうれしく楽しく、この追伸を書いた、
2代目のドカ/ハイパーモタードのカメラマンさん、ありがとう !♪
2022/09/22
「これまで経験したことのない台風 !」14号は勢力を減じた訳でもなくコースをずれた訳でもなく、まともに九州やこの地を直撃したのだが(鹿児島湾先端まで910hPa、鹿児島市上陸時点でも935hPa)、皆の日頃の行いが良かったせいか(政治屋除く)
予想された命に関わる甚大な被害は最小限に収まり、不思議なのだが良かった。 (当店も小枝や落ち葉の多量な残骸のほか異常なし)
ただ、最強最悪の台風でこれなら、自ら含め、今後の各自の防災意識の薄れに危惧を感じはする。
ところで前回ちょっと触れたTV放送、OBS(大分放送)の夕刻メインのイブニングニュース、その最後の視聴率最多の5分間に設定され10年以上の歴史を持つ「オオイタ・コレクション」、そこに今回当店もコレクションされます。ココも出るかな、楽しみ
?
◆ 放映 9月26日(月) 18:55~18:59
他県の方やお見逃しの方も、放送終了後に下記でネット配信されるそうです、よろしかったら ♪
⇒「おおいた県おおいた ! ちゃんねる」
2022/09/09
いよいよお店は丸16年間を終え、17年目になった。脱サラ新規で驚異的なこと。
儀礼ではなくお客さまたちのおかげ。数知れぬ彼ら彼女ら以外にこの小さな店を16年間も存続させる力はないだろう、みんな親しき友人。
40後半で企業サラリーマンを辞めいつまでやるとは考えなかったが、定年・解雇などの他者・組織都合で仕事を終えるのは気に食わなく、死ぬまで夫婦の自己都合でやれる仕事かとは思っていた。
16年間の中でずっと気に掛けていたいくつかの課題、この一年でいくつかが解決した。
近いところは先月、恐らく30年近くずっと心臓のごとく働いていた深井戸ポンプがお役目を終えた。
この地は昔から水道は無く各戸地下80~100mの深井戸から地下水をくみ上げていた。しかし近くに道の駅「すごう」が出来たこともあり当店すぐ近くには市水道が来ていた。ここへ来た当初よりいつ死んでもおかしくないと思われていた深井戸ポンプ、いろいろ工事や費用トラブルなどがありなかなか市水道に切替え出来なかったが、それが近くの施設や店舗とも親しい親身な水道業者さんによりやっと実現したもの。もう水にびくつくこともない。
昨年末には長年お店エントランスでじわじわと進行していた木材腐食、なんと、私の大学時代一の悪友(?)、カナダ仕込みのログハウス職人の力により修復、その後の後腐れもなきようにいろいろと配慮してくれた。
数年前にFBがらみで共通の友人から今彼が当店と祖母山を挟んで反対側の近くの宮崎県に住んでいると知らされ、北海道やカナダから比べればすぐ近く、すぐに彼が奥さんと一緒に当店に来てくれた。大学生活を終え音信不通で考えたら数十年ぶりの出会い、でも互いに最初の一声が、「彼女、最初の奥さん?」「お前は?」
共に最初の奥さんだったし、恐らくもう我らに貰い手はいないので最初で最後の奥さんとなるであろう。
仙人のような出で立ちで子供たちや奥さんの実家新潟からの両親も宮崎に集い本人夫婦は山間に暮らすという、相変わらず学生来のいい加減なヤツだは変わらず、でもそのいい加減さのスケールが増していた。
まぁ、勝手に脱サラ喫茶店の私に「いい加減なヤツ」とは彼も傍ら痛しだろうが、笑
彼は当地長湯でも一大巨大ログハウスを完成させている。スゴ。
でもその施工依頼主が、私が以前勤めていた会社の関連会社の親族だったとは、久しぶりに人の縁の不思議に驚いた。
そしてほぼ一年前、これまた長年課題の古きお店エアコン、二台あり業務用で20年超えの老兵もの、かなりの末期症状を呈しているが通常交換計60~70万の大物、この対策を親しい家電プロのお客さんといろいろ考え、三相200Vの業務用電源を単層200Vの一般家庭用に変更し汎用の一般家庭用コロナウイルスやカビ菌清浄機能付きエアコンに変える、その機種は市のコロナ支援の対象となるので当店は僅かな手出しで最新清浄機能付きに交換が可能、全ての工事を請け負ってくれた親しいお客さんに、ありがとう
!!!
元々エアコンは真夏の冷房以外にはほとんど使わないので一般家庭用で十分、なのに業務用電源のバカ高い基本料金だけ毎月取られていたので一石二鳥のおまけ付き。
ということでこの一年、何も治療しなければあと半年から一年と家内が医師から告げられていた私の生命、今好奇心から身にしている新薬医療の賜物なのだが、これがなかなか有効というか、もったいないほど密度の濃い余命を得ていると感じます。
先月盆過ぎには単独バイクツーリング途中に熱中症起因と思われる前回のホルモンバランス異常で大分県南部海沿いの深江で発熱意識不明と徘徊、その後佐伯警察署、佐伯中央病院、メインホスピタルの大分赤十字へと県内搬送され、また一週間ほど入院。でも、漁師町の深江や佐伯、その風土でしょう、置き去りにしたバイクや用品やスマホなど無くなったりいたずらされておかしくないものすべてがそのまま我が手に戻り、コロナ最盛のお盆の中受入れ先の病院探しや私の備品を預かってくれていた警察署の人や突然の臨機応変対応の家族や友人含め、多数の人さまの良心に触れ感謝と喜びを新た感じる一幕もありました。
死を身近にしてのこの一年は愛猫ココに出会え共に過ごし、全く新しい一年に感じ驚きと感謝。
最近のこと、寝ていると満たされた赤ちゃんのようであり、佇まい静かにじっと見据えていると真白き小さな神のようにも見える、、ココ。
昨日はお店のTV取材があった(OBS放映9月末)。取材を終えたスタッフに対し彼女は駐車場の中で、集うプロのカメラマンたちにモデルのように対していた。彼女は紛うことなき良き存在。
ということで、死を念頭に置いて一年経ち、少し緩みがちかと思う近頃ではあるが、やはり生はおもしろく、ちょっと失うにはもったいなく思う今日この頃です。
2022/08/11
前回の記述から一ヶ月経ったが変わらず元気、いろいろ気にしてくれている方々もいるのでもうちょっと更新頻度上げた方がいいよな…(笑)
実は前回二度のステロイド=ホルモンの入院治療の影響で今回ホルモンバランスを崩し、高熱と頭痛で十日間入院していた、が今はまた元に戻ったのでご安心を。
※病室より大分市内から実は遠方にはくじゅう山や阿蘇山まで見える。手前右側は高崎山・鶴見・由布岳。
病気になって珍しい来客が多くなった中、前回7月前半は若い男性陣だったが、今回7月後半は女性陣。
その中の一人は以前大阪で親しかった、ウチの愛犬はるの旦那さんとその二人の子の長男の飼い主。
その大阪にいるはるの旦那さんとそのご近所にいる子供三匹がすべて亡くなった後にウチのはるが死んだ時、「天国でまた家族みんなで会ってるのかな」と手紙をくれた・・・その時に気付いた、夫婦とその子たち全員が死ぬまでずっと身近に接している犬たちなんて聞いたことがない、みな子供は遠く離れた見知らぬ人へ貰われ犬兄弟も夫婦も会うことはない、"はる"の一家はなんと稀有な一家だったのだろうと。
そんなことをさらりと感じさせてくれる優しい女性。昨年一番大事な人を失った。
次は以前勤めていた会社の私同期の女性二名がなんとたまたま偶然に当店で、ともに神奈川から、私含め図らずも三名の同期会となった ! その中の一人は初めて私が配属された部署に庶務として配属された女性で、たまにFBで接していたが会うのはもう三十数年ぶり
! ・・・彼女も数年前、一番大事な人を突然失った。
もう一人の同期は家内とも親しい長年私どもがどこに居ても宿泊来訪者で来てくれる当家の親しき常連さん、でもコロナで実に3年ぶり !
みな久しぶりに嬉しく楽しい来客、さてお次は・・・
お題は変わって このコラム、「お店の情報だけではなく、個人的・社会的にも記しておきたい日記として、はたまた、社会生活で疲弊されている方々へ何がしかの足しになればという想い、昔の知人たちへの近況報告、会話が薄れてきた娘へのメッセージ、など、いろんなシチュエーションを取り混ぜて書いています」 と昔書いたことと今も変わりませんが、「誰かの何がしかの足しになれば…」という思いが今では一番でしょうか…
そのためにインデックスとして「主なジャンル別」というものも作りました。突然の訪問者も困らないように。「いいね」の数の多さなど関係なく、逆に誰かひとりにでも参考になればと。
私がそうであったように。たまたま見付けたサイトに大変助けられたとか。
今、自身の癌に関して生死の記述が敢えて多いのもそれで、私の感じる生死の楽観性(?)を、生死に苦しむ誰かが知って何がしかの助けになれば…
そしてそういうことと一緒に、当店カフェや愛猫ココのシュールな気楽さも感じていただけたら。
そろそろ繁忙のお盆週間、ココと一緒に頑張ります ^ ^
2022/07/12
前回報告の皮膚炎治療のために大量のステロイド( ≒ホルモン) を投薬されたためか、退院後体調がすこぶる良い、約一ヶ月ぶりにドカを堪能 ! オートポリスから松原湖方面へ、、、
久しぶりのドカ、やはり生命の躍動感ドバドバですねっ、このバイクは ! たっのしー !
癌発覚直前の昨年夏にヘルメットを、先々月にタンクバッグを新調していて、ともに長年愛用していたものが壊れてのこと、でもマットな赤のメットや、ちょっと写真で見づらいがタンクバッグには赤のストライプが入っていてニューフェイスもお気に入り、癌といえどもう少し使いたい。
… 実は昨年の4月にこのドカも余命宣告されていて、その時は今の自分の余命宣告(?) 以上にすごくショックを受けた。バイク常時噛合い式変速機のトップギヤ6速のベアリングが壊れ始めていて、エンジン寿命なので交換はほぼ無意味、あと数千キロの命だろう、との行き付けのショップ社長の見立て。
このショップの社長やメカ長の技術力は凄く、もう13年の付き合いになるがこれまでいつも助けられてきた。(大分はワサダタウンにある 「サンタバイク」 )
今回もエンジン乗せ替えなどいろいろ検討したが最終的に6速を使わない走行とすることで延命効果を期待した。もともとオーバードライブ設定のギヤに無理やり突っ込んでいたので6速を使わない走法の方が自然、燃費含めエンジンがすこぶる調子良くなった、笑。
昔この欄で、「ドカが先か私が先か…」と書いたことがあったが、今、全くその通りになった。
共に治療は困難でいかに楽しく長く延命するかという点に焦点を当てる状況で、これも愛機との楽しい稀有な縁か。
楽しい縁、、、天邪鬼な私は、子供の頃を除いて誕生日という世間一般のシキタリは馬鹿にしていたが、先日の自身の誕生日はさすがに意味が重く、楽しかった。
前回私には実は娘が三人いると書いたが、実は息子も三人いると気付いた。その私と同じドカに乗る長男が家族と共に東京からコロナ禍で二年ぶりに帰省して、娘の計らいでこちらに居るタコ焼き名人の三男と当家嫁娘合わせ竹田の街で誕生パーティ、最後は親しいママのお店でみな全開で楽しんだ
!
ちなみに三男三女にママ含め、みな楽器奏者である、そう、すべてミューズ、音楽の神による思し召しか。
※ 私の肩の手に注目。背後霊のように私の後ろに長男がい~る、怖 !
写真撮ってるのが (タコ焼き名人)三男で、、、
ちなみに次男は突然四子、もうすぐ五子の父となり大変、欠席、笑
… ここでも世間で嫌われる癌が楽しさを呼び込んだ。
そう、死というものは使い方によっては (?) 楽しめるものでもあるのです。
これまでも書いてきましたが、死というものは誰もが迎える必然のものであり、だから何も特別なものでなく、だから神妙に悲しく重く暗くというものでなく、日常的な生活と混ざりあって良いはず、
最初、私の病気のことはカウンターに座るような親しいお客さんだけに話していたのですが多くの人と接する接客の仕事ではだんだん分け隔てすることが無理だと分かってきて、従って逆にホームページも使ってオープンソースとしました。よく芸能人などが癌を発表するがその理由がよく分かりました。そしてそうするうちに私もお客さんも癌や死が日常的な会話の中に自然と溶け込んできた、、、
娘がぽそっと言っていたという、「ウチってお父さんが死ぬのにカジュアルな生活だよね …」
そう、「カジュアルな死との生活」、これからも演出・実践 (?) して行きたいと思ってます。
ところでずっと構築中であったこのコラムの 「ジャンル別コラム」 の過去の一覧が完成しました。
前回の入院中の時間を使って…
このコラム欄の「トップ」にボタンがあります。
お暇なときに立ち寄られれば、おもしろいものが見つかるかも、です。
2022/06/30
今日、ひとりの若い女性が北アルプスへ旅立った。
二ヶ月半、標高2500mの山小屋で働く。長年の彼女の夢だった。
彼女の仕事は看護婦さん。
私は今、大分の赤十字病院にお世話になっているが、彼女は熊本の赤十字病院に三月まで勤務していた。今回の私の病気の件でいろいろ情報をくれたり、同じ赤十字でもゆるゆる庶民的な大分と、最新で厳格な熊本との違いとか、いろいろ楽しませてもらっていた。
そこを辞め、一般人として山小屋へ行く。
実は彼女は、娘が中学二年生のときこの地へ来てからずっと長年の友人で、中学高校と一緒に吹奏楽をやってきた仲、移住者の娘が部長をやり彼女がそれを助ける副部長、社会人になってからもずっと娘と当店を慕ってくれており、私たち夫婦もこのお店と同じ16年という年月を彼女と過ごしてきたことになる。実は彼女はウチの次女ということになっている、お店に来た時も「おかえりー」だ。(実は三女もいる、今東京)
看護婦の仕事を始めてからしばらく経って、彼女は山ガールとなった。
看護婦の仕事はストレスも多く、何かのきっかけで山へ行ったところその解放感にはじけたようだ。
この地は阿蘇くじゅう、由布鶴見、祖母傾き、といった名山の宝庫、片っ端から登っていったようだが、そのうち思いはもっと高い、スケールの大きな山へ、、、
それにしても看護婦を辞めてまで普通そんなとこ行くか? ということなのだが、実は彼女のお母さんは(彼女も看護婦なのだが)、東京オリンピックのここ竹田市の聖火ランナーをやったほど行動力あるミーハー、その娘ということでなんとなく納得、、^
^;
今回彼女が行く山小屋は、ずっと昔当家が家族で歩いた立山と黒部ダムを挟んで反対側という親近感増す場所、私はその山行がきっかけとなり転勤族の会社を辞め大自然の中に定住することとなったが(⇒立山)、さて彼女はどうなるやら。
目いっぱいの大自然を全開で堪能してきてね !!!
ところで今私は病院でこれを書いている、別府湾や高崎山、鶴見岳・由布岳が見える病室。
前回書いた発疹、その後足がひどく腫れあがり一週間前に入院となったもの。
もう退院も近そうだが毎日二回、看護婦さんたちに足の湿布を交換してもらっている。
この病院では昼と夜で毎日看護婦さんが変わり、前述のゆるゆる庶民的な環境下みな自由に個性的で包帯の巻き方ひとつとってもみな違う、偶然今いろんな看護婦さんたちに囲まれてお世話になっていて、その中のひとりが山へ行く、といった感じでなにかおもしろい。
病気があっても、さらにはその病気のお陰もあって人生はいろいろ楽し。
ところで私がこんな状況なのでお店は家内一人で回しており、お客さまにはいろいろご不便・ご迷惑をお掛けすることになると思いますが、何卒ご容赦のほど、お願い申し上げます。
2022/06/18
毎年恒例の梅摘みからの梅酒仕込み。
その毎年恒例が今回も出来るとは、ちょっとたくましさを感じた。
今回は漬けても数か月後に自身が飲めるかどうか、今年はやめとこうかと思ったが、4日前 「そろそろ摘み頃です ^ ^」 の梅園主からの電話、下の街に降りてスーパーに行くと
「本日特売三日間の最終日 !」 でいつもの通り35度リカー9升購入、翌日夕刻梅摘みに行き、昨日仕込み完築、と導かれた流れ作業のよう … "
飲みなさい、そのために仕込みなさい "
うれし。
といっても病気の方は盤石ではなく、先月の副腎異常に続き今月は次なる異常、手足と口内の発疹。
三週間ごとの「内科」の定期投薬で皮膚の異常を報告すると「皮膚科へ」、次に「歯科口腔科へ」と回され、でもこれが総合病院の凄さ、これまでもこの病院の医師間や検査部門や薬局や入院などの連携プレーの迅速さにはしばしば感動させられていたが今回もこの速さで、この発疹がガン新薬の副作用によるもので、一般の発疹ではないと当日に突き止めた。前回副腎同様、"ベストな治療のために正確な原因把握を出来るだけ速く"
ということが貫かれている。
原因をぼやかし、しかして改革出来ずにずるずるとこの国を堕としめている昨今の政治や大企業に爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいと思う。
今使用している新薬は免疫細胞のブレーキを外すもので、その力でガン細胞を制御するがブレーキが必要なところでブレーキが外れると、それが副作用として多々の可能性が書に記されている。
その中に今回の発疹もあり、単なる発疹で前回の副腎に比べれば大したことではないと思ったが、この発疹は免疫細胞が宿主の皮膚を誤って攻撃しているものであり、今の大国ロシアが自身の兄弟国ウクライナを攻撃しているのと同じよう、と私には見えた。
その被害はウクライナ同様甚大で、免疫系が阻害され修復細胞がきちんと働かないその修復には数か月を要し、これが次回内臓などに発症すると命に関わるので、今の新薬での治療継続可否を問われるほど重要らしい、さてどうなるか。
まあ、これから新薬副作用のオンパレードとなるのかもしれないが、副作用が出れば随時それを潰して進むのがこの療法ですと事前に聞かされており、なにやら次に何が出てどう撃退するかのゲームのようでもあり、もともと好奇心からこの新薬の療法を買って出た身、でもどこまで楽しめるか・・・
・・・人、ひとは自明のこととしていずれ死すのに、いつまでも不老や不死にすがるのは愚か、では死に様は何がよいか、死す方法として実は癌は悪いものではない、脳卒中や心筋梗塞や事故死などの突然死や認知症などと違い、死直前までの長い間双方の意思は通じ死の準備が出来、最期、長年に渡る苦労はなく数ヶ月かせいぜい一年程度、両親の死で知った。また一方、日本人の寿命は先の戦後しばらくまでは50歳程度であり、還暦の意味は干支表裏を一回りしたことの六十、医療の進歩で伸びたが本来、生物としてその辺りが寿命・・・
私の両親の家系は癌であり、先ほどの見地から私は老いぼれ前に「…残念ですが末期の癌で手の施しようがありません」で死ぬのが最良と思っていた、従って今回最初はあっけに取られたが、よくよく考えてみると自ら思っていた最良の死に方じゃん
!
… とはいえまだ63歳、ちょっと早過ぎかな、との思いがあった。
もうちょっとバイクに乗っていたいしピアノも弾いていたい、周りの木々草花にも接していたい、せっかく知り合った美白猫のココにももう少し・・・
この病気の発症で良いこともいくつかあった。
このHPのコラムを見て、離れた地で暮らす昔の友人たちが駆けつけてくれたこと、私って、そんなに人望あったっけ・・・大学時代の寮生や学部の友人、行方不明になっていた会社勤め時の友人の炙り出しまで
…みなバイク乗りだったと後で気付いた、 笑
バイク乗りは生死の境界線を共に体感している者同士、なにやら太い信頼感がある。
何もしなければ今は無かったかも知れない命、延命で、いろいろなことが鋭敏に濃くなってきたように思う。
死と対峙すれば生が輝く、死と生の表裏を今の病気故に体感する日々、か。
2022/05/19
もう一ヶ月が経った。
月日は速い。病気になったので生きている時間のありがたさを思って時が進むのも遅くなるかと思ったが変わりなし (笑)。親しいお客さんたちも前とさして変わらない私を見慣れて何事もなかったかのよう、GWの超繁忙も娘の友人たちや私の実弟夫婦のおかげで無事切り抜け、めでたしめでたし。
・・・いや無事ではなかった。GWの最中に私は緊急入院となった。
3月の終わり頃から「疲れと筋肉痛」がひどくなりつつあったものの、3週間に一度の通院治療で2度とも検査上問題なかったため様子見となっていた、しかし今使用中の先端ガン治療薬の多々可能性ある副作用の一つ、万が一にと特別検査に出していた副腎皮質ホルモンの分泌量、それが極端に低下していることが判明、最悪の場合ショック死するため急遽入院となったもの。
「副腎」というものがどこにあるかご存じだろうか、腎臓はおしっこを作るところとして知られているが、その腎臓の上にちょこっと乗っかっている小さな臓器だ。そこから分泌されるこれまたちょこっとしたホルモンが低下しただけの私は、GWの繁忙の末に動けなくなっていた、そこへ夜分電話、「出来るだけ早く病院へ来て下さい
! 」
副腎皮質ホルモンの代わりとなる錠剤薬を数日間飲んだだけで、元の元気な体に復活していた。水が無くなって衰弱していた花が水をもらって蘇るような感じ・・・八日間で退院。
・・・入院中、お医者さんから聞いた。
副腎皮質がホルモンを出すのは脳下垂体からの指令、ACTHというホルモンに依る、また副腎皮質が出すホルモンはほとんどがコルチゾールという体内を活性させるもので寝起きに多量放出し徐々に下がるもの、微量だが副腎皮質はその他にアルドステロンというホルモンも出す・・・
今回入院で、単なる体調変化ではなく本当にどこかの異常でコルチゾールが低下したのか、もしそうなら原因は副腎皮質か脳下垂体か、脳下垂体なら損傷は一部か全てか、副腎皮質が原因ならアルドステロンの分泌に異常はないか、これらをどうやって解析するか・・・
これら全てを体に負担のない血液検査と尿検査、体温・血圧といった基礎データだけでで突き止める、正確な治療のために。
※ 竹田市は籾山八幡社のケヤキ。生命の尊厳を感じる。
この入退院の一環で、たったちょっとしたホルモンがおかしくなるだけで体が動かなる人体の精密な構造の凄さというもの、こんな精緻なものが何の意思もない単なる進化論で説明が付くのか、さらに、ちょっとした材料だけでその身体の異常の原因を突き止める医者の凄さというもの、そしてたった一錠の薬で人を救う、ずっと連なる先人たちの医学の凄さというもの、そしてそれを実行医療として成り立たせる現代の社会構造の凄さというもの、、、、、
それらを強く感じさせて頂いた。
そして、そういったもの凄い仕組みの生物というものに宿る生命、その生命が生み出す人の英知や文化や社会構造、そういったもの凄くハイレベルなものたちをいとも簡単に、暴力という最も原始的な手段で破壊する戦争という野蛮な行為、その何とも愚かな行いを悲しく痛いほどに理解した。
現在のロシア、ウクライナ侵攻より。
その愚かさをかつて痛いほど人類が理解したからこそ第二次世界大戦後に国際連合が出来、日本では「国際紛争の解決手段としての武力を放棄」したのではなかったか、いつまでこの愚かを続ける。
いつまでと知らぬ生い先短き命、ここに来ても、いや死を間近としたここに来たからこそ人生、さらにいろいろな物事を深く知ることが出来、深く考えさせられ成長している。
私事だが、娘誕生の日に生の素晴らしさと愚かさ、共に伝えたかった。
2022/04/10
ひっさしぶりに当店でライヴをやった。
実は2年前に当店でもコロナで潰された「バイク乗りのジャズピアニスト」のライヴツアー、そのリベンジ。
今年ツアー再チャレンジ、だが当店は私の体調不良で残念ながら正式には参加出来ない、「でもせっかくなのでバイクでお店には寄りたいです」「なら当日私の体調良好なら簡単な内輪のライヴでも」、ということで実現したもの。
そのピアニストの須藤さん、ド派手なバイクウェアで当店に登場し怖い系の変な人かと思いきや「ここまで腰の低いミュージシャンおるんかい !?」の超低姿勢の恐妻家
(笑)、でもピアノは思った通りの粋な中にも楽しさ光る素晴らしい演奏、久しぶりの当店のライヴということもあり皆さん、私含め大笑顔で終えました♪
演奏後は娘友人たちによるタコ焼きパーティーで須藤さん含めまたまた夜半過ぎまで…
お疲れさまでした ^ ^;
2022/03/23
ウクライナが大変なことになっている。
先月2月24日ロシア軍がウクライナに突如侵攻、すぐに終わる小競り合いと思われていたが、そこからもう一ヶ月になる全世界を巻き込む攻防戦、思うことはいろいろある
…
… なぜ自国民、同民族同士がいつもいがみ合いや戦争をするのか。
今回のロシアとウクライナを始めとするロシア周辺諸国、アラブ・中東の諸国、台湾と中国、北朝鮮と韓国といった東アジアの諸国、インドとパキスタンなど西アジア諸国・・・
でもこれを書いている中で解決、笑。
お隣同士で何かと気に障る。ヨーロッパなんて今ではまとまっているが、一昔前までは戦争が絶えなかった。高校で世界史を選択したが今の紀元始まり頃からのローマ帝国に始まり、ずっと続く帝国や王朝や国名の変化、そしてあちこちの戦争の連続、暗記には苦労した。今ではほとんど忘れてる。
また別件だが、殺人事件の件数トップは親族間らしい。
お隣や身近が気になるのは当たり前、それが幸せに繋がることもあれば、憎悪となることも。
いろいろ思うことの次は、このプーチンの非道行為を西側諸国が止められないという、現行の国際社会構造の問題、そして、標的化される原発や抑止力なぞ無く逆に脅しに使われる「核」の国際社会上の取扱いの課題(私は当然今は全廃と思っている)、、、今回のロシアのウクライナ侵攻はこれらの問題を浮き彫りにした、どうすればよいのか。
そして、なぜロシア国民はこのプーチンの非道に反乱しないのか、という疑問。市民は制裁が怖くて出来ないとの見方も出来るが軍事クーデターなら可能ではないのか。
それと関連して、私たちは西側経由の情報にしか接していないが、これらは本当にすべて真実と捉えてよいのか? イラク戦争におけるアメリカの偽造ニュースや映像、日本の先の大戦も同じく、共に非道の侵略や攻撃を正義として市民に成した経緯がある。単純に「非道の独裁者とそれに騙されているロシア国民」と解釈してよいのか。
ロシア国民、西側国民、両国民における現代の情報の取り扱いの注意や意味に考えさせられる。
そしてまた、今現在も同時刻で死んでゆく多くの現地の人々の中、日本で重病とされる私一人に対する病気とその治療の社会的意味とか重さとは。
そしてそんな状況下、身近で愛する猫から感じるガイア(生命としての地球) 的な共生思想の感覚的な重さは…
… すべての人が猫のようであれば世界は平和 … と誰かは言った。
マイペースのマイウェイ、他人の評価気にしない、忖度ってなに? 自分のやりたいことしかやりません、争い事は疲れるので嫌いです、状況が変わってもそん中で一番居心地いいとこ探します、欲は掻きません、でも私のプライドは1ミリも譲りません。
そんな私ですがみなさんのこと、嫌いではないです。
あっ、、、
ウクライナ情勢の厳しい話だったはずなのに、またまたネコの話で収めようとしてる…
これ書いてるとき、いつもココが横に居るせいか、いつも飛んでるもんね~あなた ^^;
2022/02/22
今日は何を隠そう、今世紀最大の猫の日。
2022年2月22日。「にゃおーにゃにゃんのにゃんにゃにゃん」、と読む。
「にゃん」が6つもある。これ以上大きな猫の日は200年後のこの世に一回限りの「にゃん」7つ、この200年後まで私たち人類が、悪さばかりしてきたこの人類が生存しているかは相当怪しい。ともあれ、愛猫家と猫にとって今日はめでたい日なのである。
そう、いつの間にか私は愛猫家となっている。私だけでなく娘も家内ももう一家全員すっかり。
ついこの間まで愛犬家と言っていたのにこの裏切りものー、とは言わないでほしい。猫は犬とはまた違った魅力がある、そう、今まで未知だった猫の魅力を知ってしまったのだ、生まれて初めて。
それは一言でいえば 「かわいいの塊り」
photo by miki
猫はすべてが「かわいい」で出来ている。形から大きさから触り心地から抱き心地、鳴き声、仕草、表情、身体の動き、液体のような柔軟性や柔らかさ・・・神さまに「かわいいとはどういうことですか?」
と問うた答え、「これです」。 犬も当然かわいいのだが、犬にはかわいい以外にも人にとって魅力的な能力があり、だから羊飼いから猟犬、番犬、盲導犬、警察犬と、様々に人のパートナーとなる人の仲間という存在。猫も昔は食料を荒らすネズミ対策として人と暮らし始めたのだが、今ではその唯一の仕事もなくなり(↓下の写真)、したがって愛玩に優れたものが淘汰され現在に至ったものと推察される。
猫と接したのはココが初めてだったので、この「かわいい」という魅力はココ特有のものと思っていたのだが、その後、実は猫全般に通じるものも多々あると気付いた。そこに気付くと今までずっと意識外だった猫すべてが、意識内の大きな存在となった。即ち新たな価値に気付いたと言える。
そんな中で、最近意外な人が愛猫家だと知った。
photo by yasuko
一人は解剖学者で著作多数の養老孟司さん、もう一人はグラフィックデザイナーの横尾忠則さん。
養老孟子さんは昔から著作を何冊か読んでいる方で、横尾さんは先月大分で個展をやっていて見たばかり、昔ジャズの帝王マイルスデイビスのLPアルバムジャケットを手掛けたことで強烈に印象に残っている。
共に愛猫を数年前に亡くしており、養老さんは愛猫の本を書き、横尾さんは個展内で愛猫のスケッチを点在させていた。共に精神的に大きな存在だったことが窺える。
そんな猫の発する新たな価値を気付かせてくれたココ、それにしても私の体が悪くなるのとほぼ同じくして白猫のココが現れたのは偶然のことなのか。
単に現れたというだけではなく、体重が、ココ(4.0?)→2.4→4.0kg、私65→54→65kg と、飢えや病による死間際の激ヤセから復帰ということを一緒にやっている。
… 「もうすぐご主人さまが苦しむ時期が来ます。私の代わりに傍に行ってあげて」
「でもわたしはネコです、イヌではありません」
「あなたなら大丈夫、きっと気に入ってもらえます」
「でもなぜあなたが行ってあげないのです?」
「私は訳あって行けません。でも犬最後の記憶はわたしであって欲しい、だからあなたに頼みます」
… ニャンとワンの寓話より … (笑)
重苦しく暗くなって当たり前のお店含めた環境が、ココのおかげで軽やかに明るい。
その私の病状も今のところうまくガンを抑え込んでいるようで、"従来の抗癌剤"併用も無事昨年末で終わり、3週間に一度の通院による新薬キイトルーダだけの投薬を今後も続けていくとなったのだが、いつガンがまた力を付けてくるか、また免疫力を活性させてくれるこの薬の副作用がいつどう出るか、治療法が新しいだけに医師にも詳しくは見通せないらしい。
しかしいつ何が体に起こるか分からない状態というのは特に年配者にはみな当たり前のことであり、となればバイクも酒も力仕事も、普通に生活が出来ている今の私の状態は健常者といわれる人たちと一体何が違うのか、と不思議な感じになったりする。今日も3週間に一度の通院で大分市内へ行った帰り、久しぶりに演奏会に行ってきたりしてる。
大分県の誇るグランシアタで日本フィルハーモニー交響楽団、演目は大好きなフィンランディア、チャイコンを制した神尾真由子さんのストラディバリのヴァイオリン、そしてメインはベートーヴェンの運命
! コロナ禍で最後まで翻弄され実現させた今回の九州公演、自主運営楽団の熱い熱意が伝わりました。その熱意に感化されたか、壮大な拍手のアンコールにたった一人演奏された神尾さんのシューベルト魔王、ヴァイオリン・ソロ最難度とされるこの曲、これも強く感動させられた。
… ともあれ、今年は猫年であり (まぁ世間では寅年とも言う)、世紀の猫の日が現れる年であり、こんな特異な時期に神憑った真っ白な色の猫が現れて横に居るとは、なんとも楽しく不思議な感じ。
生きていると、また新たな出会いがあるということですか。
2022/01/28
こないだ、肺がんステージ4で何年も元気に生きている、もう何年にもなる付き合いの親しいお客さんと久しぶりにお会いした。私が入院などで不在の時に何度か来店されたようだが私がガンを発病してから私は初めて顔を合わせたので当然話は肺がんの先端治療のこととなり、いろいろ教わった。
彼女の先端治療法は「分子標的薬」という、ガン細胞のみを分子レベルで標的化して攻撃する抗癌剤を使うもので、私の「免疫療法」というものと現在双璧を成すガン先端治療法らしい。
そういったことで興味が湧き、初めて自分の治療法について調べてみた。実は医師から先端治療とは聞いていたが、まあ先端といってもいろいろあるだろうしその中の一つに過ぎないと思って特に調べようとは思わなかった。
驚いた、先端も先端で2018年のノーベル医学生理学賞を受賞した治療法で、しかもその受賞者は日本人の本庶佑医師で、その治療法はこれまでの手術、抗癌剤、放射線という直接ガン細胞を殺すという手段とは異なる、ガン細胞に抑えられていた体内の免疫細胞を活性化させてガン細胞を攻撃させるという発想新たな第四のガン治療法、その開発治療薬が「オプジーボ」(小野薬品)であり、そこからライセンスを得て後発の「キイトルーダ」(米国メルク)であり、私も記憶があるが年間3000万円も掛かるガンの先端医療があるといわれていたのは何を隠そうこれらの薬剤だった。
私はその中の「キイトルーダ」で治療を受けて三ヶ月を超えた。今のところは順調で、普通に生活を送れている。3000万円は当初認証された皮膚ガンだけに限った少量の時の話だったが、そんな高価な薬を認可すれば日本の医療保険制度は崩壊するとまで言われたもののその後適用のガンが多く認証されたことにより薬価は下がり、こんな一般人の私でも健康保険と高額医療適用で使えるようになっている。
といっても領収書の医療点数から見ると一回の投薬だけで実費40~50万円の代物、こんなものを私ごときが使えるとはホント、今の日本に生まれて良かったとしみじみ想う。
こんな、世間や世界を揺るがすような治療を受けていたとはこれまで露とも知らず、これを気付かせてくれた、奥さんがステージ4肺がんの、私と同じガンの大先輩となった南阿蘇のご夫婦、大きなゴールデンと一緒にいつも来ていただきますが、話は変わってそのゴールデン、ウチの白猫ココには弱いようで逃げ回ってます。
くるしゅうない … … 恐れ入りました
人には大変フレンドリーなココ、でもなぜか犬には強気のケンカ腰でフレンドリーではなく、いつも最後は犬に怖がられて友達にはなれないというままです。前回書いたお正月の弟家のミニチュア・ダックスフンド2匹もココの軍門に下り怯えてました。
初っ端はご近所の甲斐犬ぽい「ゆき」ちゃん、お友達になろうと親しげに近寄ると不意の猫パンチ、それ以来ココに怯えて当店の敷地内にも入れず・・・
ココぉー、猫パンチがいけないんだよねー、大したつもりで出してるんじゃないって分かるけど・・・
お友達になろうってみんな近づいて来てくれるんだからそこに不意打ちの猫パンチは・・・
あっ、あっ、どうでもいいことですかぁー ^^;
聞こえてますかぁー ^^; …お餅みたいですけど大丈夫ですかー ^^;
・・・ところで前回 「大げさに思われるかもしれませんが~」と書いた年賀のご挨拶、ちょっと計算してイメージしてみれば、変わらず新年を迎えられるということは奇跡的なことと分かります。
太陽の周りを回る地球の公転軌道の直径は30,000万Km、地球の直径は1.3万Km、即ち地球を直径1cmの球とすると地球は直径230mの円周を回っていることになる。たった1cmの球が230mの円を回って紐も付いてないのに完璧にほとんど誤差なく元の位置に戻ってくる、しかもそのたった1cmの球の傾きや形や温度や、さらにはその表層数ミクロンの状態をほとんど維持したままに。
奇跡でしょ、たった一回でも。しかもそれを毎周実現するなんて・・・
そんな奇跡の小さな球の表層で繰り広げられる数々の生命の譲れない「ちから」、ガン攻略から犬猫の力関係まで、、、なんか全部楽しそうです。生きていればそれが味わえるということですか。死んだらそれが味わえないということですか、、、
2022/01/04
大げさに思われるかもしれませんが、この地球が今年も新年を迎えられ、そしてそれをみんな、世界中の人たちみんなと見ることが出来たことに感謝、新年おめでとうございます。
阿蘇くじゅうの大自然の中に居ます、住んでいます。
16年前に日本全国の中から自分で選んだ地、いつも優しさと感動を与えてくれ飽きることがありません。
本年も変わらずこの地、そして当店ご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
さて今年のお正月は、十年ぶりに各地転勤から本社福岡に帰還した福岡の実弟のところへ甥・姪・孫含め全員集合、計11名、当家は初顔の白猫ココも初遠征で参加、弟家にはミニチュア・ダックスフンド二匹もおりそれら混濁合わせると計14匹の動物園状態のお正月、でした
!
久しぶりに京都満開のおせち60種の歓待、近くにある初詣として行った神社は「白山神社」、私が三大霊山として登った最後の山、「白山」をご神体とする神社だった。まあこちらも白い猫、ココはひっそりと白い山にまとわり付いてました…
その白猫ココ、何年振りかに行った両親の墓参り、なぜか当家の墓標の上で雄叫びを・・・
今年は寅年。トラはネコ科で、ネコ科の代表は当然ネコ、即ち今年はネコの年でもあるといえる。
「ココ」は干支女のミニチュア・ホワイトタイガーとして今年当家、当店で大活躍し、君臨する !?
良い年になりますよーに、にゃん。
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