Cafe'  SlowBeat




 

コラム

気がついたときに、思うことを記していきます。


Top ...... 2012 2011 2010 ...... 2007~2006


2011/12/25

メぇリぃ~~クリスマス ♪ ですよね、今日は。

キリスト教徒なんて稀なこの日本で盛大に祝われる昨日から本日、この時期だけは日本国民みなクリスチャン !? 明日からは週末に備えてすぐに神道と仏教徒に変身しなければなりませんが、そこが八百万の神をもてなす日本、こんなおおらかさ、世界のどこにもない ! よい !

そんなクリスマス、プレゼントなどもらえない雑草の身ながら、でもプレゼントと思えるような最近の物事をざっと見てみます。

まずは書物。



これは一年前に購入した書籍ですが、この地に来て農家の方々に囲まれた生活をしている中でいろんな疑問点や問題意識が生まれ、標題に惹かれて手に取ったもの、流行りの眉唾ものかとも思ったが・・・

うすうす変だと思っていた農業に対する情報や意識、それを根底から改めて掘り起こしてくれた書籍です。
ただ、農業に素人の私が目からうろこと思っても、実の農業をやられている方々がどう思われるか、それでこの一年、まわりの農業に携わっておられる方々にも読んでいただき、やっと最近戻ってきました。
"ここに書かれていること、どう思います ? "

みな、"ここに書かれていることは本当だと思う。でもやっている自分たちは大変よぉ~(笑) "

農業に携わっている方も携わっていない方も、ぜひ一読をお勧めしたい。

次は音楽。
以前この欄で載せたスクリャービンの夜想曲、実はこれ "左手だけで弾く" 曲。曲自体が美しいので、私は別に左手にこだわらず両手で弾こうとしていますが、その曲を知った時、左手だけのピアノ曲というものがなぜあるのか、ということに興味を覚えました。
バッハのヴァイオリン独奏の聖曲 "シャコンヌ (昔ギターで猛練習した私にとっても聖曲 ! ) " をブラームスがピアノ用に編曲したものが、「独奏には向かないヴァイオリンの独奏曲を、その困難さから生み出でる音をピアノで表現するために、敢えて困難かつシンプルに左手だけの曲として編曲した」 という以外は、左手用のピアノ曲は戦争や病気などで利き腕の右手を失ったピアニストのために創られた曲・・・・・でも作曲家たちは凄い ! ラヴェルなんて左手だけのピアノコンチェルトまで書いていて、これは凄いものです。


今日、親しいお客さんから、私の全く知らない左手だけのピアニストのCDを頂きました。
大阪で自ら子供たちのためにコンサート運営に尽力されている方ですが、そこで演奏された方のCD。
早速お店のBGM用の機器で流して聴いていると、「これはタダ者じゃない」 。CDに入っていた演奏そのものと思える映像を先ほどネットで見つけてあっけにとられました。

http://www.youtube.com/watch?v=kniH5jLjo-U

いろんなピアニストの映像をネットなどで見ていますが、この智内さんという左手のピアニストのは、映像早送りしているとしか見えない・・・見たことのないような腕の運びの速さ・・・そしてその速さで損なわれない各音の微細なタッチとペダリングの妙・・・左手だけのハンディキャップなんてなにもない、ただ凄い音楽があるだけ・・・
こんなものを知ると、どんな不幸や困難にも太刀打ちできます。


次が、今年当店で活気付いてる ( ? ) TV。
また年明け出ます。
来春からの新番組で、ニューカーに乗ってうきうきドライブルートご紹介、といった番組です。
一昨日取材に来られ、いつもながら、「きれいなモデルさんだなぁ」 と思って気楽にツーショットなんてやってると、スタッフの方の会話の中で、「いやぁ~ウチのテレビ局のトップリポーターですから・・・」 ・・・(汗)
やっぱ、なにかオーラが違ってましたもんね。友達のようにお話してスミマセンでした、岩崎朋美さん・・・TV見てない素人( = 私) は強い !

  

1/28(土) 21:54からの、TOS(テレビ大分) "おおいたドライブGoGo" たったの三分間だけの番組だそうですが、いつも催し物の案内などでお世話になっている大分合同新聞さん、その日の朝刊とのタイアップという新しい試みのようで、ちょっと、面白そうです。お目に止めて頂ければ・・・


最後に "はる"
最近登場してませんが、変わらずいいヤツです。
昔からの親しい友人からのお歳暮、今年は大きな骨付きのハム ! 肉は私が美味しく頂きましたが、この骨、最初から "はる" が喜ぶだろうなと思ってましたが、最高のおやつとなりました。
よかったね !

  

気がつけば一杯、サンタさんからのプレゼントは届いていました・・・・


皆さまも良いお年を。





2011/12/06



今日は久しぶりにメジャーなお話しで。

まずはですね、ここ竹田では先月末から "D級グルメ" なるものが始まってます。BではなくDです・・・・・?
さぞかし位の落ちるグルメかとお思いでしょうが・・・

~ デリシャス& ダイエットぉ~ ♪ ~

滞在型のリゾートを目指すここ竹田、でもそのお客さま達から「美味いものが一杯あって太って困る」 といったことから始まったそうな・・・

また思いつきの客寄せ企画かぁ ・・・ 正直、話を持ってこられた時は気乗りしなかったのですが、でも担当の方の熱い意気込みに感化され、当店でも、以前から人気のあったゴボウのパスタで参加させて頂きました。まだ途上ですが食産の地の利を生かしたこの企画、意外とヒットするかも・・・

そんな中、今日、TOS (テレビ大分) さんが取材に来られました。
先月末、このD級グルメの旗揚げ式の模様が大分県内の全テレビ局のニュースで放映され、実は家内もNHK(大分)でコメントしている映像が流れたのですが、でも今日はその中でのピックアップ店として当店を取材頂いたもの、インタビューは、嫌がるものの、このメニューの創作者であり調理者でもある家内に譲りました。

        

取材に一緒に来られた佐藤さん、実はこれを放映するニュースのアナウンサーだと ・・・自分で伝えるニュースには出来るだけ現場を見ておきたいとのことで・・・・・頭が下がります。

当店では普通の人のように見えたのですが、今日先ほど見たニュースの中の彼は、カッコ良かった・・・  誰かに似てる・・・そう、海老蔵さんに似た毅然とした感じなのです。
彼の本番に対する真剣な姿勢から出るものなのか、はたまた映像マジックによるのか ・・・カッコいいアナウンサーですよ。

明日の12月7日、TOSの18時からの夕方のニュースで放映予定です。
( PS. 変更で翌8日に放映、それに伴いアナウンサーは別の方でした。)

もうひとつ。

二週間ほど前、以前もお越しいただいた樋口了一さんが、また昼食を取られにお寄り下さいました。
今回は、竹楽(竹灯籠で有名な竹田の祭り) と別府でのライヴ録音を兼ねて、ピアニストの村上ゆきさん(あの積水ハウスのCMを作曲し歌っているひとです) 同行で東京から熊本空港経由。

以前来られて気に入っていた当店二階の小ホール、「ゆきちゃん見てきたら ? 」  そのうちピアノの音色が聞こえ、樋口さんも上がり、いつの間にか二人の演奏となり ・・・・・
" リハーサルはここで済んだので・・・" とあとで電話されてました。

実は、私はフォークソングはあまり好きではないのですが、でも樋口さんが最初に来られたとき何か異質なものを感じてました。今回のリハーサル(?) では洋物ばかり、村上さんなんて完全なジャズピアノ … あれ?
実は樋口さんはブラックミュージック出身だと知って、何となく親近感が感じられていた謎が判明、村上さんなんて本来ジャズピアニストなんですよ。 ・・・・・・ホント、いいフィーリングのリハでした。

             


あと、蛇足と言ってはナンですが、ソフトバンク内川さん、首位打者、日本一、そしてMVP !
ホントにホントに、おめでとうございます !
お母さまが二ヶ月ほど前に来られた時は、まだ規定打数が危うい頃・・・膝の調子が悪いと心配なさっていましたから、なおさらです。ルーツは大分のここ竹田、一度お見えになったこともあり、普段野球とは関係のない我が家なのですが、今回はお客さん共々家族みんな大喜び、ありがとうございました !





2011/11/26 

世のため人のため、さらには人類から地球~銀河まで・・・!? なんて仰々しく男どもが勝手に考えていると、なんのことはない、実はごく身近な人から逆に一杯授かっている、ということが、このお店をやっていると多々あります。

例えば、Jちゃんという人。
お店を始めた早い頃からのお付き合いなのですが、もともと別府・大分の繁華街で歌姫をやっていた綺麗な彼女、でも当店との出会いは子供のために夜の街から足を洗った清掃業務上、その後二転三転しながらもずっと当店を懇意にしてくれていて、そんな中でいろんな立ち入った話もざっくばらんに話しながら・・・・・障害あるお子さんを含め三人の男子を抱えてのシングルマザー奮闘記 ! の楽しさ一杯の日常盛りだくさん !  今年、放蕩ながらも大好きだった(と私は思う)漁師の父の最期を看取りながらも、でも彼女のその明るさと正直さ、活力は失せません。
お酒好きで無茶を一杯やってきた同種の性か、私は何となく気心が知れます。

酸いも辛いも一杯経験してきて今も奮闘最中の彼女、でも数ヶ月前から、この偏屈な私から見てもベストカップル ! と思えるおおらかな (彼女に言わせれば馬耳東風の "ちくわ ! " と横で笑う ) 彼氏さんと、今日も障害のある息子さんを連れて来てくれました。笑いの中でいつの間にか息子さんは店内でかくれんぼ・・・・
見ていると、こちらも楽しんです。

いろんな人生があり、いろんな人がいて、だからいろんな人と出会え、いろんな世界と出会える・・・でも、そんな中で私は 「正直」 というものが一番なのかと、化粧や体裁はこびるこの日本の社会の中で小さい頃からずっと思っています。


いっぱい背伸びして、いっぱい手を広げて生を頬張る真っ白な穂、それを照らす日・・・・

Jちゃん達を見ていると、そういうことを改めて生き生きと、思い出させていただけるのです。


              





2011/11/16

月夜の美しい高原の秋空の中、改めてこの生活の意味を確認する。

「・・・当然金儲けではない。都会や会社勤めから逃亡した田舎暮らしでも、田舎の活性化のためでもない。
現在の都会に象徴される、浅はかな西洋価値に行き過ぎた経済競争社会を否定し、そのアンチテーゼとしての、田舎ではなく「自然」に基づく、人間回帰の発信地だ。

経済競争社会に疲弊しているのは都会人だけではなく、田舎もそうなのだということをここで知った。

都会と田舎、双方に対して本来の 「生」 の触感を発信し、それを増幅する媒介としての仲間を広げていく ・・・ 自身を含めて一人でも多くの人に、金や競争や物ではない、本来の人間の 「生」 を思い出してもらう。
そのための大自然であり、木のぬくもりの建物であり、花木の庭や動植物であり、生の音楽であり、工芸・美術・雑貨作品であり、素材の味を生かす自然な食、そして人だ。

---- そういう大志だ。 」



・・・ 四年前、お店を始めて一年経ったときに私的な日記に綴ったもの。
当時、一年経ってもコンサートや個展も開けず、まともに陶器・雑貨なども置けず、食事メニューどころか看板さえも出来ていなかったころに奮起の思いを込めて書いたもの・・・

その後、リーマンショック、派遣切り、政権交代、大震災、原発、ギリシャに発するEU危機、TPP ・・・これまで信じられていた世の価値が雪崩のように崩壊してきている。

そんな世相の中、四年前に渇望したお店の "モノ" 的なものは何とか形は成ったものの、さて、本筋の大志はどこまで貫かれているか・・・



震災はいまだ最中のまま暖かな日々が続いてきた今年の秋、遅くなった冬支度の薪割りを終えて軽やかな疲労感の中で一杯やりながら、秋夜を眺めていろいろと想いが過ぎります。


            





2011/10/25

おやっ? 今日はやけにかわいいピアニストたちが ・・・





一昨日の日曜日の夕方から夜にかけて、当店でピアノ教室の発表会がありました。
この地域のピアノ教室で、もう15年もやられているそうで、今先生は福岡から毎週こちらに教えに来られているそうです。
これまで年に一度の発表会、公民館をお借りして行っていたそうですが、ピアノの搬送から会場・照明などのステージセッティングまで、すべて先生ご自身でやられていたとのことで、私もそういうことをお店でやっているのでその大変さが分かり、そんなことを女性一人でやっていたとお聞きしびっくりしました。
先生はクラシックに限らずジャズもお好きで、実は二度ほど当店のジャズコンサートにお出で頂いていて、ここで発表会が出来たら素敵だな、と思って頂いていたことからの今回のご縁でした。

ピアノの調律は予算の関係もあり、私が最低限の簡単なことだけやらせて頂きましたが (また調律師の安藤さんにお叱りを受けそう、失礼 ! ) 、なんかそれなりに皆さんに喜んでいただいて、良かったです。



それにしても、この田舎の竹田市にして、そのさらに田舎の久住・直入地区に、こんなにピアノを愛する子供たち、そしてそれを学ばせている親御さん達が一杯いると知り、ジャズやクラシックのコンサートでいつも人集めに苦労している身にとって、もの凄い励みになりました ! ジャズで "枯葉" なんかもやってくれたんです。
・・・それを見守る親御さん達のビデオ撮影も目一杯 ! ・・・・田舎といっても 運動会だけじゃない !

来年もまたお願いします・・・と言われて、音楽に都会も田舎も日本も世界もない、人が響き合う、ただそれががあるだけで、それが凄い力・・・・・そう思えた可愛いらしい発表会でした。





2011/10/14

この高原は今、気持ちの良い秋のいい季節 ・・・
その秋の夜長・・・インターネットで秋の気持ちに寄り添った曲を探してみます。

インターネット。
これが現れてきた十数年前か、これは人類史における革命の萌芽になりうる ! と思いました。
有史以来の中央集権的にならざるを得なかった世の中の仕組み ( ITも当初はホストコンピュータがらみだったし、組織の構造や都会一極集中もその端的 ) とは全く異なる、そう、クモの巣を意味する"Web" が意味するように、それぞれの個々が同等の重みを持って無数に繋がる、言うなれば全細胞の活性化 !

情報というものはもう、町内のお偉いさんや議員、お役所・政府、専門家や学者、はたまた都会や首都でなければ得られないというものではなく、ネットにつがる環境であれば誰でも様々に得られます。
情報の隠しだてによる管理という考えがもう体を成さなくなりそうで、中国や北アフリカ、そして今回の国内の原発などでそれは顕在化してきました。

中央で管理せずに、情報を持ちうる個々の自由に任せたらどうなるのか・・・民主主義だ、市場経済だなどと言ってきても実態は中央集権的だった近世・・・ネットの進化は壮大な人類史の実験のようです。
個人的には大歓迎。

そして、その情報網を使って、情報のみならず物品さえも、宅配の進化により至るところで自由に売買できる環境になりました。一昔前は買い物は町まで行って、しかもいろんな店を回って・・・ということが、今はこんな山の上に居ながらにして、日本中の品物が日本の中で一番安く買うことが出来ます。いや、世界中か・・・

田舎に住むことによるディメリットはどんどん無くなっていると感じます。
最大のディメリットは、ここに来て良く分かりましたが、仕事・雇用が無いということです。
しかしその問題も、このネット網と交通網の進化が良化していくと思えます ・・・ 情報や利便性に大差がないということになれば、コストが高くて小スペース、しかも精神含め健康の害多い都会にしがみつく意味が薄れて田舎に移る人や企業も多くなり、人が増えれば必然的に仕事も発生するからです。

・・・ 秋の夜にふさわしい曲 ・・・

  

旧ロシアのチャイコフスキーとスクリャーピンの夜想曲 ・・・ほとんど無名の小品ですが、こんなド田舎にいてもレアな曲を探せ、実際の音も聞け、さらには様々な演奏映像までも動画で見ることが出来る、さらには、クラシックであれば無料の楽譜さえもプリントアウトできる ・・・
曲探しや楽譜探しにずっと苦労してきた身にとって、なんとも極楽環境になったものです。ネットさまさま。

まったりと、ネットで見つけたこの二曲を秋の夜長につま弾いています。





2011/09/18

おかげ様でこの小舟の当店、初航海でリーマンショックやら大震災などの大波に翻弄されながらも、乗員の方々( お客様たち ! ) のおかげで沈没せずにまる五年の航海を終え、新たな六年目へ出航しました。

そんなウチのお客さんたちの客層、年齢で言えば、当初は中高年の方がほとんどだったのですが最近は若い人たちも増え、二十歳代から八十代までバランス良くと言った感じ、お子様連れも結構いらっしゃいます。男女比率もほぼ半々といったところ。地域的には近郊の方が半分、遠方の方が半分といったところで、県別に言えば、大分、熊本、福岡、ちょっと置いて宮崎、そして関東・関西といった順です。

そんないろんなお客様相手に五年が過ぎ、老若男女、いろんな地域のいろんな方々と会話をさせて頂いてきた中で見えてきたことがあります。男女の違いです。

一般によくいわれているように女性は話し好きですが、かといって、男性陣にも話し好きは多いです。
違いはその話の内容です。

女性は最初はいろんな方面の話をしていても、親しくなるに従いほとんど100%と言っていいほど 「ひと」 、それも芸能人含めて自分に身近と感じている 「ひと」 の話になります。
対して男性は、人の話が出ても政治家など客観的な人物や家族程度の話で、すぐに自分の趣味や仕事、はたまた人生・社会や哲学論的なものになります。

この違いは五年間いろんな老若男女と話をしてきて見えた顕著な傾向です。
顧みて、うちの家族も例外ではありませんし、昔から、男性雑誌・女性雑誌、少年漫画・少女漫画と分別されて現在に至る、雑誌・漫画などでもその傾向は顕著。

なぜなのか・・・

昔から言われるように、原始の時代から 「男は外で戦い、女は内を守る」 ・・・といったことで培われたDNAによる術なのか。外には猛獣や自然を含めいろんな敵がいるが、内なる敵・味方は人・・・
戦国の男たちの国を広げるための乱暴な謀略、一方、大奥の女たちの内なる陰湿な謀略 ・・・そんな男女の対比的な話は古今東西ちょっと見るだけでも昔から一杯ある。
男は遠視で近くは見辛く、女は近視で遠くは見え辛い ・・・そんな風。

昔から個人的に不思議に思っていることがあります。
なぜ性は二つなのか、ということ。
どんな生命にも二つを超える性はない。なぜ三つ、四つがないのか・・・・

白人、黒人、黄色人種・・・哺乳類、魚類、昆虫・・・動物、植物、菌類・・・こんないろんな生態系があるのになぜか性だけは二つが上限。

お互い、" なんであいつはあんなことも分からないバカなんだ ! " でも、"えっ? そんなことやれるの凄い・・・"

たった二つだけの性なのに、その性の違いによる有史以来の延々とした人類の苦悩、自殺した人も数知れず、それでも互いに惹かれ、その頂点で互いに神を見るという "謎"を、大昔からの命題にも係わらず未だにどんな哲学者や文学者も解明できずに小説ネタになり続けているという、この世の不思議・・・

ギリシャ神話の、「神の罰によって二つに切断されてしまった別れた半身を求める」、という話が、未だにこの謎を一番私に納得させてくれる理屈ですが、でも私は、この男女性の謎は生命が存在する限り人には永遠に解くことはできない、神様が与えてくれた 「謎ゆえの楽しみ」 なのだと自分を納得させています。


             

お隣の七ッ森古墳の彼岸花はもう満開、ちょっと秋らしくなってきたこの高原 ・・・・・ こんな他愛もないことに想いをよぎらすのも、また秋の一興か。

今週は当店で個展やコンサートもやっています。ぜひお立ち寄り下さい !





2011/08/29

このコラム、お店の情報だけではなく、個人的・社会的にも記しておきたい日記として、はたまた、社会生活で疲弊されている方々へ何がしかの足しになればという想い、昔の知人たちへの近況報告、会話が薄れてきた娘へのメッセージ、など、いろんなシチュエーションを取り混ぜて書いています。

そういった、モノを書くという中で、「言葉」 というものの難しさと美しさ、に想いが寄ります。
言葉には、それを発する人の全人格的な心模様が表わされます。

私は理系のため、新聞のようにいろんな情報を端的に集約して表すという表現の術しか知らず、そういった理系的思考の文章で何ページにも渡るものを、たったの一言や数行で表してしまう詩人や小説家の言葉に出会うと、その美しさにひれ伏します。

天声人語・・・教材にも使われてきた朝日新聞の文学調の著名なコラムですが、最近は皮肉めいた政治や経済の言葉ばかりで心打たれるものはありませんでした。
今日の新聞、久しぶりに打たれました。

近日公開の「ライフ」という映画を観た筆者の"生命"としての感動が、凝縮した言葉で伝わります。

「本能という乾いた言葉では足りない、美しき献身である。」
「どんな親にも本来、悲しいくらい純な愛が宿る。」


・・・ブリザードの中、風上で子の盾になり氷雪にまみれるアザラシの母・・・
半年間何も食べずにひたすら卵に新鮮な水を送り、巣立つ子と共に最期を迎えるミズダコ・・・
隠れ家となる地上10メートルの木の葉の水たまりにオタマジャクシの子を一匹づつ背負って運び、巣立つまで餌となる自身の無精卵を与え続けるカエル・・・

最後に、「カエルやタコに教わることではない。」 ・・・・子供への虐待事件が後を絶たない人社会を鑑みて。


          




2011/08/18

やっとお盆も終わり、やっと一息です。
皆さまは帰省やレジャーの渋滞や混雑でお疲れでしょう・・・私共も皆さまを迎える側として、おかげ様で忙しくさせていただきました。でも疲れても、いい思い出の詰まった疲労感は良いものですよね。
そんな中でも遊び心は忘れません。お盆の前から何かとプライベートでの楽しいお酒のイベントも重なり、気分的には夏休み、といった感じ。疲れましたけど。



甥っ子の、福岡は海ノ中道の海辺での結婚式。船乗りの甥っ子に合わせて船上のようなロケーションの会場で、ハワイアン調のラフでオープンな挙式・・・家族三人で出席しましたが、近年まれにみるヒット挙式 !
相手のお嫁さんのウエディングドレスはお母様の手作り !
翌日は私の以前の会社の福岡支店の同僚たちと数年ぶりに博多と中洲の夜の街に・・・でも中洲では安かった馴染みのお店はなくなっていました・・・・・



翌週は、南阿蘇の野外劇場"アスペクタ"で今年18回目となる "阿蘇バイクヘブン" に参加。ハーレー主体のバイクの大規模ミーティングで、各種ステージ合わせて四日間も行われます。私はハーレーではなくドカですが、友人の誘いでお店が引けて翌日の朝まで久しぶりにテントで夜半までの月見酒・・・私のサイトは10人ほどの、遠くはあの震災の宮城県から関西までの混合グループ、こうした全国で催されるミーティングに出かけて知り合いになっていくのが流儀のようで、屈託のないハーレー文化というものも、またよし。

吹奏楽の娘の同級生たちも帰省してきて今回は先生たちも交えて十数人の当店での夜の酒宴、かと思えばこの村一番の物理を学ぶ秀才君が帰省して最近始めたと言ってヴァイオリンを持ってくるは・・・親しいお客さんの初盆は、笑顔の絶えなかった亡きお母様と一緒に夜遅くまで皆で笑いながら飲んでるは・・・昨晩はご近所ピアノ弾きお父さんが譜面を持って来てピアノ談議でまた一杯・・・・・大阪でお隣だった犬仲間から送って頂いた明石の絶品ハモ鍋 ! を囲んでの一席もあったか・・・

お隣、無農薬有機のトウモロコシの当店販売も、毎年味を知ったお客様が増えて、今年はお中元の宅配含め1000本近くにもなりました・・・ありがとうございます。農園としても今年は出来が良かったそうで、お酒の飲めない園主とコーヒーで乾杯です・・・

などなど・・・
疲れたけど、楽しい夏でしたね、まだ夏最中ではありまするが・・・・・後半も、頑張りましょ♪




2011/07/29

今日、お店を閉めて暗くなってしばらくしてから外で "ドカーン" というもの凄い音、車の衝突事故だとすぐに思い、外に飛び出しました。

お店のほんのちょっと先で乗用車と2tトラックの衝突事故、乗用車は前方がグシャグシャで煙もくもく、これは大変だと思い慌てて駆け寄りましたが、ドライバーの中年の男性は何事もなかったかのように 「大丈夫です」 とすぐに車から出てこられました。トラックの方も初老の男性お二人でしたが全くの無事でした。
凄い事故だと思ったため、全員が全くの無事で、本当によかった・・・

双方の話をお聞きすると、久留米ナンバーのトラックが道に迷ってUターンしようとしているところに乗用車が突っ込んだ様子で、月も出ていない真っ暗な交通量の少ない夜道、どちらがどうという話ではないようです。
すぐに警察に連絡をして警察や救急車が来ましたが、その後レッカー車なども来て、先ほど"はる"の散歩に出かけた時は何事もなかったかの状態に戻っていました。

その散歩の中、その事故現場近くの歩道に、なんとこの時期に "ホタル" が光っていました。ホタルの時期はもう一か月も前です。
歩道に横たわって、最後の光を放っていたのです。月明かりもない真っ暗な中でなければ見逃していたでしょう。

この二つの非日常の出来事は偶然なのか・・・

あの事故は、一歩違えれば大惨事となっていたはず・・・
私にはこのホタルが、どうせもう死ぬ運命、と、三人の命と引き換えに来てくれたように感じてしまうのです。


                      




2011/07/14

最近、長雨でバイクに乗れませんが、マスコミには乗ってますね。
先般はTV、今回は新聞、それも発行部数全国ナンバーワンの読売新聞様です !
といっても県内版のページだと思われるので、全国で見られるという訳ではないようですが。

昨日13日の朝刊で、ここ竹田市の菅生地区の紹介記事があり、その中で載ったものです。
菅生地区の紹介ということで5件の記事が載っていますが、なんとそのうちの3件は当店がらみのもの・・・
私がお店で、家内がジャムで、そして、当店にいつも美味しい無農薬の新鮮食材を提供下さっているお隣のくわき農園さんがスイートコーンで・・・
" 竹田の菅生、それはスロウビートだ ! " ということなのですよ ! ガッハッハ (違うか…)

それにしてもカラー版で夫婦共々写真も出るとは・・・(たらり) でも別々の枠組みで、というところがよい。
夫婦仲良く手を取り合ってガンバってます ? ・・・なんてぇガラではございませんので。

記者さん、--- 若くてきれいな女性ですよ--- どうもありがとうございました ♥






2011/07/09

放射能と同じに、ムチャクチャはどんどん拡散・・・・・やるせなさが募ります。
やっと就任の復興大臣が放言から数日で辞任、かと思えば玄海原発九電のサクラメール、で社長は辞任示唆、経産大臣まで辞意表明とか…東電の社長さんもそうでしたが、みんな辞めればそれで一件落着という世界のようで、罰金とか刑罰とか、そういったものは庶民だけに適用される倫理ということのようです。

原発をどうするか、いろんなところでいろんな議論があり、今日も国営放送で数時間に渡り関係有識者による生放送討論番組がありました。なかなか真摯な討論会でした。

世界の原発容認派は、今回の事故も失敗の経験としてフィードバックして安全性を高めていけばよい ・・・ということのようなのですが、そもそも原子力というものは、原爆も原発も、一度ことがあったらもう後がない、ということがあります。そんな世界滅亡の危機感から、核縮小そして全廃というオバマ大統領に、ノーベル賞も送られるほどの世界的賛同があったはずです。

・・・・・オートバイに、もう40年近くになるか・・・乗っています。
バイクに乗っている人には分ると思いますが、命を落とすような危険に何度か出会っているはずです。たまたま運が良く、その危険を回避でき、または事故からも復帰でき・・・でもそれは本当にたまたま・・・ただ運が良かっただけ、と自分では思っています。最初に襲い掛かってきた危険だけで命を落とすこともあるはず。
たまたま今まで危険を回避できてきたため、その経験から学んだ蓄積で、今ではリスク回避の術は相当向上しています。でも…

一か月前、バイクに乗っている方ならご存知かと思いますが、歴史あるバイク雑誌で、その気さくな人柄からも愛されていたその編集長が、その雑誌の撮影中に公道のバイク事故で亡くなりました。ここ大分県出身の、まだ39歳でした。バイクを愛するが故に、その公道での安全テクニックを自らの体で啓蒙してきた人物そのものが、その公道の交通事故で亡くなりました。
数年前、若き日本期待の世界グランプリライダー、バイクに掛けては誰よりも技能を持っていた "ノリック" も、サーキットではなく公道のバイク事故で命を落としました。

絶対の安全なんてものは、どんなに学習しても、どんなに優れた技術や技能を持ってしても、絶対にあり得ない。だからこそ、ダメだったときのリスクを考えるべきで、一度出た放射能のみならずその廃棄物の処理方法さえ無い原子力は、まだまだ現人類が大手を振って振りかざす技術ではないはずです。
失敗から学習して成長するといった、たんなる子供の火遊びでは済まない、たった一度の過ちで人類のみならず全地球生命をも滅ぼすリスクを負っています。東西冷戦から今回の福島まで、たまたま運がよかったから生命が生き延びているだけ・・・

目には見えない放射能、今回のことでよく分かりましたが放射線による長期的な障害についてはまだよく分かっていない領域の物のようです・・・公にされない無数の核実験や原発事故など、実はもう将来的に取り返しのつかないことになっているのかもしれません。
その中で今出来ることは、これ以上はリスクを撒き散らさないこと、それだけしかないと思うのですが。

             

梅酒。
昨年、懇意にしている地元のお客さんから沢山梅を頂いて、さてどうするか、ということで生まれて初めて梅酒を作ったのですが、これがべらぼうに美味くて、書籍に 「三か月から一年寝かせて…」 と書かれているを、二週間目位からちょっと味見、味見とやっているうちに一ヶ月経たずにカラ・・・今年はその反省を込めて目一杯、35度3升を二瓶仕込みました。今、地下室で安らかな眠りに。

じわじわと、時間を掛けて将来の楽しみと美味しさが増してゆく・・・自然界のものはすべてそうです。
・・・じわじわと、時間経過とともに不安が増す・・・なんていう技術はゴメンです。




2011/06/09

なごやかなお店のサイトでどうかとも思いましたが、やはり憤りに堪えきれない。
国会議員という、本来は、日本で一番偉いはずの人たちのこと。

もう、いろんなところで憤りややるせなさが語られていますが、私もここまで国会議員というものがアホなのかと思いたくはありませんでしたが、でも思わざるを得ません。この大震災の時期の内閣不信任案から与党含めての内閣切り崩し行動…

一体彼らは何を志して議員になったのでしょう。 国策的な目的と志がある…ふむ、それを行うために政権を取る必要がある…まあ、ふむ・・・で、政権を取ったらその高い志のやりたかったことをやる・・・のかと思えば結局、、大災害をもたらしたシステムを造ったことをも含めて全く反省ない旧与党とともに、新与党内でも引きずり降ろし合戦・・・戦後最大の国難の中でもそんなゲームにうつつを抜かしている様は、一体どういう輩なのか・・・
いまどき、幼稚園でさえ流行らないようなこんな昔の国取合戦にいそしむ永田"村"の輩を、何百億という税金で国民が資金を出してやらせているという、この体たらくな構造…即応で原発廃止を決めたドイツと比較して見れば一目瞭然ですが、この日本には議会制民主主義なんてものはそもそも実態がない、と分かります。

何を志してあなた方は議員になったのですか ?
こんな国難の時こそ、その各々の志に活力漲る時ではないのでしょうか ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

"絶対音楽" という言葉があります。歌詞や標題のない、音だけの音楽といった意味です。
クラシック音楽には、題名がなく交響曲第何番とか前奏曲第何番とかいった素気ないネーミングの曲が多いのですが、なぜでしょう ? それは、言葉では表せないような領域のものを表現しようとしているから。

人類は他の動物同様まず音(音楽)を自らのものとし、次に言語(詩)を獲得し、そして近年になっては映像を…
まず音、そしてそれに言葉が乗って歌となり、今ではそれに映像も乗ります。その過程は進歩と見なされそうですが、その道筋で薄れていくものがあります。

どんどん世界が限定され、自らの感性に委ねて想像力を膨らませる行為の度合いが狭まっていくのです。
音だけであれば、それを受ける個々それぞれのイマジネーションは無限です。作曲家が思ってもみなかった世界まで。それに詩が付くと、言語の範囲内で世界は限定されます。さらに映像まで付くと、受け手はただその製作者の想いをそのまま享受するだけになり、自己のイマジネーションは閉ざされます。
感性と想像力という、人根源の息吹・・・音楽→歌→映像と分かりやすくなるに伴い、受け手は自らの創造の宇宙を失っていく。 一昔前に一億総白痴化と言われたTVの影響力もその危惧から出た言葉でしょう。思考停止・・・


そういったものと同種の、進歩的と見なされる組織構造そのものが、その進歩を育むイマジネーションと創造力を殺してしまう、限定、閉鎖的な思考を産む・・・ 大企業病もその症例の一つと言え、原発はその構図の最悪のものでしょうが、その構図が、この国の政治の昨近にも感じます。

こんな非常事態時でも、オラが村思考から覚醒できない国会議員という税報酬の集団、 ちょっと後戻りしてごくごく当たり前の人間性を思い出せば済むことだと思うのですが・・・・・助け合うという・・・・・
利害関係だけでその地位を得てきた先生方にそれは無理、ということなのでは悲しすぎる。
・・・是非は別に、独自の世界観とリーダーシップを持った小泉前首相は、クラシック好きだったか・・・





2011/05/18

"ハロー大分" に当店が出ますよ ♪

昨日、テレビ大分(TOS) の方々が当店の取材に来られました。
正直に明かしちゃうと、この地に来てほとんどテレビを見なくなっている私は、お客さんから番組名を聞くことはあっても "ハロー大分" がどのような番組かも知らないまま取材を受け、くだけた和気あいあいの調子で取材を終えました。
で、今しがたこれを書くためにテレビ局のサイトを覗いてみて、「番組案内」 の筆頭にこの番組が掲げられているのを見て、たじろぎました。

看板番組でした・・・

毎週土曜日のAM10時 (正確には9:55) から一時間半放映されています。
その番組最初の 「週末ど~よ」 というのコーナーの取材で昨日この地域を回られ、当店にも寄られたものです。
なぜ当店に・・・聞くと、番組の女性ディレクターの方が以前二三度当店にお出でになられて気に入っていたとのことで、ちょうど今回この地を回るので、ということでした。何がご縁になるか分かりません。

リポーターの大野さんと岩野さん、岩野理沙さんは新人ということでしたが、かわゆかったですよ~ ♥
大野タカシさんは当店の音楽関係のポスターや設備に興味を持たれていたので、「何か音楽おやりですか?」 「ええ、ちょっとボーカルとギターをやってます」 「趣味が合いますね」 なんて言っていたら、嗚呼、今度7月に大分文化会館の大ホールでコンサートをやられるプロ歌手でした。また恥の上塗り・・・


でも、昨日まる一日、6~7人費やしての取材で番組冒頭の10~15分のコーナー分だけ。当店だけでも二時間を費やし2~3分の放映時間とか・・・これから帰って編集作業・・・これを毎週続けることを考えると、もう途方もない感じです。
テレビって気楽に見てますが、番組作りにはもの凄い労力と時間が掛かっていることを目の当たりにし、またひとつ勉強しました。この地でこの仕事をしていると、新たに知ることがどんどん増えます。


本当に皆さま、お疲れさま、ありがとうございました。

    

放映は、5/28(土) AM 9:55 より。テレビ大分(TOS) "ハロー大分" 。冒頭のコーナーですのでお見逃しなく !
なお、地方局なので大分県以外ではお見せできないのが残念・・・





2011/04/04

やっと、寒かったこの地にも春が訪れてきたようです ・・・

なんで木々や花々たちは毎年決まったこの時期に、こんなにも美しく咲くのでしょう・・・
彼ら彼女らにも、これまでの生の歴史の中で様々な困難があったはずなのですが、でも毎年精一杯、生の美しさを放つ。

お店の近郊には枝垂れ桜の隠れ名所が多く、震災の重苦しさを切り替えようと、休日の今日、近郊の桜めぐりをしてきました。

桜というものは日本人には特別なものと思え、桜の傍にはどこでも人の営みが寄り添っています。
生のあるもの同士、ほんの一瞬の美しさをお互いに愛で、生を楽しみ ・・・・ そういった自然と一体の営みが日本本来の素晴らしさかと、花を見て改めて思いました。





     

この震災と原発をもって、桜を愛でるような自然共存の、本来の日本にならなければ ・・・・
でなければ、被災されているものすごい数の方々の、その苦悩と死の、意味がない。




2011/03/29

        

大地震からもう半月以上も経つというのに、どこもまだ災害の真っただ中。さらに、原発はひどくなっていく一方・・・
災害の外で情報に身を委ねているだけでも疲れてきたと感じる自身を顧みると、当の現地の人達の疲労やストレスはいかほどなのか・・・

ドイツのルネッサンス期の画家、アルブレヒト・デューラーの "メランコリア" と題される版画に、なぜか今の気持ちが惹かれました。デューラーの代表作のひとつで、モナリザと同じく謎の多い絵とされています。
残骸のような物々の中で疲れ果ててしまっている天使や動物たち ・・・ その中で、羽を持った女性の "目" に惹かれます。
真っすぐに、何かをずっと見続けている、強い意志と理性を感じる眼差し ・・・・・ この目だけは、何もかもが力を失った中で異彩を放っています。
何を見つめているのでしょうか ・・・・・ 高慢で浅はかな愚かしさが招いた惨状の中で、改めて真実を見つめ直しているのか ・・・

・・・ 春ということで、大都会に行っていた若者たちが帰省 (避難?) してきたり、また逆に、旅立とうとする若者の送別会や春休みの旅行など、当店でも震災後に若い人たちと話す機会が多くなりました。

みんな、きれいな心を持っています。

草食系と言われますが、それは他の肉を食らってでもといったこれまでの肉食系世界のおかしさに、彼らはうすうすと感づいているからなのかも知れません。
彼ら若者がどのように世界を変えていくか ・・・ デューラーの絵に遠く見る光と虹のように、希望。






2011/03/14

・・・ めちゃくちゃ ・・・ 東日本大震災。

3/11(金) 午後に税務署に確定申告をして帰ってきてやれやれと思っていたら、お客さんから津波のことを聞きTVをつけてみて絶句・・・ SF映画でも見たことのないような、無数の、車のみならず家までもが濁流に浮いて流されている。
津波の被害状況は、その後どんどん加速し、とても身近な国内で起こったものとは信じられないような惨状、死者は一万人を超えるとも言われ、さらにそれに追い打ちを掛ける原発 ! そこからずっと目が離せなくなり、お店でもTVをつけっ放しにしています。
(一号機に続いて三号機の爆発、そして今、二号機の炉心全露出の政府報告、最悪の可能性が出てきた )

十年前まで私たちの家族は、明日来てもおかしくないと当時でも言われていた東海大地震の、それも震源地と予想されるすぐ近くに十年間近く住んでいました。
その予想震源地の真上に浜岡原発があり、原発と地震については当時から敏感になり、いろんな情報を個人的にも調べていました。その中で公側が 「絶対に大丈夫」 と言い切る姿勢を見て、自身20数年自動車やプラントなどの設計・技術に関わってきた身として「これは危険だ」、と感じてきました。

技術には 「絶対」 などというものは絶対にあり得ず、最善でも「現在までの知見では」 という前提でしかなく、であればこそ最悪の場合の想定というものが必要なのですが、残念ながらそういった想像力よりも、政治・経済的観点を含めた 「確率論」 的なバランスの中でその危惧は薄められ、政府の決めたガイドラインに沿って民間含め物事は、それこそ流されるように進んでいく様を企業人として体感してきました。

その中で人類が手をつけてしまったパンドラの箱の原発、でも、なんとか最悪の事態は免れて欲しい・・・・


人間が何十年、何百年掛けてこつこつと築いてきたものは、そんな人の心など何も関係なく、たった大地の一揺れで一瞬にして無に帰す。だがこれと似たようなことはこの田舎では日常よく見ています。蟻の巣やハチの巣、雑草や雑木・・・人の都合で何の前触れもなく一瞬にして無に帰す。彼らにとっては大惨事のはず。
だが、彼らは死なない。時が経つとまた元の姿が蘇っている。
日本も戦後の全土壊滅、さらには放射能をも浴びた惨状でさえからでも、たったの半世紀でそれ以前の何倍もの繁栄を築いた。

その力は、大自然から見れば芥子粒のような個々の存在であっても、その個々が手を繋ぐことで巨大化できる 「数の力」 であり、その力は未曾有の大変災でさえも対抗できる ・・・・ 回りに見る生物と、そして人の歴史がそれを証明している。

大海の水も一滴から・・・マザー・テレサの言葉。

            

当店でも支援方法を調べ、微力かもしれませんが今日募金箱を作り、当店のレジ前に設置しました。
ひとりが100円でも、日本一億人では100億円 !!! になります !
当店での支払いのおつりなどの、ちょっとした気持ちを支援に繋げられたらと思います。

決して、個々の力は無力ではありません。




2011/03/03

今日は雛祭り、その女性のたしなみのピアノ、マイ・ラブ !

冬の間はお客様もあまり多くはないので、店の合間に2階のピアノでこれ幸い? と下手なピアノを練習してます。
そこで思うのですが、改めてピアノというものは、なんともグレートで興味深い楽器です。

… ひとりで何でもできちゃう。
… レパートリーが最高級品を含め、それこそ星の数ほどある。
… どんなジャンルの音楽でもイケちゃう。
… 音色や音量をひとりで自在に操れる。
… そして、機械・テクノロジーというものとして見ると、近年のデジタルな処方ではない、有機と無機の絶妙な塩梅加減に興味が尽きない。

一台で気楽に「和音」が作れる楽器というものは実はごく少数で、ピアノ・オルガンなどの鍵盤楽器か、ギターやハープなどの撥弦楽器だけ。
その中でも、一台で伴奏と一緒にメロディーを自在に奏で、個々の声部のニュアンスや音量も操りながら、となると、ピアノしかなくなります。

逆に言うと、よくぞこんな楽器を先人は編み出してくれたか、と、感謝するのみ。

現代の88鍵のピアノの音域はオーケストラの音域以上をカバーします。
これまでのほとんどの作曲家は、クラシックのシンフォニーでさえもピアノを使いながら作曲していたと言われています。あの複雑なシンフォニーを書くマーラーでさえ、自分の交響曲全てをまずはピアノ曲として書き、それからオーケストレーションの色付けをしていったと聞きます。
逆にリストは、ベートーヴェンの全交響曲を、合唱が入る九番を含め、ピアノ用に編曲しています。

つまり、何十人かで成り立つシンフォニーの各声部や音色全体を、ピアノは一台で、そしてひとりで奏でることが出来るという、実は、夢のような楽器なのです。
こんな夢のような楽器は、しかし昔からあるものではなく、実はまだ発生から200年あまりの、楽器の仲間達からすれば極めて新参者のニューテクノロジーなのです。しかしその生誕直後から、この便利で神秘的な響きを持つ楽器はモーツァルトやベートーヴェンなどの巨匠に愛され、それ以降の音楽にはなくてはならないツールとなったため、そのレパートリーは今や膨大な数に上ります。

クラシックからジャズ、ポピュラーまで、今耳にする広大な音楽の海のルーツには、それを生み出す 「ツール」 としてのピアノの存在があったのです。

夢のような楽器である現代のピアノ、音楽好きは弾かにゃあ損です。

     





2011/02/20

あの、旅ガイドの定番 "るるぶ" の記念すべき4000号の本年度版に、また掲載していただきました。

               

今回はさらに嬉しいことに、ウチと懇意な "カリン"さんとご一緒に、というサプライズ付でした。
で、さらに紙面をよく見てみると・・・・・掲載の地図がいぃ~んですよ !

            

上の地図のど真ん中の太赤字が当店なのです。
分かりづらいかもしれませんが(あまり大きくするといろいろ問題もありますので…)、この地図は阿蘇からくじゅう、祖母までを網羅するメインの広域図で、その中の真ん中で目立っちゃってます・・・
レイアウト上でたまたまそうなっただけのようなのですが、・・・非常にラッキー♪ ~です。

このほか他の書籍では、先ほど数年ぶりに改訂となった "マップルたびまる~湯布院・阿蘇・黒川"(全国版) にも初掲載いただいていますので、よろしかったらいろいろとご覧ください。


・・・・・"るるぶ"や"マップル"といった昔からメジャーな旅ガイド本、この仕事に携わって改めて認識を新たにしましたが、お店から広告料などを取るのではなく、自らの足と嗅覚でお店を紹介されています。
そんな正道の著作であるからこそ、長年定番と成り得ているのでしょう。

そういった真摯な舞台裏の作業・・・・当店もお客様相手の生業として再認識させていただき、示唆され・・・・・励まされます。





2011/02/07

思えば生を受けての半世紀、ずっと旅人だった・・・

外国に行ったとき初めて故郷という概念が分かりました。
「おお、私の故郷は日本、これが故郷という触感か!」

普通にあるどこどこ出身というもの、そういったものは自分にはなかったし、もっと全地球的とか博愛主義でいいと思っている。


生まれは東京・代々木上原、そこから、長崎 、松江(島根)、門司・小倉(北九州)、倉敷、徳島、名古屋、堺、札幌、藤沢(神奈川)、宇都宮、茅ケ崎 (*ここで家内と合流)、掛川(静岡)、豊中(大阪)、愛知・・・・・

住んだ地は北海道から四国・九州まで17カ所、引っ越しは20回を超えた。
べつにサーカスの団員ではない。単に親子続いてのサラリーマンだったというだけだ。
父は博多の出、母は東京・・・そんなことはサラリーマンにとっては何の意味もない。

・・・日本の全県で寝た。
気づいたらそうなっていたというだけ。旅が好きだったから。
山小屋や漁師の番屋を始め、無人島の砂浜、駅の軒下やビルの階段下から体育館の床下まで・・・
富士山の山頂でもテントを張って一人寝た・・・

・・・ゴキブリですね。

回りの同僚サラリーマンが何十年かのローンを組んで家を持つことにステイタスしていた中、家を持つことや定住にはずっと興味がなかった。
家なんか、布切れ一枚のテントだけでさえ、外界から隔離された至福の温かみを感じていた我が身では。


そんな自分が、定住もいいと思う転機となったのは、家族で行った北アルプスの立山でした。
日本中いろんな自然を見てきた中、その象徴としてあの立山の天上の風景があったように思います。
家族というユニットでのマイルストーンでもあったか・・・


    
    
    
    
    
    
    
    


あちらこちらでいろんなものを見る必要はない、ひとつの大自然の中には全てがある、そう思わせたのです。

そこから定住の地を求め・・・・・この地に居ます。


  

・・・そんな定住の地は、今年は寒かった。

外の水槽、いつもは数日で溶けていた氷が今年は一ヶ月氷張りっぱなし、下が見えなくなって心配になって氷を割ると (いつもと違って簡単には割れないので斧で叩き割った! 厚さ5cm!)、金魚もメダカもちゃんと生きていました。たくましい奴らです。

今年の寒さはこの地でも数十年ぶりだったそうですが、数日前からはやっと暖かくなり、今日の休日は久しぶりにドゥカティ全開。雪解け道を行き、直湧き (湯船の底から自噴の温泉が湧き出る) の温泉にも浸かり・・・・・


素晴らしい地なのです ---- この地が私 (実は家内の方が先 …? ) が選んだ、"故郷" です。






2011/01/16

寒波到来 !

    

昨日の土曜日から大寒波・大雪の予報、でも昼過ぎまでは雪も大したことはなく時より晴れ間も見え、それなりにお客様も多かったのでタカをくくっていたところ・・・夕方から吹雪き、瞬く間に国道も雪道に・・・

    

      ( 外の雪景色をぬくぬくと大画面で室内から俯瞰できるというのが当店のポイント ♪ )

       

日が明けて今日の日曜日、こちらに来て5年目にして初めて、自宅の水道が凍結して水が出ませんでした。
朝10時にして外気温がマイナス7℃、前日の薪ストーブの余熱で外がマイナスでもいつも数度はあった店内も、初めて朝0℃。
雪景色で嬉しそうにしていた"はる" も、よく見ればぶるぶるしてるのでお店の中に入れてあげました。
雪は大雪というほどのものではなかったけれど、温度がすごかった・・・

でも、お店を終えて暗くなった夜空の散歩で、満月の月明かりの下の雪原で飛び回って駆ける "はる" を見て、そういえばなんてことはない、スキーに行けばいつも自分だって氷点下の中で遊び回ってたんだもんな、寒ければ寒いほど雪質は良くなるしなんて・・・と想い出し・・・・

寒さを寒いと思えば辛いだけだけど、寒いからこその楽しみ ! と思えば、極寒もまた遊んでしまえるという、生き物のすごさですよ。

こんな極寒の日にはもしかしたら誰も来ないかなと思っていたら、地元の人でさえ来ない日に、なんと大分市内からご懇意ご夫婦が、「いやぁ~年始から雪ばっかりで・・・今年初めて初詣がてら来ました」「えっ ? 今年初めてでしたっけ ? 今日、初詣 ? ・・・ まぁとにかく暖まっていって下さいな・・・今年もよろしく・・・」

昨日と今日は娘のセンター試験もあったようですが、田舎のガッコなので受験生総出でバスに乗って大分市内の会場に行き、気合の儀式なんかやりながら試験に挑むという・・・・・( 遠足か !!!? )


まぁ~、なにかと極寒の中にもいろいろあって楽し。






2011/01/05

新年明けましておめでとうございます。
本年もご愛顧のほどを。

初撮りです。
またまた今年も年末年始は雪景色となりました。
お店の前から夕日に照らされる雪の傾山と祖母山、阿蘇の雪の田んぼと初詣の阿蘇神社・・・・・

暗い雲の下にも光はある、役目を終えた田んぼも次の春を待つ・・・ウチの"はる" は何でこんなところに連れて来られたかよお分からん。

まあ、いろいろありますがな。
でもみんな、真っ白な雪が清めてくれます。

山も谷も、光も影も、笑いも悲しみも、いろいろあるから人生楽し。


今年もがんばります。
押しても引いてもダメなら、発想を変えて、兎のようにジャぁ~んぷ ! といきまひょか。


  

    

                   







Top ...... 2012 2011 2010 ...... 2007~2006