Cafe'  SlowBeat




 

コラム

気がついたときに、思うことを記していきます。


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2009/12/17 





今日はちょっとメジャーな方面で攻めてみましょう。

まず、今月発売の「るるぶ・大分別府 2010最新版」で当店を紹介して頂いてます。

ありがたいことに、いろいろ雑誌や新聞に紹介記事を載せて頂いていますが 「るるぶ」は初めて。8月に打診があり9月に取材に来られました。

スペース的には大きなものではありませんが、でも全国版です ! 

全国どこの書店でもこの一年間は置いてあると思われますので、是非ご覧になってみて下さい !



もうひとつ。

いつも何かとお世話になっているピアノ調律師の安藤さん、これも今発売中の大分県の大人向け情報誌 「セーノ」 12月号に、"愛すべきとんがり族" として見開きで記事にされちゃってます !

メイン・ディッシュは先日ウチでも演奏してもらった "辛島さん" がらみの逸話で、彼の漂々としながらも誠実な人柄が偲ばれ、ニンマリです。



最後にもうひとつ、ダメ押し。

なんと、あの横浜ベイスターズの内川選手 ! が昨日当店に昼食を取りに来られました。昨年の首位打者、今年も最後まで競い合いました ! WBCでの活躍も記憶に新しい !

実は、内川選手の出身は大分県、しかもご両親はここ竹田の出身だそうで、これまでもお母様は何度か当店にお出で頂いていました。今回オフで里帰りの中、そのお母様が連れてお出で下さったものです。

開店最初から親しくしていただいている、今、定年後も数種類のチームで野球現役の常連さん、憧れの球界1の内川選手と写真を・・・・・という願いで納まったツーショット・・・

いつもひと角ならないお世話になっていることへの御恩返しが、ちょっとは出来たかなと思った昨日でした。
それにしても今年はこんな片田舎の店に著名人が何人も・・・小山彰太さんから始まり、中本マリさん、辛島文雄さん、樋口了一さん、そして今回の内川聖一さん・・・なんかすごい年でした。
みんな誰かとの小さな繋がりから成り立ったものばかりです。

しみじみと・・・感謝です。




2009/12/10 

リーマンショックと言われる日本の庶民にはよく分からないものから始まった不況、一年が過ぎてそろそろ年の瀬ですが、あまり芳しい状況ではなさそうです。中高年のお客さんのみならず若いお客さんたちからも就職難の話をよく聞きます。就職、雇用・・・・・仕事・・・

仕事がない、仕事が欲しい・・・でも本当の意味は、仕事をしたいんじゃなくて、仕事で得られる「お金」が欲しい、ということなのでしょう。仕事をしなくてお金が得られれば、それが一番。不景気と呼ばれる中でもパチンコ・競馬・宝くじなど一獲千金の需要が、増えたことはあっても減ったということは聞いたことがない。

本当は、仕事とは、そんなお金を得る手段というものではない、と思う。

人に何かを与える、それによって自らも成長し生きる・・・・自然界の摂理がそうであるように・・・・
その相手からの返礼が、人社会ではお金という形で還元されるに過ぎない・・・・・

人に与えるために何も滅私奉公する必要はない。自分が一番あげたい、喜ばれるだろうと思うものをあげればいい。それは人それぞれだろう、 ある人は電灯を蓄音器を、ある人は大衆車をスポーツカーを、ある人は美味しい料理を食材を、ある人は医療を介護を、ある人は美しい絵画を音楽を工芸品を、そしてある人は、それをうまく提供できるシステムを情報を・・・

どうやってそれを成すか ?
それを行う組織に就職する。それが当たり前のように言われ、その為にイイ大学、極まってはイイ幼稚園を目指すまでになっている今日ですが、現実にはなかなか自分の思い描いているものと実態は一致しない。

ならば、この貴重な自分の生や人への貢献ということを真剣に考えるならば、なぜ自分で仕事を創出するということをしないのか。

起業家といった大それたイメージでなくとも、個人や家族・仲間から出来る「仕事」が創出できないはずはない。だって、今就職したいと思っている企業、就業している企業でさえ、元は個人や家族・仲間たちから発したものでしかないはずなのだから。
さらに言えば、20年前にIT関連の「仕事」というものはなかった。50年前はTV、100年前は自動車や映画でさえも「仕事」ではあり得なかった。みんなそれ以降に誰かが創造して「仕事」として成ったもの。

        

この不況もあってか、都会では団塊の世代を筆頭に、最近では若い人たちからも田舎暮らしへの意向が今までになく高まっている、と先日、小説家の立松和平さんの講演で聞きました。一昔前までの「都会に行けば何でもある」から「都会にいても仕事さえ無い」に変わって来ていると・・・

田舎では農家からお店、宿、食品製造、工芸家など、小単位編成での仕事を行っている人が多く見られます。大企業が来ないからという面もあるのでしょうが、私から見れば産業革命以降の囲い込み労働ではない、個人それぞれの尊厳を持った好ましい生き方に見えます。

実はいつか書こうと思っていたのですが、私たち以外にも周りに沢山の都会から移住してこられている方々がいます。それぞれ個人や家族単位での仕事で、都会ではやりにくい仕事、 農業、ワイン、工芸、お店、パン・ケーキなどの食製造、観光や町興しの先導、引退後の方々は各種ボランティア・・・

交通や情報網がこれからも発達していく時代、創意工夫でいろんな、田舎や自然の中でこそ有利な「仕事」が創出できるのではないか、と思います。

私どももそういった中、会社生活から離脱しSlowBeatという「仕事」を創作し、小さいながらも「人間回帰」という高望みな思いを秘めながら、自然の中に抱かれてチャレンジしています。そんなチャレンジングな中では、苦労や苦悩もまた楽しみとなります。
ホントです。

企業や公務に隷属するのではなく、もっと個々それぞれの個性に則った創造性に富んだ生き方をする個人が増えることを、願っています。
それが様々な強い個を作り、ひいては強い地方、強い国、そして健全で公正な世界を作る根になると思えるからです。本来、民主主義を構成する基本要素は会社や組織ではなく、「個人」なのですから。




2009/11/07

薪割りをしています。
先週は例年よりも一カ月近く早い初冠雪、お店から見えるくじゅうや祖母の頂が白くなりました。
SlowBeatの冬の暖房は薪ストーブなので、その準備です。

ここに来る前、田舎暮らしの本などで薪割りは楽しい、なんてのを見ていましたがとんでもない !
最初の冬は初めてのことだったこともあり、苦痛でしかありませんでした・・・・・

でももう4シーズン目、大分こなれてきて、楽しんでいます。
斧で一刀両断、これはなかなか快感です。
なぜか、「切れる」と思わないで少しでも邪念があると切れない。そう、割るではなく切る、といった感じ。
昔の武士にでもになったような感じなので、運動面だけでなく、精神面での効能もありかも。

                

最初のシーズンは狙った所に斧が当たらず、否応なしに大小様々な大きさの薪が出来てしまいました。
小さな薪はすぐに燃え尽きてしまうので、ストーブの投入口ぎりぎりの大きな薪にしたいと二年目以降目指しました。昨年辺りから斧がかなり正確に狙った所に当たるようになり、昨シーズンは大きな薪に囲まれてホクホク・・・・・ところが・・・・・

大きくて立派な薪ばかりでは随分具合が悪いということが分かりました。

大きい薪は長持ちするものの、なかなか燃えない。
薪ストーブは最初にストーブ自体を熱くしなければならないため、そのため即効性のある小さな薪が必要だったのです。さらに、小さな薪だけではすぐに燃え尽きてしまうため、次に中間の大きさの薪も必要となります。そうやってストーブが熱くなって初めて、大きな薪の出番になります。
また、運転途中で火力が弱まったときも、また小さな薪や中間の大きさの薪の出番となります。

つまり、立派な薪だけでは成り立たないのです。
そこに思いが至った時、"これは自然界や人の世も同じじゃないか、何という真理・・・"

              

お金持ちや権力や名誉を持つ人を羨やむこの人の世ですが、でも絶対、その人達だけでは世の中が成り立たないということは自明です。

大きいものから小さいものまで、いろんな人たちが居てこそ初めて、人間世界は成り立っています。どちらが上とか下とかということではない。派遣やニート、障害者やお年寄り・・・・・社会の弱者やお荷物などと考える風潮ある今の世ですが、断じてそんなことはない、全ての人々がすべてそれぞれ重要な役割をしている・・・私は薪割りをしていて改めて教えられました。

この世に於けるすべての存在、すべからく意味のあること。

ということで、斧の狙いが多少外れても気にすることがなくなり、薪割りもずいぶん気楽になりました。




2009/10/27 

秋の恵み !




ふっふっ、即席で撮った写真なので、その美味しさがどこまで伝わるか分かりませんが、地の人にしか味わえない秋の味覚 !

まずは、この秋初収穫のお隣くわき農園さんのレタス。いつも初物を報告がてら持ってきて下さるのですが、レタスは今日届きました。春と秋の二回収穫がありますが、このレタスはもうマヨネーズか塩を振りかけてバリバリ食べているだけで幸せになれるという絶品のレタス ! こんなレタスがあるのかと、初めて食べたときはびっくりしました。みずみずしい生命力がそのまま身体に入っていくがごとし !

次が、原種のままの枝豆 ! 枝豆は元々大豆の早取りから始まったそうですが、その後枝豆としての収穫を合理化するために品種改良されたそうです。一昔前の農家では田んぼの畦に大豆を植えていたそうですが、農薬を使い始めてからは風物詩、大豆のままの贅沢な枝豆は市場に出ることはありません。味が濃く、大豆の風味が濃く残った逸品 ! 年に一週間だけの収穫、それもその日に採ったものをその日に茹でなければ本来の味が味わえないという贅沢品、これも親しいお客さんの自宅で取れたものを先日頂戴しました。

次がシイタケ。これは当店で採れた、生まれて初めて収穫を経験したシイタケです。自家製のパンや豆腐を販売させて頂いていた自然農園の「明石さん」から、水さえやっていれば自然に生るから ! といってコマ打ちしたクヌギの原木を一本頂いていたのですが、先週から立派なシイタケが本当に生りました。
ちょおっとびっくり !

次がコシヒカリの新米。これも親しいお客さんがご自宅の田んぼで収穫されたもの、当店のメニューでも使わせて頂いています。全くの無農薬まではいきませんが、ごく低農薬で個人の農家が自宅用に育てたお米、都会では考えられない低料金でのピカピカの新米です。

この他にも、栗、ブドウ、カボス、みかん、里芋、人参、・・・いろんな農園関係の方々から頂きました。

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これら素晴しい味の収穫物は、すべて農薬や化学肥料を用いていません。(お米やブドウはちょっとだけ)
収量を増やし収穫を安定させ、さらには外観を良くするため、即ち、農作物を工業製品と同様な視点から考えて "クスリ"を使うようになったようですが、でもその結果、形や味は似ているものの、生来の味の力が弱まった食材がはこびる世となってしまったようです。即効性に頼って"クスリ"に浸ると、人体同様、その生本来の生命力を失うようです。

身近に住んでいると良く分かりますが、農家の方々は決して好き好んで"クスリ"を使っているのではありません。クスリ代から機械から手間まで費用は膨大なものになるし、作業する自分たち自身の害にも気を配らねばなりません。それでもなぜクスリを使うのか。

それは、行政の指導という一面を除いても、キレイな色や形をした食材を年中通して安く手に入れたいとする、消費者のニーズが主導してきた、という面が大きいのです。そのニーズに合格しない作物は捨てられています。そして、それが農家を低迷させ、消費者にとっては価格を上げられている一因でもあります。

見た目よりも・・・・・虫が食っていたり曲がっていたり小さかったり泥が付いていたり、そんな本来の伸び伸びとした食材の方が "実は美味しい !" という知が、もっと多くの人に浸透したら、農家の方々も喜んで仕事ができ、消費者も安くて美味しく安全で健康的な食材が口に入る、そう思えて仕方がありません。

本来の食材の持つ生命力、これはもう頭よりも身体が嗅ぎわけるでしょう。
食材に限らず本物は、自分が身をもって体験しないとその存在を知覚できない。
この情報野放図の世の中、生身の身体で感じるのではなく、TVや映画やネットでそれ風のものを見ただけで物事を知ってしまったと感じる危うさ、これを食材の状況からも感じました。

          *             *             *            *

自然は、全てを与えたもうているのでしょう。人間は自分勝手な欲ばかり腫らすのではなく、もっと自然の力を鑑み、そしてその恵みに謙虚に感謝すべきなのだと、この辺の作物を食してつくづく思います。




2009/10/13 

ウチの開店当初から親しくしていただいている梁塵窯さん、10月の28日から一週間の間、初めてご自宅の工房で工房展を開かれます。
当店から南へ20分程度のところです。

祖母山の麓の山の中の工房、雰囲気満点です。ぜひお出かけになってみて下さい !

当店に工房展ご案内のポストカードも置いてありますが、
梁塵窯さんのホームページへもどうぞ。




2009/10/08 

久しぶりの大型の台風18号、とりあえず九州は昨夜無事通過したので、いろいろまとめてご報告。


まず先日の日曜日、お馴染みのドラムスの本田さんのお店 "ぽのぽの"主催で、竹田の岡城で満月を愛でる野外無料コンサートがあり、お店の常連さんたちとお酒や手料理を持って応援に駆けつけました。
手作りの野外コンサートなので照明は車のヘッドライト、ウチの車も一役買いました。

数種のバンドが出演したあとの演奏のトリは、ウチのお店でも何度か素晴らしい演奏を披露してくれたピアノの園田智子さん ! 率いる熊本のジャズオーケストラ "不知火スターライツ " 昼間ウチのお店で腹ごしらえをしていって、ステージ最後はクラシックの名曲 "ボレロ" を全員で合奏、ハッピーエンドで催しを終えました。

本田さんもすごいことをよくやる !
(・・・それにしても、月夜の下でのおへそ丸出しのベリーダンスはよかったぁ・・・・・)

    



次は昨日、あの、今年の紅白に出場かと噂される樋口了一さんが、当店へ昼食を取られに来られました。
当店から近い長湯の老人施設に慰問コンサートへ行く熊本空港からの途中、これまでも何かとお世話になっている、TVのバイク旅行番組で有名な、竹田の"姫ダルマ"さん、のご紹介でした。

たまたま、ほとんど身内のように親しくなっている介護をお仕事にされている常連さんが、その仕事がらもあってか彼の曲 「手紙」を涙なくしては聞けない、というほど樋口さんの大ファン。仕事の合間を縫って来てくれて、一緒に居られて、さらにはツーショットで写真にまで納まって、最高に幸せそうでした !

当店のホールへスタッフと上がってピアノを弾かれたりして "ここでやったら気持ちいいでしょうね"と樋口さんに言って頂き、もしかしたらウチのお店でライブが実現・・・? でも紅白に出てしまったら、やはり無理かな ?
ともあれ、姫ダルマさん、ありがとうございました !

                       


最後に、現在発売中のシティ情報大分の10月号、"ギャラリーカフェ" なんてモッタイナイ言葉で、大分県内の4店舗が紹介されている中でのトップで紹介されてしまいました。汗がタラリぃ〜ん、です。






2009/09/27 

昨日、この地区のお祭りがありました。菅生の禰疑野(ねぎの)神社祭り。
小さな村のお祭りなのに、これがすごく立派なんです。

              










こちらへ移ってきてまだ右も左もわからない三年前の最初の秋、お隣のくわき農園さんの若夫婦が誘って下さって初めて見に行ったのですが、その時は驚きました。
夜店と盆踊りやカラオケなんかのこれまでの都会の町内会のお祭り程度と思って行ったら、こんな片田舎の村の祭りなのに、立派な 「能」 のような舞を舞っている。それも、文化財を守ろう的に形式的に行っているのではなく、老若男女や子供たちが自分たちの自然な楽しみとして行っている、観ている・・・

何と文化レベルの高いところなのだろうと思いました。
「能」なんて都会ではハイソの人たちが高いお金を払って観にいくもの、レベルが多少違うとはいっても、それと同じことをこの地域の人たちは自分たちで作って楽しんでいる。

この 「能」 とは 「神楽 (かぐら)」 と知りました。この地域だけではなく、九州ではいろんな神楽が各地で盛んです。「神様に楽しんでもらう舞・・・」 といった感じでしょうか。

付け加えて言うと、合わせてこちらへ来た当初に驚いたことは、男性が花や木々に詳しいことです。
花なんて女性のものかと思っていたら、この地では男性も当たり前のように自然に花を楽しんでいます。女性よりも詳しいくらいです。白い彼岸花もお客様から教えてもらいました。観たことあります ?

                  



神楽にしても花にしても、昔の日本では、誰もが持っていた情緒であり感性であったのでしょう。
そんな高貴な情緒や感性を失わずに持っているこの地域、はたまた九州は、なんと素晴らしいところなのでしょう・・・




2009/09/24 

お気付きになっていた方もおられたかと思いますが、この一年このホームページのページ増設ができませんでした。したがって、一つのページが長々と続くことになっていました。
連休明けの今日、時間が取れたのでやっとのことで全面的に修正しました。

一年前にパソコンが壊れて新しいパソコンを購入、OSがXPからVISTAへ変わってしまったので、いろんなソフトがちゃんと機能しなくなりました。
アップデイトで対応するソフトはほとんどなく、全て 「新しいバージョンのものを買え」 という商法です。
まともな市販ソフトは数万円します。

いまどき、このパソコン業界ほどプロダクトアウトの商法がまかり通っているところは他に類を見ません。
ハードそのものも修理ということを想定しておらず、一年の保証期間が過ぎれば新品同様の修理費を請求されるだけ、「新品をお買い下さい」 という姿勢です。

ハードもソフトもお金だけの問題ではなく、また一からいろんな機能や操作を覚え、セッティングまでしなければならない。
ホントに腹立たしい。腹立たしいけれども使わざるを得ない、パソコンがなくてはどうにもならない時代に来ています。

国民主権を謳う民主党さん、こんな強権商法、何とかして下さい !




2009/09/14 

今日、ドゥカティの二回目の車検の受取りで熊本のラ・ベレッツァに行ってきました。走行35,000キロ。
二週間も預けておいたのにお願いしていたことが全部は終わっていない、ということで唖然とし、社長さんと悶着してバイクを引き取りました。でも乗ってみてびっくり !

アクセルが軽い、クラッチも軽くて切れもいい、エンジンも下からツキが良くて吹け上がりも軽い、えっ ? なんでギヤの入りも軽くなってるの ? ブレーキも効きがすごい。もう、バイク全体が軽くて力強くなってる。フロントサスの動きは逆に落ち着いて信頼感が出てる・・・・・

イタ車のショップとはいってもここの車検費用は普通のバイク屋さんと変わりません。明細にも細かいメンテのことなど何も記載されてはいません。
でもその費用で、いろいろ細かいところまで手間暇を掛けて見てくれていたんだと、乗って分かりました。
嬉しくなって帰路途中にお礼の電話をしました。 − 「ありがとうございます。それがウチの車検です ! 」

車検って、もうほとんど車が壊れなくなった今ではほとんど形骸化してしまっていますが、でも本来、お役所が決めた基準を満たすかどうかの話ではなく、定期的に専門家に診てもらって、安全に乗れるか、さらに上を言えば、楽しんで乗ってもらえるか、が本来の姿なのでしょう。

依頼されたことがやれていない、ということでショップのプロ意識に疑問を抱きましたが、でもその指摘に対する社長さんの "心外だ" といった態度が不思議でした。約束を守るということはプロとして大事なことですが、でもそれ以上に大事な、こだわりと技術、が良い意味でプロにはあるのだと知りました。
( ちなみに出来ていなかった仕事はその場で時間を延長して全てやっていただけました。 )

同様のことは何度か書いたピアノの調律でも感じました。 この調律師さんも、その成果と比して費用がものすごく安い ・・・ (今週の日曜日にその調律師さんがライプやります、よろしく♪ )
また、この間行った、片田舎、竹田の小料理屋のスッポン料理、地元で引っかかったものだからと、天然のスッポンがべらぼうに安い値段でフルコース、それがまた全ての料理がべらぼうに旨かった。スッポンの肝の刺身なんて生まれて初めて食しました。

彼ら、本当のプロの技術はすごい。それは、それぞれの信念に基づく所から来ていると深く感じます。

安かろう悪かろうは当たり前のこと。高かろう悪かろうさえも世の中には随所に見られます。
信念と、そこから来る知見と技術とがあればこそ、安くて最適な処方箋が迅速に出来る。
知見も技術もなく、お金と手間暇だけ掛けて然したることが出来ない (行政が一例 ? )、そんな信念のない仕事とは、同じ"仕事"とは言っても大変な違いです。



ここに来て三年が経ちました。
私たちも早くそんなプロになりたい。信念はあっても、知見や技術ははまだまだです。




2009/09/04

衆院総選挙、終わりましたねぇ〜、下馬評通り民主の圧勝、やっと巨象が倒れました。
民主党がどうのというより、一つの集団が権力を持ち続けるということは絶対に良くない、澱んだ水は、もう腐敗臭を漂わせていましたから。 これで少しでも世の中が良い方向へ向かうと思いたい。

現行システムで恩恵を得ている人達は現状維持を求め、負荷を背負わされている人達は変革を求める、しかし現行システムの享受者は、往々にしてそのシステムの統治者サイドでもあるが故、よほどのことがない限り、そのシステムは変わらない・・・・・
今回の選挙結果はその "現行システムの享受者" でさえ 「このシステムではもうダメだ」 というまでにこれまでのシステムが腐食した、ということでしょう。

どう変わっていくのか、これからの一年は毎日のニュースや新聞が楽しみです。

ちょっと驚いたのが 今回の投票率。
多少増えたといってもこれまでとさほど変わらない七割弱、つまり、ほぼ三人に一人は投票していないということ。

私も二十歳代は "どうせ自分の一票では何も変わらない" と一切選挙に行かなかった口でしたが、でもいつしか "大海の水も一滴から" という考えが沁みつき、投票所へ向かうようになりました。
今回は初めて "自分の一票で何かが変わるかもしれない" という選挙で、しかもあの歴史的転換を成したオバマ選の後なのに、相変わらず投票しない人が多い、これはショックでした。

これはどういうことか。要するに三人に一人は政治とか国とかと関係ない暮らしをしている人がいるということか ? システム的なことで投票に行きたくとも行けない人が多いのか、はたまたよく言われるように政治無関心という人がまだまだ多いのか・・・

これだけ騒がれた選挙の中での七割弱の投票率、私には世界七不思議です。


ところで話は全く変わりますが、9/25発売のシティ情報大分10月号の特集で、また当店を取り上げて頂けます。今回はギャラリー特集ということで・・・本日取材に来られました。
大分県であればどこのコンビニや本屋さんでも売っていますので、乞うご期待 !




2009/08/13

もお、うんざりの天気です。

ここ一二カ月毎日雨といった感じの天気で、雨が全く降らなかった日というのが記憶に浮かびません。
先日はここ竹田も土砂崩れで全国版のトップニュースになりました。奇跡的に死者は出ませんでしたが、台風が来たわけでもないのに土砂崩れや水害でもう何人の方が全国で亡くなられたのか・・・

この長雨や集中豪雨のせいで農作物も大きな打撃を受けています。
当店で販売させていただいている大好評の無農薬トウモロコシも七月の後半から出荷できなくなり、そのままシーズンが終わってしまいました。約一カ月分が全滅です。
予約されていた方、楽しみにされていた方々には大変申し訳なく思います。私も個人的にお中元で予定していたものが全部送れなくなってしまいました。

しかし一番悲しんでいるのは農家の方々。
毎日店の周りの畑で昼夜問わず作業されている姿を目にしているだけに、何カ月も掛けて大事に育ててきた作物が全部ダメになってしまう気持を思うとたまりません。

温暖化などの影響で今後も天候不順が多くなっていきそうな状況下、今、自給率を含めて真剣に自国の農業を考えなければ、取り返しのつかないことになってしまうと感じます。工業が主体と思われている先進国の中でも自給率が極端に低い、すなわち、農業を軽視している国はこの日本だけです。
一昔前は稲穂の国と呼ばれていたのに・・・文化や生を考えずに、近視眼的に表層のコストだけを追ってきた結果です。


まずは今月末の総選挙、これが農政改革の出発点となることを期待します。




2009/08/04 

よぉ〜やるわ。

夏休みをいただいて、
娘の吹奏楽の全国大会で三重県の津市に行ってきましたが、全国からの県代表が集まったビッグな大会だというのに、またまたグレードアップした 「津軽海峡冬景色」 の独唱・・・・・
バックには大しけの海から汽船から、カモメまで飛んで・・・・・

7、8校の演奏を見ましたが、ここまで本気でバカやってるのはこの学校だけ・・・・・もう何も言うことはありません。ご立派 !
一応、最後はハイパフォーマンスの曲で締めて、バカだけじゃないよ、というところも見せてくれました。

   

   


次は以前住んでいた大阪。 "はる" の子供たちにも会ってきました。久しぶりにお母さんに会えてみんな大喜び、と書きたいところですが、親子げんかする者もいて、意外とあっさりしたもんです。
さすが野生は子離れ・親離れが出来てます。
それにしてもみんなお母さんとそっくりでしょ ?

         
             長男 ラッキー                長女 みみ

         
             次男 りく                   次女 ハッピー

みんな私たちのことは覚えていてくれたようで、どこでも尻尾を振って大歓迎。 子犬の頃いつも一緒にベッドで寝ていたことを思い出し、かわいくて純真で、なんかその頃を思い出して胸がキュンでした。

                   


・・・・で、オチですが、久しぶりの夫婦のご対面。
大喜びのお父さんに対して迷惑そうな "はる"。子供を産んだ後の妻の態度はどこも一緒のようで・・・

                   




2009/07/26

待望のメダカ、または金魚の赤ちゃん、が当店の水槽で生まれました !

           

「または」 というのは、メダカと金魚は卵から稚魚までは簡単には区別が付かないそうだからです。
昨年までも卵や稚魚はいたのかもしれませんが、育ちませんでした。
というのも、メダカにせよ金魚にせよ、なんと自分が産んだ卵や稚魚を食べてしまうというんです !
一体どういう摂理があって自分が産んだ子を食べるのか・・・

まあそういう訳で、今年はネットで卵や稚魚を隔離して、稚魚の育成に初トライしました。
というのもメダカの寿命は4、5年だそうなので、そろそろ後継者育成 (?) を考えなければならない時期になってきたからです。

卵は一緒に入れてある水草(ホテアオイ)の根に付きますが、今年は天候不順のせいか見当たらず、もう諦めていました。ところが先週、メダカをいただいたお隣さんが 「卵があるよ」 と教えてくれて、それで喜び勇んで卵の付いた水草を隔離して、ふ化を待ちました。
卵を見るのも、生まれたての稚魚を見るのも初めてのことです。

昨日見つけました。ものすごく小さく、全長2、3ミリ。頭部だけが大きく、細長い尻尾を鞭毛のようにすごい速さで振動させて泳ぎます。水槽には白メダカと黒メダカ、それと金魚が共存していますが、眼が目立っていることから、白メダカと黒メダカの稚魚だと思います。ちなみに金魚も稚魚は黒く、成長するに従って赤くなっていくそうです。卵の大きさもメダカや金魚だから小さいということはなく、タラコと同じ大きさ。タラなどの大型魚は一度に沢山の卵を産みますが、メダカなどの小さな魚は毎日のように1、2個を産んで、時間で勝負ということのようです。

  
  

昨今、少子化に伴ってか、親離れや子離れができない親子が多くなっているように感じていますが、それこそメダカとは反対の意味で、ネットを張って隔離する必要があるように思います。
送り迎えから学校、就職、結婚まで、手とり足とり・・・・・それに子供も馴らされてしまって・・・・・
「かわいい子には旅をさせろ」 という格言を最近耳にすることはありません。

子は、まずは第一関門として親の攻撃から逃れることによってのみ生き延びられる、そんなメダカや金魚の世界の厳しさまでは言いませんが、もう少し自立の厳しさが求められても良いように思います。

と言いつつ、ネットで隔離してかわいい稚魚を過保護する私です・・・・・




2009/07/15 

あの、バイク乗りなら誰もが知っている日本一のオートバイの祭典、「鈴鹿8耐」、をサポートする "バイカーズカフェ" に当店が選ばれました !

先月突然、鈴鹿サーキットの広報会社から郵便物が届き、8耐を一緒に盛り上げてくれるサポートカェになりませんか? との内容。
スポンサー料目当ての勧誘かなとも思いつつ早速電話をして詳しく聞いてみところ、広報会社が独自に全国のカフェを調査し選定した上での打診、大分県ではなんと当店のみへのお誘いということで、"当然無料で〜す♪ "・・・・・・・なに、それってすごく光栄なことなんじゃないんですか !!!

ということで、8耐サポートカフェ、ひいてはバイク文化を盛り上げるバイカーズカフェと相成りました。特典もあります。詳細は
スズカサーキットHP へ !
(左側バナーの 「Special」 内の 「バイカーズカフェ」 から入れます)

8耐まではもうわずか、私のドカを見てくれている熊本のラ・ベレッツァも老体の999Rに鞭打って今年も参戦します、応援しましょう !




2009/06/25

お待たせしました !

明後日の27日、土曜日から、毎年大好評のくわき農園さんの無農薬トウモロコシを当店で販売致します。地方発送も承ります。

そのまま生でも食べられる、甘くて新鮮、朝取れのみずみずしいスイートコーンです。


ところで皆さん、トウモロコシってどうやって生っているかご存知ですか ? こんな感じで生ってます →

どこにトウモロコシがあるか、分かります ?
ちなみに先端の黄色っぽいものはトウモロコシの花です。花とは全く関係のない所に実が生ります。
ちょっと変わってますね ?




2009/06/20

雑草。
今日半日掛けて"草切り"をしました。この辺りでは誰もが持っていて "ビーバー" と呼ばれる手持ちの草刈り機、これで店の周囲の草をぶった切ります。だいぶ慣れてきました。

田舎というか、自然というか、とにかくコンクリートやアスファルトで埋め尽くされた街からちょっと離れると、俗に言う「雑草」というものに面と向かわされることになります。
植物に造詣の深かった昭和天皇のお言葉だったと記憶しますが、「雑草という名の草花はございません」・・・・・雑草の中の一員として、いたく感銘を受けた覚えがあります。


この地に来て、否応なしに雑草と同居となりました。
で、三年近く暮らしてみて、「雑草」といわれるものの、いろんな点に感動します。
まずは、その種類の多さと生命力。

なんとか自分たちの種を生き延ばさせようと (そんなこと雑草自身は考えていないでしょうが)、あの手この手の戦法で攻めてきます。根をピッチリと張って基礎固めをしてから上昇するもの、根なんかそこそこにさっさと上昇し(簡単に人に抜かれます)、でもその代り簡単にあちこちに種子をばらまくもの、陽を浴びる為に上へ上へと上昇志向のもの、逆に横へ横へと面志向のもの、保護色や擬態めいた小ずるい手段で人間様が育てている「名のある草花」に紛れ込んで増殖しようとするもの、他の雑草や木々に巻きついて他力利用で伸びるもの、、、、それはもう人間の生きざま同様に多種多様で、もの凄い種類のいろんな奴らが様々な方法で生き延びようとしています。

まぁ、今日それらをバッサリとやってやったわけです♪♪♪・・・でも勝利感は今日だけ。また数日後からは 「なっなんでもう・・・」 と敗北感を味わうこととなり、しかして戦いは続くのです。でも冬になったらみんな枯れてしまい(一部それでもしぶとく残っている奴もいます)、やっと終わったかと思って奴らのことを忘れていると、春が来るとまた皆一斉に復活するのです。
ということで、人と雑草の戦いは永遠に続きますが、でも最終的に人間の方が負けることは目に見えています。人の根気と植物の根力、「国破れて山河あり」、昔から人類の敗北は明白です。

ここまで書くと 「雑草は人類の敵か」 と思うでしょうが、でも、すごく可愛らしい花を付けるものが結構多いのです。菜の花やタンポポはなじみ深いでしょうが (農業をやる人たちや私どもには立派な雑草です)、それ以外にも可憐な花は多々見られます。可憐な花が咲いていると、なぜかそこだけは残しちゃいますね。人間の甘さ、そこに付け込む雑草の計算されつくした戦法、とはいってもこちらも癒されますしね。

                




2009/06/07

山開きの前に、久しぶりに 「くじゅう山」 に上ってきました。
くじゅう山は九重山とも書くことがあるように、多々連なる連山ですが、唯一登っていなかった三俣山に登りました。
天然記念物の野生のツツジ、ミヤマキリシマの開花時期、ちょっと早いかとも思いましたが、時期をほんのちょっと誤れば梅雨、絶妙のタイミングでした。

日本百名山の中で九州本土にある山は五峰だけです。その素晴らしい山々の内の三山が自宅兼用のこのお店から見えます。朝起きて実際の山の天気を見てから登ることができるという、ものすごく恵まれた環境に居ます。三山へのアプローチは30分程度なんです。


山の中へ入ると、高々何百万年の歴史の人間様が四苦八苦している世俗なんか意とも介していない、何十億年の、大きな大きな空気に包まれます。


       

  

  




2009/05/31 





二週間前、アルゲリッチのコンサートに行ってきました。
なんと、ヴァイオリンのクレーメルも共演ということで、これは死んでも見に行かねば、と思ったものです。

アルゲリッチは私にとって、この世で現存するクラシック・ピアニストの中で一番のスターなのです。数十年後には当然歴史的なピアニストとして後世に残る存在なのですが、そんな、世界で一番好きなピアニストがこんな片田舎のすぐ近くに来て演奏してくれる、しかもあのクレーメルをも引き連れて !
これはもう、神が与えたもうたプレゼントとしか思えない 。

ここ大分県の別府市では毎年"アルゲリッチ音楽祭" というものが開かれています。あの気まぐれと言われるアルゲリッチ自身がこの地を気に入ったご様子で、毎年、東京でもなく大阪でもなく、この片田舎の大分に律儀にやって来るのです。
日本中でどこがいいかのと思案の末にこの地に移住してきた私たちですが、大好きなアルゲリッチ (娘も大好き) もこの地が日本の中で一番お気に入りということで、なんか感動・・・

クレーメル、これも現存するヴォイオリストの中で、世界で一番の私のスターなのです。彼も歴史に残る奇才の存在ですが、個人的には映画でも一部使われた、彼の弾くバッハの "無伴奏パルティータ" が私の宝物です。

そんな二人の共演ですが、実は失礼ながら、もう過去の人達で次いつ見られるのかも分からない、歴史を目に刻もう、との思いで "見に行った" のですが、とんでもない ! バリバリの現役でした。

前半、世界的新鋭の若手ピアニストがトランペットとデュオで弾いたのですが、後半クレーメルと出てきた、もう、おばあちゃん (失礼!) のアルゲリッチのピアノは、これが同じピアノか ! と思うほど、まるでスケール感の違う、大きく繊細なピアノでした。
ヤナーチェクのバイオリン・ソナタ。 クレーメルのヴァイオリンと共に創り上げた、神秘的で躍動的な緊張感の張りつめた世界に、私は飲み込まれてしまいました・・・





2009/05/05 

今日は娘が通う高校の器楽部の定期演奏会、なんと40回目という歴史もの。その中でなぜか娘が着物を着て、あの石川さゆりのド演歌 "津軽海峡冬景色" をオケをバックに独唱するというので、GWの真っただ中というのにお店を3時間休んでお客さん達と一緒に見学に行ってきました。親バカです。

以前このコラムでお伝えしたように夏の全国大会の県代表になったこともあってか、市民ホールはお客さんで満杯、第一部が本格的な器楽演奏、第二部がおじいちゃん、おばあちゃん達にも楽しんでもらえるようにと、ムービーあり、ミュージカル仕立てありと、いろいろ工夫を凝らしたステージで、その中での石川さゆりでした。

     
    

まずは、器楽部の演奏レベルの高さに驚き。どうせ調子外れの音やリズムのバラけがあるものと思っていましたが、思わず引き込まれて鑑賞してしまうほどのレベル、こんなにうまかったっけ !? 県代表もまんざら嘘ではなさそうです。

さて、問題の"竹田の石川さゆり"。場内から、「さぁ〜ゆりぃ〜 !」「みっきぃちゃぁ〜ん !」と、おじさんやおばさん達の声援なり罵声なりが飛び交う中、振り付けでカバーしながらのへたうまで大受け。
第二部はいろいろなステージがありましたが場内からお声が掛ったのはこのときだけ、結構地元で有名人になってるジャン !
そしてたまたまこの曲で演奏の指揮をしたのが、当店のコンサートでもいつもお手伝いしてもらっている、器楽部OBでもあり、当店のお客さんでもあり、かつバイク仲間でもある "こーちゃん"。なんの因果か・・・

ちなみに、着物は家内のお古、草履は家内のは小さすぎて履けないので常連さんからお借りしました。

小さい頃から発表会やコンペなどで大ホールでのピアノ独奏は見てきましたが、着物姿の演歌はこれが最初で最後かもね。
先生をはじめ部員達も今日の出来には大満足だったようで、皆さん、お疲れ様でした !
非常にいい演奏会でしたよ !




2009/04/11 

また春がやってきました。
こちらに移って三度目の春です。

今、ここ竹田は市長選と市議選の真っただ中、明日投票日です。

こちらに来て、いろんなことを知りました。

選挙についてもそうです。人口3万弱の人口減と老齢化が進む小さな市、その中でいろんな人がいろんなことに取り組んでいます。
市長さんも市議さん達もそう。お店をやっていると、いろんな人からいろいろな話をお聞きするし、市長候補の奥さんや市議さん達が直接お店に来られたりするため、選挙というものがすごく身近なものに感じられるようになります。なにやら民主主義や議会制のミニチュア版を体験し、そういったものの原点に触れる感じです。大人口の都会暮らしで転勤族だった時には見えなかったことです。

市政に限らず、税金のこと、食材のこと、農業や林業や酪農のこと、木や花や土のこと、工芸家や音楽家のこと、観光のこと、土建業・その他、いろんな職種のこと・・・・・サラリーマン生活の二十数年で知り得たことより、ここへ来ての二年半の方が知ることが多かったかもと思うほど・・・・・ほとんど全部お客さま達から教えていただきました。

花見の隠れ名所もお客さんから教えてもらい、先週一緒に夜桜見物をしてきました。
幻想的な光景でした。

    




2009/03/24

暖かい ! 春になってきました
草花が一気に色づき始めました

熊本城も桜がもう満開。

ながぁ〜いお城の改修工事が終わっていたので、ドゥカティのメンテで熊本市内のラ・ベェレッツァに行ったついでに花見も兼ねて寄ってみました。

何年か前に訪れて、すごく立派なお城だと感服しましたが、今回修復された本丸御殿も見事 !

春の陽気も合わさって、なにやらいい気持ち・・・

  





2009/02/26

昔、劇場で映画を見た。

戦中で生き延びたピアニストの話ということで、戦争という地獄の中で音楽がいかなる意味を持ち得るのか、そこに興味があった。
しかし映像は、音楽とは関係なく、戦中下の市民の身近な恐怖の空間にどんどん入り込んでいく。
ナチスの支配下、人間の尊厳などなにもない、悪意と裏切りと卑屈、それと隣り合わせの死の恐怖・・・・BGMさえ流れない映像の中で、この理不尽な恐怖の世界が、その空気を共有するほどの臨場感を持って圧し掛かってくる・・・・・
こんな状況の中で、音楽なんて何の意味も価値もあり得ないじゃないか・・・・・・・・・・・・ピアノが鳴った。


それは、第一音からこの灰色の重苦しい空気を突き破る、稲妻のような閃光だった。それに続き、この世の人の悲しさを慈しむかのような静かな物悲しい旋律が始まり、そして人生の様々な色どりの旅を経て、最後は人間の最後の力を振り絞ったが如き、火を噴くような渾身のコーダ・・・・・

演奏が終わった後、動けなかった。映像でも時間が止まった。

極限の邪悪、劣悪の状況下で、音楽は神の如き浄化の力を持った。
それを見て、音楽に対する絶対的な信頼が、揺るぎないものとなった。
これまでの人生、何度音楽に救われたか・・・・・・ツェッペリン、ELP、クリムゾン、バッハ、ベートーヴェン、マーラー、ドゥビッシー、マイルス、コルトレーン、ショーター、そしてキース・・・・・恐らく音楽がなかったら、今この世に自分は居なかったであろうと思う。


2時間半の映像の中のたった10分程度の演奏だったが、あの映画は、あの10分の曲を最大限のシチュエーションで聴かせるために作られた映画だと勝手に信じている。ちなみに、その後発売されたビデオやDVDではその演奏シーンが大幅にカットされていたため、一回限りの体験として、逆に強烈に記憶されることになる。

曲はショパンのバラード ト短調。
映画を見ても、その音を聞いてもものすごく難しい曲だと分かるが、その後いろいろ調べると最難度級の曲と判明、一生掛けても弾けそうにないと思いつつも、楽譜だけでも見てみようと購入、ちょっと試しにと弾いているうちにはまり込み、半年間ほとんど毎日熱中して、最後まで弾けた時は感慨無量だった。

             


音楽は大昔から現在に至るまで世界のいたるところに存在している。日本だって戦時中は軍艦マーチ、同期の桜など、死と隣り合わせの中で音楽があった。あの織田信長も戦の前に歌って舞を舞って出陣したという。
若い世代には今も音楽は心の友人だろう。
また、音楽は様々な芸術の中でも最高位のものと言われている。他の芸術と違い、形がなく、生まれた瞬間から消えていく、そのはかなさ、永遠の瞬間、瞬間の永遠。それが生命と同相で、真理を見る。


もっと音楽は強く顧みられてしかるべきものだと思う。




2009/02/01 

今日、なんと "フェラーリ" が当店に入ってきました。
大分ナンバー。ウチのドカと同じ、真紅のイタリアンレッド。

さすがに二年半お店をやっていると、ベンツやBMWでは驚かなくなってきましたが、フェラーリなんて九州に移ってからでも一回しか"目撃"したことはありません。神奈川や大阪にいた時でも年に数回程度、走っているのを見つけた時は、"おおっ"って感じでした。

ご夫婦でお出でになったのですが、私どもと同年代、話をしていると、なんと夫婦そろってドカ乗り !
このホームページでも紹介した
900万のデスモセディッチ! も所有、奥さまは私と同じくモンスター。
旦那さんは最初ハーレーだったそうですが、飽き足らなくて"隼 "、そしてドカで落ち着いたそうで、サーキットもやられるアクティブ派。

ドカも数台、車もフェラーリの他にサーキット専用のポルシェ、そしてランボルギーニ ! も所有しているという、我々とは別世界のお人ですが、でもぜんぜん気負ったところや鼻にかかったところはなく、さすがイタリアンに惹かれている方、お金があるからたまたまそうなっただけで、お金がなかったらなかったでまた別のやり方で楽しみます、といった感じでした。

ちなみに、ドカに乗っているということで、
先日発売のドカマガを見てお越し頂いたのかとも思いましたが、たまたま竹田方面で食事できるお店をネット検索してヒットしたとか。そのヒットしたサイトはこのHPでもリンクさせて頂いている「タケタン」 ! (島田さん、旦那さん含めていつもありがとうございます! )

写真は、さすがにフェラーリレベルになると肖像権うんぬんなどでメーカーがいろいろうるさいと雑談の中で聞き、特にお話はしませんでしたが控えさせていただきました。


それにしても、びっくりしたぁ−




2009/01/14 

新しい年を迎えて草々、我が家にとって、さらにはここ竹田市にとっても大変喜ばしいことが起きました。
娘の所属している竹田高校の吹奏楽部 (当校での名称は器楽部) が、1/11に開催された大分県大会で1となり、夏の全国大会の県代表となったのです !

ちょっと長くなるかもしれませんが、今回はこれを機に娘について。


我が子に自分の信ずる音楽の良さは伝えておきたいと思い、幼少の頃からピアノやエレクトーン合奏をやらせていましたが、大阪の中学校で吹奏楽と出会ってからはずっと 「吹奏楽バカ」。 最初に成り行きで渡されたホルンを命のように好きになってます。ここ阿蘇・久住に移住するときも、この田舎の中学校に吹奏楽部があるのか、大分県の音楽環境はどうなのか、ということが一つの課題でした。

とりあえずこの地の中学校に吹奏楽部はありました。でも大会に出たこともない、少人数の形だけの部でした。大阪の中学は大阪でも有数の吹奏楽部で部員も100名近く、夏の大会に一年生だけの二軍チームとして初出場して最高位の金賞を受賞、そして泣く泣く引っ越しした中学二年の夏の愛知の中学でも20名程度の少人数の部員で頑張って、当校初の金賞を受賞 (東海地区の代表にもなりました)。
そんな経験をしてきた彼女にとって、中学二年生の夏の終わりに移ってきたこの田舎の吹奏楽部はこの世の終わりかといわんばかり、不登校もしょっちゅうでした。

でも、何だかんだ言いながらも吹奏楽を捨てきれず、転校生にして部長となり、先生たちに大会への出場を働きかけ一昨年の夏に大分県大会に初出場、大会を知らない部員達に 「絶対後悔させへんから、うちを信じてついてきて ! (この時期まだ大阪弁) 」と猛練習させ、何と初出場にして金賞を取ったのです !

                      

これには驚きました。
とりあえず吹奏楽部があればいい、音楽はコンテストではないのだから、ということで移住を断行したのですが、でも一方で、田舎の吹奏楽部が転校生の情熱で檜舞台に立つことになったらどんなに痛快か、ということも夢想していました。でも、それはあくまでも夢、まさか実現するとは思っていませんでした。(昔、三上博史さん主演のそんなTVドラマがあり、非常に感動しました。なお、ちなみに娘が卒業したその中学校は昨年も出場、またまた金賞 ! おめでとうございます ! )


そして今回の竹田高校。
"音楽の町" を謳う竹田市の伝統ある器楽部なのですが、なぜか県大会ではずっと銀賞どまり。
「私が部長になって金賞を取って県代表にしてみせる !」 と粋がって毎日せっせと通ってますが、部長になれるのは来期 (現在、副部長)、そんな簡単に万年銀賞が県代表 (県代表は複数の金賞の中でもそのトップ) になれるものかと思っていたところに今回の県代表、それはもう、部員ともども大喜び。
竹田高校、竹田市にとっても初の快挙なのです !


考えてみたら中学一年から四年間、毎年泣く泣く違う学校に行きながら (行かせながら? )、どこでも初の金賞受賞。挨拶もろくにできないバカ娘なのですが、そのパワーと強運には一目置かざるを得ないのかもしれません。





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