Cafe'  SlowBeat




 


 
ギャラリー <DUCATI>


   DUCATI とは、熱きイタリアのオートバイ。
   デザインに、走行フィーリングに、優等生の日本製バイクでは決して味わうことのできない、
   情熱を持ったオートバイです。

   たかがオートバイ・・・
   でも、このオートバイと出会って人生が変わりました、という人は少なくないようです。


.My DUCATI
20年来憧れてきたドゥカティを購入。
私の場合も、このオートバイと知り合ってイタリアの空気に触れたことが、第二の人生に足を踏み出させてくれる最後のきっかけになったような気がします。

愛車は2004年式の 「MONSTER 1000DS」という、イタリアンレッドのドゥカティ。
ちょっと専門的になりますが、エンジンは空冷2バルブSOHCのL型ツイン1000cc、そのビッグツインエンジンむき出しのオートバイです。

「空冷2バルブSOHC」というのは機構的には全くの旧式です。しかしそれを現代の技術と情熱で進化させ、鼓動と力量感溢れる、まるで生き物のようなすばらしいエンジンになっています。そのエンジンを支えるのもドカこだわりのパイプ溶接、トラスフレームです。

結果として、軽くコンパクトな車体に生命感溢れる強烈なエンジン、それを生かす贅沢な足回り、により、まるで自分の手足のように自在に操れる(腕次第?)運動性に優れたオートバイになっています。
そして、その機能の裏返しでもある美しいスタイリングと濃艶なカラー・・・

人生の楽しみ方を知っているイタリア人が創ったバイクなのだと、つくづく思います。

 




2.Touring
基本的にDUCATI はスポーツバイクでありツーリングには不向きなのですが、これまで北海道から沖縄まで隈なく走り回ってきた私にとって、ツーリングはオートバイの重要な楽しみの一つになっていますので、いろいろ工夫をしながら長距離ツーリングにも使用しています。

MONSTER は、荷物の積載スペースが無いことさえ何とか工夫すれば、エンジン特性やポジションなど、DUCATI の中ではツーリングも十分に楽しめるオートバイなのです。

 


 

3.My history
オートバイとの付き合いは、高校一年で免許を取得してから30年を超えました。
ある時期からはビッグツイン (大排気量2気筒エンジンのバイク) に目覚め、数少ない国産のビッグツインを乗り継ぎました。が、満足のいくバイクにはめぐり合えず、オートバイへの興味も薄れつつありました。

そこでドカと出会いました。
思えばビッグツインを好きになってから、ずっと憧れていたバイクだったことを思い出し、急速に惹かれました。

初恋は本物でした。エンジン・ポジション・サイズ・機能・スタイリング、すべてに渡って理想にほぼ近い、初めて自分の満足がいくバイクにやっとめぐり合えました。

そして、見た目・効率・イージーさ重視のこの世の中で、こんな "ピュア"なオートバイを創る人達を尊敬します。
お店の軒下にドカ旗と一緒に置いて、いつでも眺められて走りに行ける状態にしています。



4.First impressions
DUCATI を鮮烈に印象付けられたのはもう20数年前、元祖和製アメリカンと言われたXS650SPで東北自動車道を南下しているとき。

120〜130Kmで混雑気味に流れている車の流れの中を、振動の激しい650ccバーチカルツインのハンドルにしがみ付いて必死に走っている時、後ろから重低音を響かせ真紅と緑のマシンが追い抜いていったかと思うと、前方二車線の車の間をひらりひらりと縫うように軽々と走り去っていったのです。

こちらが必死に走っている速度域であの余裕の走りは何なんだ!そしてあの重低音のエキゾーストノート(排気音)!真紅と緑の鮮烈なカラー! ・・・・・これらが一体となって脳裏に焼き付きました。それがDUCATIのMHR900と知ったのは後日のことでした。

そして我がモンスター。
20数年前と同じく、高速域での水を得たようなハンドリング、戦闘機のような重低音、そして真紅のイタリアンレッド・・・・・あの時の鮮烈な印象そのままに、より高性能になって、今、手元にあります。







5.Moto GP




なんと、今年2007年、DUCATI がMotoGPでワールドチャンピオンになってしまいました。四輪で言えばF1、オートバイの世界で世界最高峰のレースです。

実はオートバイの世界は日本の4大メーカー(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ)が世界を席巻しており、この世界最高峰のレースでも、なんと過去33年間にも渡ってずっと日本車だけが優勝していたのです。
数年前、レースのレギュレーションが変わって、主流が2サイクル車から4サイクル車へ移ったことでDUCATI も参戦、しかし、経験も資本も日本4大メーカーに比べて圧倒的に乏しく、車両も趣味性は高くてもタイムを争うには前近代的と考えられていたため、誰もレースで勝てるとは思っていなかったのです。単なるPRとしか見なされていませんでした。


でもDUCATI は本気でした。レースに勝つための馬力を得るために伝統の2気筒を4気筒にするという英断はしましたが、それ以外の、トップレースでは不利と見なされていたDUCATI のアイデンティティーであるL型の気筒配置とデスモドローミックという強制開閉バルブ機構のエンジン、そしてパイプ溶接のトラスフレーム、はそのままで車両を開発、たったの数年で頂点に立ちました。

流れに汲みせず自分の個性を信じて大事にし、それによって感性の世界で人々を魅了し、数字の世界でもトップに立つ、それらすべてはこの世を楽しみ、他の人達にもその喜びを供与するために・・・・・すばらしい!

そのグランプリのレプリカモデルが市販されました。価格866万円!私の知る限りこれまでの市販車で最高値ですが、ここ大分でもすでに6,7台予約が入っているとの事、えっえっとも思いましたが、DUCATI のこの偉業を考えれば、その価格や、それを求める人がいても不思議ではないと思い始めました。





6.Fasciations 
ドカに乗るといつも元気がもらえます。

ここ阿蘇・くじゅうの冬は昼間でも零度近くまで気温が下がることは珍しくなく、その中でオートバイに乗ることはためらいがちになりますが、そんな中でも意を決して走り始めると、どんどん自分の閉じこもっていた気分が広がっていくことが分かります。
気分が沈滞しているときもそう。

右手のスロットルに機敏に反応し、地響きのように太く官能的なサウンドとともに身震いしながら大地を蹴飛ばすパワー感・・・・・何度乗ってもいつも更なる向上心を芽生えさせてくれる魅惑的なコーナリング・・・・

このドカのコーナリング、よくスパルタンと言われます。
"いいよ、いいよ、愛する我が子なんだから、お客様なんだから。わがままが利くように誤魔化しましょう" なんていう甘さは発想に無いようで、"ダメなものは駄目です"と基本をはっきりと分からせた上で、"でももうちょっと上手くなったら楽しそう" と毎回思わせてしまうところがまったく上手い、調教師のようなハンドリング。

ドカは女性なのか男性なのか、これも魅惑の一因。
スリムで軽く美しい外観は軽快なイタリアの美女そのものなのですが、ひとたび走りだすと、その図太い音と荒削りなパワー感、そしてコーナーリング命の車体は、ハーレーを凌駕するほど男性的・・・・・
こんな両極端な二面性を併せ持つのがドカの魅力。

3年と3万キロになりますが、まだ一度も"コカせて"いません。何台ものバイクを乗り継いだ中でこんなことは初めて。心身と波長の合った運動性や操作性の良さや軽さ、程よい緊張感、などがもたらすものだと思います。(ひとコケウン十万の恐怖もか・・・)
このドカの前は"水冷5バルブDOHC"という最先端エンジンの国産車に乗っていましたが、思い返せば走った後は何かいやぁな疲労感がいつも残っていました。音も振動も、そして緊張感も段違いに大きいはずの今のドカなのに、一日中走っていても快活のままなのは不思議です。
"いつまでも走っていたい"、これもドカではよく言われることです。

自動車が氾濫するちょっと前まで、数千年に渡って人類の身近な乗り物は馬でした。
美しく力強く速く機敏で自由、そして、人馬一体となって身体で自然の風を切る・・・・・・・オートバイには、その何千年にも渡って刷り込まれてきた感性が息づいているように見えます。
そんな現代の馬に乗る身にとって、素晴らしい道や草原が縦横無尽に走るここ阿蘇・くじゅうの地は、まさに天国なのです。




7.DUCATI Magazine 

 

載っちゃいました ! 2009年3月号 !
ドゥカティ・マガジン、「ドカで人生変わりました」 のコーナー、メイン記事に。

昔からドカマガの中で この 「ドカで人生変わりました」 のコーナーが好きで、それでこのページの冒頭にもそのフレーズを使っているほど。そのコーナーにまさか自分が載るとは・・・  *   *   *    *      *


"とにかく空が大きくて広い場所" "ゆっくりではあるが、ビートのある人生" "生き方は人それぞれ、でもドカ乗りなら ビートを体で感じていたい・・・"

そんなこと、自分では言葉で考えたこともなかったのですが、でも書かれると全くそのとおり !
脱サラ移住先として長野も候補にありましたが、何か一つ足りなかった。 自分では今まで気づきませんでしたが、そう、"大きな空 ・・・ "

記者の森下さんは、コピーや文章の表現が詩的かつ的確で、よくあんな雑談の取材の中から、こうもポイントを突いた内容が簡潔に書けるものかと、自身HPで四苦八苦している身なので驚き。プロです。

写真もさらさらっと撮っていたのに、ちゃんとミラーやヘルメットにハイライトが入っているし・・・・・感服。

早速お礼の電話をしたところ、「自分の感じたままに書いただけなんです。私も気に入ったのででまた寄らせて下さい」

こちらの方こそ、よろしく !


PS. なお、掲載の経緯についてはこちらから。


8.Customize

ドゥカティの面白いことの一つに、全くのドノーマル車なんてどこにも走ってないんじゃないかと思えるほど、みな何がしらカスタマイズしているということがあります。
カスタムと言えばハーレーですが、実はそれに匹敵するほどドカもカスタムパーツが国内外で豊富に出回っており、ドゥカティストはハーレー乗り同様、こだわりが強いようです・・・
ハーレーのカスタムはデザインが主のようですが、ドカの場合はイタリアンデザインといった以外に、もともとレーサー派生でもあるため、性能面のカスタムも凄く、ウン十万もするホイールからサスから各種軽量パーツまで多種雑多・・・

といったことで、元々のノーマルデザインが気に入っていることもあって外観上ではあまり分かりませんが、例外なくワタクシのモンスタも気づいたら5年かけて結構投資しておりました・・・(嬉し? 涙…)
以下、ドカ乗り以外には興味はないでしょうが、ご同類の方へのご参考までに詳細を。

 ・ハンドル&エンドキャップ → ディライト
 ・フレームスライダー → Ladybird
 ・センタースタンド → 純正ドカティパフォーマンス
 ・マフラー → テルミニョーニ (純正ドカティパフォーマンス、チタン)
 ・ミラー → POSH Faith
 ・エアフィルター → 純正ドカティパフォーマンス、KH
 ・バッテリー充電ソケット → オブティメイト4
 ・オイルフィラーキャップ → ライディングハウス、ゴールド
 ・ベルトカバー → スポクラ/ムルチ用純正 (→ シルバースプレー塗装)
 ・チェーン → レジーナ(伊)、ゴールド
 ・グリップ → プログリップ(伊)
 ・セル・アーシング → ラ・ベェレッツァ
 ・PPS (電装強化ディバイス) → TrueBlue
 ・ブレーキ&クラッチレバー → NLT(伊)

記載はカスタマイズの順。一部コメントすると・・・
… 手の短い日本人には違和感あるハンドルや音響効果に乏しいマフラーはほとんどの方が何がしかに変えていると思いますが、マフラーはさすがに純正、アフターファイアーは5年使って一回もなしです。
センタースタンドは重宝もの。純正のカタログでこれを見付けた時はびっくり、ショップの人も知りませんでした。「えっ? あぁ〜あるんですねぇ」。恐らく日本のモンスターでセンタースタンドを付けているのは私だけだと思っていましたが、ドカマガの私の紹介記事(↑)でその存在を知った方が 「私も付けました。いいですよね」 とお店にお出でになりました、ということで、日本で二人だけ ?



その他、充電ソケットやア―シングは冬の始動性改善のため。ホントにドカの冷寒期の始動性の悪さは困りものです。まぁ、もともとラテンの熱い血のオートバイですから、寒さは配慮なしか・・・

デザイン面でどうしても許せなかったのが、薄っぺらでプラスチッキーなベルトカバー。定番のカスタムは流行りのカーボンなのでしょうが、わたしは金属の塊であるエンジンにプラスチック類が許せず、いろいろ調べても良いものがない中、純正のスポクラ/ムルチ用が形状面でフィット、自分で金属色に塗装して、長年の課題をクリア―し、満足。
ついでに、同様プラスチッキーで、あまり見えない場所でも気になっていたスプロケカバーも金属色で塗装、満足。



予想外の効果があったのが、PPSとレバー類。ドカのネックのひとつが極低速域の扱いにくさ、これを何とか出来たらもっと楽しめると長年の課題でしたが、ダメモトで巷の定評あるPPSを通販で購入、歴然と変わりました。1速でもアイドリングで走れなかったモンスターが、3速でも走れるようになったのですから・・・

それとレバー。ドカのネックの一つがクラッチレバーの重さ。たまたまドカ乗りのお客さんから譲り受けたものですが、レバーを交換してなぜかもの凄く軽くなったのです。各部位の摺動抵抗なのか形状なのか・・・レリーズが対策の定番ですが切れは悪くなります。ほとんど聞きませんがレバー変更も対策になります。



チェーン。純正のチェーンの伸びが激しく、スプロケまでやってしまいました。ラ・ベレッツァで相談するとイタリアのレジーナを推奨してくれました。数年前までドカの純正だったそうです。全然伸びません。
さすが鈴鹿8耐を常連でドカを走らせているショップです。


ということで、サーキットを走らずとも周辺の素晴らしい道々がサーキット化している私は、公道重視の実用性がメイン。プラス、デザインとフィーリング、といった変更です・・・

それにしても、悪いところや気に入らないところがあってもなんとかそれを良くしたい、もっともっと素晴しくしたい、という気持ちが起こるということは、その対象に根源的な愛を感じているからなのであって、そう考えるとパーツの多いドカやハーレーは、愛され者の幸せなバイクなのでしょうね。






9.The Bike

雨の無い休日には日本一のワインディングを滑降してきて、店の縁側で愛犬はると杯を片手に反省会。

         

もう7年と6万キロになるが、いまだ勉強を促されるほど、魅惑に絶えない。

乗りにくいとか曲がらないとか、そういった昔からの伝説を背景にこのドカを買った。
乗りにくいとか曲がらないとか言っているオーナーが、でも嬉しそうにしている。

跨った瞬間、これは自分の馬だと思った。
あまりにもの下半身のフィット感が尋常ではない。

乗りにくい曲がらないは、単に機械として前近代的で劣っているからであって、それを懐古趣味のマニアがスパルタンなどと言って祭り上げて神聖化する・・・・・

・・・だが、何年も飽きずに乗っていて、その真意が分かってきた。

気持ち良く曲がれる荷重ポイントは、一点しかない。
その一点に乗った時は、人・馬・重力・動力が一体となった、体験した人にしか分からないとしか言えない、全く自然なコーナリングが現出する。そのためのだけに、ドカは汎用ニーズをスポイルする。
近年多少優しくなったと言っても、本筋外で譲れる面の話であって、基本は全く変わっていない。
バイクは、遊び、楽しみ、そして芸術の道具・・・生を楽しむイタリアンの感性がここにある。

それと対極にある、誰でもどう乗っても、"それなり" にそこそこ曲がります、楽しめます、といった味付けの、"大衆" 目当ての売らんがバイク・・・・ "楽に簡単に" といったものに、真の面白さは絶対にない、と思う。


その楽しみを実現するこのオートバイのむき出しの部品たち、これを見ていて頭が下がる。

この機械部品一つ一つに、それぞれの部品メーカーの数知れぬ人たちの力と想いが乗っている。その集合体が、股下にあるたった人間大の大きさにも拘らず、大システムの鉄道や自動車やヘリ同等の200、300キロのスピードを出す。それに対する返礼か、ライダーは身一つで乗る。守る鉄骨やパラシュートはない。

機械やおもちゃ・人形などに人的な想いを馳せる大人や子供を、一般に幼いと見るが、どうか。
人が作るものは、当然ながら、人の人生から生まれる。
そこから生まれ出たものに、それらを作った人のなにがしらかの想いや念を重ねて想いを馳せるということは、さほど不自然なものとは思えない。芸術作品は昔からそのように認知されている。

バイクは、そんな範疇のもの。

                

あまりに短寿命で高価なバイクのタイヤ、サーキットを走るわけではないのでグリップより耐久性といろいろ試したがダメ。乗り方を変えてみた。
正立時のフルスロットルは慎み、旋回は可能な限りフルパンク、パンク中は積極的にスロットルオン、としてセンターの摩耗を抑えタイヤ全面均一な摩耗で、偏摩耗によるハンドリング悪化防止と延命を試みた。
今、5000K弱、スリップサインも出始めたので余命間近…延命効果はさほどなかったが、全面ほぼ均一の摩耗状態を見て、多少なりともドカに乗れるようになったようだと、一人ほくそ笑む。






付録 
 コラムなどより。

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