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九重町社会福祉協議会
会長 小野 日隆
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この度、去る6月21日の理事会において第14代九重町社会福祉協議会会長に就任した小野日隆でございます。
もとより、浅学菲才、会長という重責を全うできるか、いささか不安ではありますが、お引き受けした以上誠心誠意のご奉仕をお誓い申し上げます。
私は、町内粟野に御鎮座の牧口八幡社を始め、郡内14社の宮司を務めています。伊勢の学校を卒業した後、静岡県富士宮の富士山本宮浅間大社(夏の1カ月間富士山頂の奥宮に滞在します)に務めた後大分に帰って来て、大分県護国神社に奉職しましたが、9年前、宮司在職中に不覚にも脳出血を患い九重町に帰ってきました。後遺症として右の手足に麻痺が残りました。不自由な生活の中で、「当たり前が当たり前で無くなった」という現実は、「当たり前」がどれだけ有難い事か、そして「福祉」という言葉を実感した時でもありました。
昨年10月1日付けの大分県の資料を見ますと、我が九重町は、人口8,199人の内、65歳以上が占める割合は46パーセント、75歳以上が25.8パーセントで、実に町民の半分近くが65歳以上の高齢者で、更に4人に1人が75歳以上という恐るべき、超高齢化が進む町の姿が見られます。高齢化の荒波の中、社会福祉の充実は大きな使命と心得ます。誰もが安心して暮らし続けられる九重町になるために、町民一人ひとり、誰もが持っている、幸せな人生を全うするという権利を全力でサポートさせていただきます。地域福祉の向上のため、更なるご指導、一層のご支援をお願い申し上げます。
(令和5年9月8日・記)
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