主な山といで湯 ・・ 記 録 ・・2002.1 〜 2002.12(未定稿)

12月27日(2001年)〜1月4日(2002年) ネパールヒマラヤトレッキング
 還暦記念トレッキングと銘打って、ネパール国はクーンプ山群、シェルパの里を旅した、一大スペクタル巨編。ルクラをスタートしてバグディン、モンジョ、ナムチェバザールとつづく。シャンボチェからは夢にまで?見たエベレストを仰ぎ、人生の感慨に耽る。齢60、また新たな山人生を実感したエポックメーキングな山旅であった。(本文参照)
(参加者) 加藤

ネパールヒマラヤトレッキング(還暦記念登山)報告 後編

ネパールヒマラヤトレッキング(還暦記念登山)報告 前編

 

2月3日(日) 早春の風物詩・畑駅伝完走後は河内温泉で仕上げ!
 3年連続して「門司えすかるご」チームの一員として玄海T.C主催の畑貯水池駅伝に参加した。(本文・「畑貯水池駅伝出場と“えすかるご”チームの本質に迫る!」参照) で筆者は本番8.4kを走り、伴走で12.6k、都合21kを稼いだので、流した汗と同じ量のビール(宴会)と仕上げの温泉は必須項目である。そこで山一つ隔てた八幡東区は河内ダム湖畔に近い河内温泉・あじさいの湯へ走友たちと直行。既にこの湯にはオープン間もない昨年1月に奥方と浸っていたが、その時はイモの子を洗うがごときで、ゆっくりと山里の湯を楽しむ風情ではなかった。で今回は「イモの子」まではなかったが、それでも盛況に変わりなし。内湯はパスして露天風呂にのんびりと浸り、早春の皿倉〜権現山の稜線を見上げつつの湯浴みも、一つの人生の至福なり。
(参加者) 栗秋、他 3名 (門司えすかるご:永木、松石、坪根)

 

2月5日(火) 大分川源流地帯を行く その1 城ケ岳〜雨乞岳林道踏査
 国道210号の庄内町付近を通りかかると、北側に城ケ岳〜雨乞岳〜高場山と連なる山腹にはっきりと刻まれた林道が見てとれる。まだ早春、風は冷たいものの南面の陽だまりを縫うように走るこの林道はMTBに格好のルートではないか。生来のこだわり心が芽生えた瞬間であった。(本文参照)
(参加者) 挾間

大分川源流地帯を行く その1  城ヶ岳〜雨乞岳林道踏査

 

2月6日(水) 大分川源流地帯を行く その2 城ケ岳〜雨乞岳林道踏査
 MTBによる林道踏査の醍醐味に味を占めたこだわりおじさんは、いてもたってもいられず、翌6日義弟・豊明君を引き連れて再びアタック。まるで少年のように瞳輝きMTBを操る姿が、手に取るように分かるなぁ。(本文参照)
(コースタイム) 柚木入り口8:46→平原バス停9:00(1.5km)→舗装切れ目9:43(6.4km)→昨日の引き返し地点10:10(10.2km)→城ヶ岳頂上直下最高到達点10:58(13.4km)→城ヶ岳牧場11:48(18.3km)→国道210号線町境付近12:40(26.3km)→小野屋13:20→柚木入り口14:00(43.2km)
(参加者) 挾間、釘宮

大分川源流地帯を行く その2 城ヶ岳〜雨乞岳林道踏査


3月2日(土) 久しぶりの戸上山ランニング登山の巻
 週末、門司へ帰省しても気分はすぐれぬ。仕事、家庭、はたまた社会人としての軋轢などなど、人生を左右するようなおおごとではないが、あからさまにノーテンキにはなれない。しかも外は寒々とした曇天ときているし、2月は風邪やら世俗事にかまけて月間走行キロは107qにとどまり、エクササイズの面からもストレスは溜まるのだ。そこで気分転換の意味も込めて、ランニングへと。おっとこれは日常的光景か。しかし自宅を出てすぐ桃山へのけやき坂に差しかかったところで、刹那的に戸上山が気になってきたのだ。「ヨシ、登ろうぞ!」 ストレスが多いときほど、負荷をかけたほうが心は和むような気がしたのだ。(本文参照)
(コースタイム)上馬寄(自宅)10:38⇒桃山登山口(林道終点)10:48⇒稜線11:02⇒戸上山11:15⇒寺内登山口(バス停)11:37⇒(競輪場〜桃山経由)⇒自宅11:55  走行キロ 約10k
(参加者) 栗秋
 

3月3日(日) 天草下島一周サイクルマラソン
 150Kの部に釘宮、橋本、田上、100Kには佐々木が単独エントリー、そしてファミリーコース30Kに出場の挾間は何と!奥方と夫婦でエントリーして、のんびりとポタリングを楽しんだ模様。それにしてもわざわざ天草まで遠征して30Kとは何とももったいない気がしないでもないが、それよりも夫の趣味で付き合わされた奥方の方をおもんばかってしまうんですね、外野席としては。 と表面的な話はおしまい。実は昨年(01年)の大会に参加して今年がある訳で、その思いはじっくりと本文を参照されたい。うっ、もったいぶらずに言ってしまえば、この下島一周コースの後半は85年、日本初のスタンダードタイプとして開催された第一回天草トライアスロン大会のバイクコースであり、感傷的な思い出話がこの旅を造らせたもうた、と再びの外野席は思うのであります。(本文参照) 
(参加者) 挾間夫婦、釘宮、橋本、佐々木、田上

’01,’02  天草下島一周サイクルマラソン まとめてリポート


3月15日(金)  大分川源流地帯を行く その3 春霞の雨乞岳、MTB登山と湯布院・かわにし温泉
 林道大好きで、シリーズものにこだわる挾間のMTB行第三弾は、城ケ岳〜雨乞岳の南面踏査を切り上げて、北面から挑もうというもの。由布岳東登山口を倉喜山方面へ上がる林道を起点に城ケ岳の北斜面を伺い、雨乞岳を縦横無尽に張り巡らした林道に迷い込んだ。山頂へはMTBをデポして20分ほど。藪山には春霞の憂いが似合う。自転車少年・挾間の面目躍如といったところか。下山後は湯布院町川西地区(国道210号沿い)にある、かわにし温泉共同湯に浸る。ゆっくり温まって100円はリーズナブル。(本文参照)
(コースタイム) 由布岳登山口(9:36)→雨乞牧場(9:57、2.0q)→最初の分岐(10:10、4.2q)→2番目の分岐(10:30、6.0q)→3番目の分岐(10:51、6.7q)→東倉木集材路行き止まり(11:13、8.7q)→3番目の分岐(11:40、10.7q)→4番目の分岐=雨乞岳への登路入り口(11:45、11.4q)→4番目の分岐=雨乞岳への登路入り口(12:13、13.1q)・・・・縦走路(12:24)・・・・雨乞岳山頂(12:40)・・・・→由布岳登山口(14:00)、本日の走行距離22.4q
(参加者) 挾間

大分川源流地帯を行く その3  春霞の雨乞岳、MTB登山とかわにし温泉 

3月31日(日)初見参の八面山金色温泉入湯
 実家からの帰りに大平村は八面山麓に湧く金色温泉に立ち寄った。八面山西麓山間の金色集落のどんづまり、金色谷の傾斜地を利用して造成しオープンしてまだ1年余りとあって佇まいに歴史の重みは感じられないが、駐車場はいっぱいでナンバーは大分と北九州が半々ぐらい、山口、熊本、福岡、久留米もあり、地元のみならず北部九州や山口からの客でけっこう賑わっていると見た。入湯料は600円、山の斜面一帯は自然のままの巨石が散在した庭園となっており、その中に趣の異なる5つの露天を擁する(男湯の場合です)。内湯より露天をウリにした湯であろう。
(参加者) 栗秋、悦子
 

5月3日(金) 城ケ岳登山と山菜の宝庫・城ケ岳・雨乞林道に遊ぶの巻
 G.Wは我社のかき入れ時である(最近はめっぽう厳しいけれど)。しかしその間も隙間を縫って時間は確保し、山野へ繰り出すプランも同時進行せねばならないが、今年のG.Wの天気予報にはことごとくはぐらかされた。ならばその間隙を縫って野山へ繰り出そうと挾間、高瀬と話がまとまった。目指すは城ケ岳方面。頂を踏み山菜狩りが出来れば、一挙両得なのだ。(本文参照)
(コースタイム)城ケ岳・雨乞林道の登山口13:33⇒陰陽石13:51 55⇒(ワラビ狩りを含む)⇒城ケ岳14:12 20⇒(ワラビ狩りを含む)⇒陰陽石14:37⇒登山口14:50
(参加者) 挾間、高瀬、栗秋

城ケ岳登山と山菜の宝庫・城ケ岳・雨乞林道に遊ぶの巻

 

5月4〜5日(土〜日) 山菜料理指南、或いは回顧的趣を滲ませた一夜 IN 星生倶楽部 
 星生倶楽部にJR東海の小林夫妻がGWを利用して来ることになった。後日須股家にも泊まり名古屋へ帰る予定だそうな。その中日、4日の夜に己にも声がかかる。それなら何ぞ珍味を持ち込まねばならぬ、と脳裏にひらめいたのが前日採ったばかりのウド、タラノメ群だ。酢味噌合えや天麩羅にして供すれば、まさに旬の味覚を味わって貰うことになる。さてしかし自分自身料理の腕はない。小林&須股の奥方に手伝ってもらう他ないが、丸投げという訳にもいくまい。さぁ、その顛末は如何に?(本文参照)
(参加者) 栗秋 他5名 (小林夫妻、須股夫妻、ミカ嬢)

 

5月17〜18日(金〜土) 「大阪便り」第二弾 お伊勢参りと神宮の森
 大阪在住14年にしてまだ一度もお伊勢参りをしていなかった松田兄。にわかに信仰心湧き立ち出立、とは少し違って、所属する趣味の団体「森の仲間」の春の例会が、この地であり宴会につられて?参加してしまった。(詳細は本文参照) 
(参加者) 松田 その他大勢

「大阪便り」第2回 お伊勢参りと神宮の森(2002.5.17)

 

5月25日(土) 快晴に恵まれた大船山
 実姉夫婦のたっての希望を叶えさせようと、助っ人役で同行したその顛末は? などともったいぶるつもりはさらさらない。吉部から暮雨の滝経由で坊ケツルまでは難なく。しかし大船山への登りでは完全に姉夫婦のペース。考えて見れば晴耕雨読の生活パターンで日々のエクササイズのボリュームは姉夫婦に軍配が上がろうというもの。そうだよね、恵子さん。(本文参照)
(コースタイム)
吉部8:53→暮雨の滝9:32→坊がつるテントサイト10:38→段原12:18→大船山山頂12:49→坊がつるテントサイト15:09→吉部16:33(参加者) 挾間夫婦、伊東夫婦(挾間の実姉夫婦)

快晴に恵まれた大船山(2002.5.25)

 
6月1日(土) MTB中年機動隊、ミヤマキリシマ満開の九重・立中山を攻める!
 それは挾間から発信された一本のメールから始まった。「今度の土曜日、吉部からMTBでミヤマキリシマ咲き誇る立中山を攻める。同行者募る!」と、何とも魅力的な内容ではないか。さすれば今週末、門司への帰省は取りやめ、少々の世俗事は断ち切ってでも優先させねばならぬ事柄であって、即「我、万難を排して参加せり!」のメールを送った。まさにこの時期はミヤマキリシマの見頃で、坊ケツル盆地の南端に位置する立中山(たっちゅうさん、標高1464m)は静かなエリアで花の山旅を目論むなら知る人ぞ知る穴場なのだ。しかも天気予報は快晴を約束しているし、久しぶりに大船林道を舞台にMTBエクササイズも楽しめるとは一挙両得。そこで、にわかMTBライダー・高瀬にも声をかけ、急遽中年チャリンコ機動隊を立ち上げたのだ。MTBで法華院温泉まで乗り込めば、大勢の登山者の注目を集めることとなり、熱い視線に耐え得るためにも一挙手一投足に華麗さを求められることになろう。(本文参照)
(コースタイム)
大分7:16⇒車⇒飯田高原・吉部8:40 9:00⇒(MTBにて 大船林道経由)⇒法華院温泉10:13 28⇒(途中までMTB)⇒鉾立峠10:56 11:03⇒立中山11:18 48⇒鉾立峠12:03⇒法華院温泉12:20 25⇒(MTBによる豪快なダウンヒル)⇒大船林道ゲート12:48 55⇒(栗秋のみMTB)⇒長者原13:26 35⇒車⇒下湯平温泉(共同浴場・幸せの湯)14:20 15:10⇒車⇒大分16:00
(参加者) 挾間、高瀬、栗秋

MTB中年機動隊、ミヤマキリシマ満開の九重・立中山を攻める!

 

8月1〜2日(木〜金) 石鎚山系、筒上山〜手箱山と瓶ケ森林道
 夏休み第一弾は本命・石鎚山系。未踏の筒上山〜手箱山に入り、山中で俗世間とのしがらみを断ち瞑想(一泊) 。この山域は林道など人工の手が加わっておらず、自然が一番残っており、石鎚の大自然をもっとも体験できるところなり。そして翌日は余勢をかって瓶ケ森林道へMTBを駆って乗り込んだまではよかったが、体調を考えれば少し欲張り過ぎたか? しかし10月のおゆぴにすと精鋭隊全山縦断行に道筋を付けた山行だったとの評価は得た。(本文参照)
 (コースタイム)
8/1 土小屋15:49→丸滝小屋16:37→手箱越小屋17:35→筒上山山頂17:52→手箱越小屋18:10
8/2 手箱越小屋5:32→手箱山山頂6:05〜6:15→手箱越小屋6:40〜7:30→丸滝小屋8:24→土小屋9:00〜10:55→(自転車)→東黒森山取り付き12:40→東黒森山山頂13:05東黒森山取り付き14:05(自転車)土小屋15:05
(参加者) 挾間

筒上山〜手箱山と瓶ヶ森林道

 

8月16〜17日(金〜土) 夏、雲上の湯の愉しみ方〜九重・硫黄の湯〜
 遅めの夏休みが始まった。とは言っても土日の週末に金曜日を加えた三日間だけのささやかなものだけど....おっと、リストラ、不景気、そしてデフレスパイラルの当世にあっても、ぬくぬくと夏休みが取れるだけでもシアワセではないか。とそれはさておき、今休暇のコンセプトを「何でもできるのに、何もしないでいる!」と定め、避暑がてら九重は長者原の山荘で実践しようと目論んだ。 ところがである。ある程度予測されたとはいえ、やっぱりじっとしている性質ではなかった。新刊本の斜め読みやパソコンをいじってはみても間が持たない。何せ標高1050mの高原を吹き渡る風はあくまでも爽やかで、木立の向こうには九重山群の雄、三俣山から硫黄山〜星生山へとつづく嶺々が迫り、我が身を誘うのだ。つまりこのシチュエーションに抵抗できるほど意志強固とはいえず、いそいそと出かけてしまうのだ。目指すは眼前で噴煙吐く硫黄山を攻め、復路はすがもり越にも立ち寄るワインディングロード13kの早駆け走だ。夕刻になって空気は冷清にして澄み渡り、この時期下界なら5kも走れば汗びっしょりのところも、湿気に惑わされることなく爽やかでピッチも上がった。まさに登山とエクササイズを併せ持つこの魅力的なアクティビティを心ゆくまで実践した訳だが、夜は山荘の支配人S氏等と心地よい汗を補うため、ビール三昧の夕餉となり、意に反しつつ(半ば追い求めていた?)享楽的な時を過ごして初日は終わったのだ。

 で二日目はとなると、初日以上にブンカジン的軽井沢生活は望むべくもなかった。と言うのも早朝7時過ぎには招集していた「門司えすかるご」精鋭隊三名が到着したからで、何あろうこの隊は「好奇心旺盛で、アウトドア好き、宴会大好き」という意味において精鋭なので、一人孤高を保ち読書三昧という訳にはいかぬのだ。これはもう九重の山野に繰り出す以外に取るべき道はなかった。となれば彼らにはとっておきの雲上の湯へ案内せねばなるまい。九州はもちろん西日本以西では最高所1500mに湧く天然野天自家掘りの湯を、自らの足で登り、自らの意志で浴槽をしつらえて入湯し、もって「おゆぴにずむ」の極意の一端を会得せしめるものであって、ひらたく言えば「自分の湯は自分で掘って入ろう」という単純明快な行動形態なのだ。(本文参照)
(参加者)栗秋、他 3名 (永木、松石、内田)                          

夏、雲上の湯の愉しみ方〜九重・硫黄の湯〜

 

8月17〜18日(土〜日) 正寿のアラスカ山旅スライド報告会 IN 星生倶楽部
 今冬、正寿はアラスカ・フォレイカー峰の冬季単独登頂を目指した。結果的には悪天候に阻まれ登頂は断念したものの、40日にも及ぶ山中での生活やオーロラ観察など、アラスカの山を語る正寿のスライド報告会を例によって避暑地、九重の星生倶楽部で開催した。とは言っても形式ばったものではなく、これまたワンパターンの夕食(及び大宴会)は涼風爽やかな戸外のバーベキューガーデンで行い、その勢い?をもって会場に戻りスライド映写&報告会を執り行った。

 ところで今回の報告会の観衆は「おゆぴにすと」以外にも多数集まり賑わいをみせた。我が妻子も久しぶりだが、奥方の陶芸仲間、浦上夫妻は近くの山荘(別荘)から駆けつけたし、本日筆者と共に山のいで湯行脚に同行した走友会「門司えすかるご」のメンバー三名、更には当倶楽部に宿泊中の迫夫妻や河野一族も山が趣味なので格好の機会という訳だ。で総勢21名の観衆を前に講演会は1時間半にも及んだが、アッという間に時は過ぎ去った。というのもカヒルトナ氷河からスタートした山旅は、マッキンリーやハンター峰など白銀の世界をスライドで紹介しながら、刻々と変わる山容の彩を見事に表現していたし、臨場感溢れる説明もあって、我々をしてさながらこの山中に身を置いて、自分自身が体験しているような錯覚すら感じたのだ。彼の生業は登山家になろうが、その糧は講演会等のギャラが大半だ。その意味では聴衆に分かりやすく、非日常的感動を訴えるべく話術にも磨きがかかってこようというもの。身内ゆえの身びいきを割り引いても、日々進化している様が見て取れたと思っている。

 さて終了後は彼を囲んでの山談義だ。雪洞生活の知恵や前進キャンプの進め方、下界との連絡方法などなど多岐にわたったが、酒を酌み交わしながらの問答だもの、時間の経つのも早い。それでも三々五々の退席で0時を回るころになると、「おゆぴにすと」の面々ばかりが残っていたが、宴会好きの性癖からしてこれは充分織り込み済みであろう。しかしながら筆者はこのころになると日中の湯浴み行脚の疲れも手伝って、記憶はあやふや。その中でもコンドル・吉賀とカリブー・正寿の会話は、国際色豊で一番弾んでいたように思えるのだが.酩酊コンドルの詰問に生真面目カリブーがよく応対していた情景がわずかに残るんであります。と言うのも後日、吉賀からこの時の感想ともとれるメールが突然送られてきて、改めて記憶を呼び戻したからであって、成り行き上紹介して結びとしたい。

 「先日は大変お世話になりました。正寿君はおじさん(筆者)の甥とは思えない。スケールが違う。本人が自覚して言うように、難しい登山技術はないのかもしれないが、まったく気負いがなく、我々とは視点、スケールが違う。話を聞いてなるほどそんなものの見方や考え方があるのかと、目から鱗が落ちる思いである。山登り等をベースにした講演、講話など、今まで植村、小西氏等有名な人たちの話も聴いたが、スケールはその上をいき、山旅のスタイルからしても草分け的存在になろう。世界5大陸の最高峰をすべて登るような事はしなくて良いと小生は思う。アラスカにこだわる姿勢が良いと思う。俺たち凡人にはあの思考は出来ないし、思ってみても実践できない。あの考え方ならアクシデントで死ぬことはないと思うが、最も大事なのは常に無理はしないことだと思う。後略...」 吉賀兄の性格も滲み出てるが、なるほど正寿の山に対する考え方を端的に表しているなぁ、と苦笑しつつ高原の夏を振り返った次第。
(参加者)
挾間、高瀬&菜美子、吉賀、栗秋、悦子(妻)、寿彦(息子)、章一郎(父)、正寿(甥)、他 13名 (田口、永木、松石、内田、須股夫妻、浦上夫妻、迫夫妻、河野照夫家族)

 

9月3日(火)  「大阪便り」第三弾 日本一低い山「天保山」登頂記
 国土地理院発行の1/25000の地図で表記している山の中で日本一低いのが表題の「天保山」だそうな。海抜は4.7m。江戸時代は天保の代に安治川の航路確保のため浚渫された土砂が積まれたのがこの山の発祥なんだって。何だ! 人工の山かと見くびるなかれ、それはそれは庶民に親しまれた文化的遺産としての大阪ど真ん中の山なのだから。(本文参照)
(参加者) 松田、その他

「大阪便り」第3回 日本一低い山「天保山」登頂記

 

9月8日(日) 初秋、久しぶりの邂逅、唐突な奥白根山(日光白根山)その行状記
 会社の水泳部幹事から一本の電話があった。「JRグループ水泳大会が千葉であります。是非選手で出て貰えませんか。土曜にありますから週末は東京でフリーですよ」と。実力で声がかかることなんてなかろうし、曲がりなりにもボクは水泳部の副部長なのでそのあたりからの誘いであることは明白であろう。つまり気楽に東京旅行ができる訳で、特に後段の部分に大いに引かれたのは言うまでもない。早速「OK」の返事を返すとともに、真っ先に取った行動は同期で中央鉄道学園山岳部OBの長谷島、筒井両君の身柄を拘束することにあった。久しぶりに中央の山に登ろうとの企てであって、この千載一遇のチャンスを逃す訳にはいかない。とその結果が日光山系の盟主・奥白根山であった。(本文参照)
(コースタイム)
上野6:09 ⇒宇都宮線⇒大宮(長谷島、筒井と合流)6:35 45⇒車⇒中禅寺湖9:05 10⇒車⇒日光湯元温泉9:22 30 ⇒車⇒菅沼(登山口)9:45 51→弥陀ケ池 11:08 12→日光白根山 12:03 20→弥陀ケ池 12:53(昼食)13:43→菅沼(登山口)14:42 15:05⇒車⇒白根温泉 15:25 16:10⇒車(渋沢駅で筒井下車)⇒さいたま市与野、長谷島邸 19:30
(参加者) 栗秋、他 2名 (筒井、長谷島)

初秋、久しぶりの邂逅、唐突な奥白根山(日光白根山) その行状記

9月14日(土) 日本一 3,333段に挑戦
 阿蘇のアスペクタで開かれる南こうせつのコンサートに行こうと言葉巧みに奥方を誘い出し、前日にちゃっかりと熊本県は上益城郡中央町は釈迦院の石段に挑んだお話。3,333段はまさに日本一の規模であり、標高差約900mを37分41秒で駆け登ったとは、挾間兄もホント好きだよねぇ。まぁしかしレースでもないのに秒まで記録に留めて発表するところに、こだわり心の真骨頂有り。(本文参照)
(参加者) 挾間

日本一3,333段に挑戦(2002.9.14)

 

9月23日(月) 鶴賀城址〜天面山、大野川中流域の史跡を巡るMTB行
 こだわり挾間のMTB行、今回は大野側中流域の名も無き古戦場へと赴くが、ガイド役は根っからの戸次っ子の豊明君だったとは。うんうん、義弟の薀蓄 (地元の史跡に関して) に耳をを傾けつつ思い遣る姿は美わし(本文参照)
(コースタイム)
大分市判田台(出発点)7:00→鶴賀城趾7:53→井筒大橋→伊与床入り口8:34→天面山山頂直下の広場9:12→天面山山頂9:27→大分市判田台10:30
(参加者) 挾間、釘宮

鶴賀城趾〜天面山、大野川中流域の史跡を巡るMTB行

 

10月11〜14日(金〜月) 秋の石鎚山系を縦横無尽に遊び尽くす!の巻
  石鎚山系の四季を楽しむことをライフワークにしている挟間から8月下旬、石鎚山行案内のメールが届いた。これまでの石鎚行は彼の発案によってことごとく実現しているので、まず第一段階の手続きがなされた、と見るべきであろう。以下その要旨である。

 ○趣旨:自転車や石鎚スカイラインと瓶ケ森林道をフル活用し、秋の石鎚を満喫する。
 ○期日:10月12〜14日(前日夜出発も考慮する)
 ○日程・内容
10/12:石鎚スカイライン(面河〜土小屋、標高差850mを自転車でヒルクライム)土小屋〜石鎚山頂付近(泊)ビール空き缶投げなど(※1)
10/13:土小屋に下山後、土小屋〜瓶ケ森(1896m)間の西日本最高所林道を自転車でポタリング。またその足で1700〜1800m級の山々を稼ぎつつ、石鎚主峰を遠望する。夜は小宴会。
10/14:予備日(大分帰着)
 ○催行人員:最少1人、最多4人
 ○個人必需品:マウンテンバイク(MTB)又はロードレーサー、個人登山道具
 ○参加費用:必要に応じて                      などなど

 「う〜ん、なかなか魅力的なコースではないか」との思いが第一印象であった。と言うのもボクは土小屋以東の山々を知らない。加えて面河から土小屋まで自転車で上る行為に食指が湧く。雲上の山嶺にふもとから自力で登るのに価値があるのだ。そしてその手段として自転車を使うことに陳腐な表現ながら「ナウい!」と思うし、寒風山トンネル出合までつながった瓶ケ森林道踏破も一度は試みなくてはならぬ課題である。そして「西日本最高所林道を自転車でポタリング」の触れ込みも少なからず心引かれた。このあたりの挾間の独特な言い回しは、西日本一とか、九州一などと誉れ高い数字に弱いボクの心を見透かすように巧みだ。早速、「参加せずして、人生何のヨロコビがあろうや!」と鼻息荒く?同行を表明した訳だが、面河から土小屋、更には瓶ケ森以東の山々まで移動の手段として目一杯自転車を操るなら、専任の運転手も必要となろう。そこで助っ人として甥の正寿を指名し、おじさん二人に青年を交えた玉石混淆?の遠征メンバーが決定したのだ。(本文参照)

(コースタイム)

10/11 大分19:40⇒(車、九四国道フェリー利用、内子〜久万経由)⇒面河渓駐車場(以下Pで表す)0:46(泊)

10/12 面河渓P7:17→(石鎚スカイライン ヒルクライムbyMTB 17.1q 標高差850m)→土小屋9:10 10:35→丸滝小屋11:11 15→手箱越小屋11:58→筒上山12:18 44→手箱越小屋12:55→手箱山13:23 38→手箱越小屋14:02→丸滝小屋14:46 15:00→岩黒山15:28 35→土小屋16:05 23→(瓶ケ森林道 byMTB 6q)→シラザ峠16:40 50⇒(車)⇒瓶ケ森P17:00(泊)歩行距離10q

10/13 瓶ケ森P⇔車⇔寒風山トンネルP(5:32〜6:47まで瓶ケ森P⇒寒風山PへMTB搬送)瓶ケ森P8:21→男山8:41 45→瓶ケ森8:54 56→コル(吉野川源流の碑)9:10 15→西黒森山9:39 46→東黒森山登山口10:45 57→東黒森山11:14 24→伊予富士11:46 53→桑瀬峠12:35→寒風山トンネルP12:54 13:25→(車回収のため、瓶ケ森林道ヒルクライムbyMTB 16.2q 標高差620m)→瓶ケ森P手前林道最高点15:04 10⇒(車)⇒寒風山トンネルP16:00(泊) 歩行距離12q

10/14 寒風山トンネルP6:52→桑瀬峠7:28 34→寒風山8:14 24→笹ケ峰9:34 10:03→寒風山10:58 11:05→桑瀬峠11:33 37→寒風山トンネルP11:58 12:55→(寒風山トンネル旧道ダウンヒル byMTB13q 標高差650m)→愛媛県側寒風山新道出合13:25 35⇒(車、西条市湯之谷温泉入湯。伊予小松〜大洲間高速道路&九四国道フェリー利用)⇒大分20:25  歩行距離10q   総歩行距離32q  MTB     総走行距離52q

(参加者) 挟間、栗秋、正寿

秋の石鎚山系を縦横無尽に遊び尽くす!の巻 その3

秋の石鎚山系を縦横無尽に遊び尽くす!の巻 その2

秋の石鎚山系を縦横無尽に遊び尽くす!の巻 その1

                         

10月26〜27日(土〜日)“おゆぴにすと"秋冷の祖母山系、前障子〜大障子を行く
 今年の春以来、懸案であった前障子〜大障子山行がようやく実現の運びとなった。恥ずかしながら加藤、吉賀を除けば、“おゆぴにすと”の面々でこのルートに踏み入れた者はなく、それゆえ片付けなくてはならない課題でもあった。しかしいつでも行けそうで、メンバーが一同に揃うとなると難しい。但し、今回加藤は別パーティで行き、大障子のみを踏む計画なので、合流シーンは大障子の頂を想定したが、チャンスは確実にものにせねばなるまい。(本文参照)
(コースタイム)
10/26 大分21:00⇒(車・松ケ丘発 東大道〜明野経由)⇒尾平駐車場23:38(泊・小宴会)
10/27 尾平にてMTB2台留置。尾平7:40⇒(車)⇒上畑・健男社駐車場7:57 8:12→(健男社参拝)→前障子登山口(民家)8:25→第一徒渉点9:09 12→前障子10:51 11:08→大障子12:45(加藤グループと合流) 13:29→(八丁越〜愛しの滝〜愛山新道経由)→尾平林道出合15:12 14→下尾平(県道出合)15:24→(ランニング1.3k)→尾平15:34 45→(by MTBwith挾間)→上畑・健男社駐車場16:11 45⇒(車・緒方〜犬飼〜月形〜明野経由)⇒大分19:00
(参加者) 加藤、挟間、吉賀、高瀬、栗秋 他大勢

“おゆぴにすと”秋冷の祖母山系、前障子〜大障子を行く

 

11月9日(土) 挾間町海老毛温泉再訪
おゆぴにすとホームページの読者の質問に答えるべく、早朝、バイクトレーニングを兼ねて、挾間町の海老毛温泉の現況をルポした。筆者も十数年前のあやふやな記憶だが、娘と強烈な塩化物泉に入湯して、気のいい女将からインスタントラーメンを作って貰い昼食とした思いがよみがえった。今やその女将も亡くなり、旅館も廃業し、温泉も管理不良で4〜5年前から出なくなったのだと言う。にわかルポライターも帰りは足が重かったに違いなかろう。(本文参照)
(参加者)挟間

挾間町海老毛温泉について

 

11月23日(土) 紅葉の臼杵・白馬渓〜水ガ城山ランニング登山の巻
 この秋、我が大分鉄道事業部主催のウォーキングとしては第2弾にして最後の催しがこの「紅葉の白馬渓ウォーキング」である。もちろん紅葉の時期だからこその開催となった訳だが、今年は寒気の訪れが早く多少の色褪せは致し方なかろう。と憶測で書いたがボクはこの地を知らない。更には復路で通ることになる二王座歴史の道も(映)なごり雪ですっかり有名になったが、恥ずかしながら未だ歩いたことがない。つまり彼の地を知る上でこの催しは格好の機会という訳である。しかしただ歩くだけでは貴重な休日がもったいないし、エクササイズにならない。ここはトレーニングを兼ねてランニングで巡り、白馬渓だけでは物足りないので、背後に控える水ガ城山(250m)をランニング登山で踏めば、充実した一日となろう。(本文参照)
(コースタイム)
臼杵駅9:00→(臼杵警察署〜臼杵川右岸〜住吉橋〜臼杵川左岸経由)→白馬渓入口9:30→水ガ城山(テレビ塔・標高250m)9:50 51→白馬渓入口10:05→(馬代橋〜臼杵川右岸トリムコース〜龍原寺三重塔〜二王座歴史の道経由)→臼杵駅10:30   全走行キロ 12k
(参加者) 栗秋

紅葉の臼杵・白馬渓〜水ガ城山ランニング登山の巻

                                   

12月29日(日) 小表山と酒利岳 冬枯れの山道散策
 加藤会長の大分100山登頂が迫ってきた。気分を盛り上げるためにも同行者が多いにこしたことはないが、おゆぴにすとの面々も、師走も押し迫ってはなかなかスケジュールが合わない。やっとのことで挾間が番記者として同行することになった。目指すは県南宇目町の小表山と酒利山。 (本文参照)
(参加者)加藤夫婦、塩月、挟間、その他

小表山と酒利岳 冬枯れの山道散策

  
                           (以上 文責:栗秋)

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