①せなかを使う手術:広背筋皮弁
(こうはいきんひべん)
- 保険治療
自分の背中の筋肉と皮膚、腰の脂肪を使って再建します。背中の筋肉を使いますが、日常生活では支障がでません。
最近の乳房切除を受けた多くの方に適しています。自分の組織を使う再建なのでずっと長持ちします。

内科・胃腸科・循環器科・放射線科・形成外科 Dr.Hiroko speaks English. (Appointments are required.)
097-545-1122
乳房再建術は様々な種類があり、大きく分けて以下の5つがあります
すべて保険診療で治療が行われます。
自分の背中の筋肉と皮膚、腰の脂肪を使って再建します。背中の筋肉を使いますが、日常生活では支障がでません。
最近の乳房切除を受けた多くの方に適しています。自分の組織を使う再建なのでずっと長持ちします。
人工のシリコンを入れる方法です。ある程度、胸の皮膚や脂肪が厚く残っている方に向いています。
人工物を使うので入れたものが劣化する可能性があります。
かなり広範に乳房と筋肉を切除された方に向いています。
最近の乳がん手術ではこの手術が必要なほど乳房を切除される方は少なくなりました。よって、この方法で乳房再建される方は減っています。
おなかの筋肉を使うので、乳房再建ののちに妊娠を希望される方には原則的に選択できません。おなかの筋肉と皮膚、脂肪を使って再建します。
乳房の一部を切除された方に向いています。失った乳房の範囲が小さめの方に向いています。
この方法が適しているのはかなり稀なケースです。状態により皆様異なりなりますので、状態に合わせてご説明いたします。
おなかやおしりの皮膚と脂肪を血管が付いたまま切り離し、移動させたのちに血管をつなぎなおして乳房の再建をします。
全身の血管の状態によってはつないだ血管が詰まってしまい、移動した、皮膚と脂肪が全てくさってしまう可能性があるため、リスクのある手術法です。
かなり精密な手術のため12時間以上かかる大手術となる可能性もあります。つないだ血管は弱いので術後、最低1週間は絶対安静(歩行不可)が必要となることがあります。
この方法は、当院では行っておりませんが、ご希望があれば、専門の病院ご紹介いたします。