大分県知事 広瀬勝貞様 日出生台での米軍訓練の縮小、廃止と、徹底した情報公開を求める要請文
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玖珠町は日出生地区の保育園児や小中学校、高校の児童、生徒24人を、タクシーで送迎した。
日出生小の三佐文範校長は「歩いて通う子も含め、期間中の安全に留意したい」。
自宅近くで園児を出迎えた主婦(30)は「送迎はありがたい。(米軍の訓練を迎えるのは)
初めてなので、まだ実感がわかないが無事に終わってほしい」と願っていた。
=2010/01/23付 西日本新聞朝刊=
由布市湯布院町では、演習場隣接の地区の児童に対する保護者の送迎に燃料費を支給するそうだ。
米軍実弾射撃訓練:沖縄米海兵隊の訓練砲弾到着?−−日出生台演習場 /大分 陸自日出生台演習場での在沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練で、使用される砲弾を積んだとみられる民間トラックが25日、長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地を出て同演習場に到着した。訓練に反対する住民団体「ローカルネット大分・日出生台」が明らかにした。 同ネットが入手した情報によると、同日午前、トラック8台が佐世保基地を出発。午後、日出生台演習場に入ったという。同ネットの浦田龍次事務局長は「確認できただけでもトラック会社は3社あった。有事のために、平時から民間会社が米軍への協力にならされることは怖い」と話した。 一方、九州防衛局は輸送の有無や中身について「警備上の理由から公表は差し控える」としている。 米海兵隊の実弾射撃訓練は2月1〜14日のうち、10日間実施される。 毎日新聞 2010年1月26日 地方版 |
asahi.com> マイタウン> 大分> 記事 日出生台から/弾薬積載トラックが演習場へ 在沖縄米海兵隊による実弾射撃訓練がある日出生台演習場に25日、弾薬を積載していることを表示した民間会社の大型トラック8台が入った。 |
第3海兵師団第12海兵連隊第3大隊 私たち、日出生台での米軍訓練に反対している地域住民と 私たちは、99年より強行されている日出生台での米軍訓練をきっかけに、地域住民の暮らしを犠牲にすることのない安全保障のあり方を考えようと、日出生台周辺に暮らす住民と大分県内各地の市民が集まってつくっている市民のネットワーク・グループです。
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読売新聞1月27日記事(抜粋) 各首長らによると、司令官は、1日から連続10日間の訓練を行い、隊員の外出は予定していないことなどを伝えたという。表敬訪問したのは、沖縄に駐留する第12海兵連隊司令官のキール・ジェントリー大佐、訓練を行う同連隊第3大隊長のショーン・ウェスター中佐ら4人。 玖珠町長職務代理者の太田尚人副町長によると、ジェントリー大佐は、1〜10日に訓練を行い、11〜14日は予備日に充てると説明。隊員の外出については「演習場以外のこの地域に出ることはない」と述べたという。太田副町長は面談後、「地元の心配は伝わったと思う」と話した。 一方、由布市では首藤奉文市長が、年間400万人が訪れる観光地であることを理由に土、日曜の訓練自粛を求めた。ジェントリー大佐は「最高の規律を持って訓練をしている。できる限り、早く訓練を終えたい」と回答。首藤市長は「誠実な印象を受けた。由布市内への外出予定はないと言われた」と語った。 地元と国が結んだ小火器使用などに関する新協定については、「きちんと聞いている。協定に沿った訓練を行う」と答えたという。 また、市民団体「ローカルネット大分・日出生台」は、ウェスター中佐との直接面会を求めるメッセージを手渡した。 |
・現場の米軍指揮官以外に、さらに上の第12海兵連隊司令官が来るのはおそらく初めて。
表敬訪問に同行したのも初めて。このことが何を意味するのか?。
ちなみにこれまで同様の事態が起きたのは、一番最初に米軍が小銃、機関銃の使用を求めて
きた2006年の日出生台米軍訓練の時以来だ。その時は、後に逮捕された守屋事務次官と、
ティモシー・R・ラーセン在日米軍副司令官が、日出生台での米軍訓練が始まった初日の夜に
突然現れて、小銃機関銃の実弾射撃訓練を今、すでに入っている部隊でやらせてほしいと突然
要請してきたのだった。
今回、米軍指揮官以外に、さらに上級幹部が乗り込んで来ている理由はいったい何なのか。
その背後にどういう意味があるのか。
時間は11時〜12時27分まで。
説明は、キール・ジェントリー大佐(海兵隊連隊長)がすべて行い、ショーン・ウエスター中佐はほとんど説明はおこなわず。
他にスペンサー大尉と米軍広報官4人が同席。
九州防衛局から企画部長、管理部長、企画調整課長、通訳者。
自治体は、大分県、由布市、九重町、玖珠町、別府市、宇佐市
マスコミは各社計約20名。
地区代表は堤地区自治委員、小野原1自治委員、小野原副自治委員
説明会の進行は米海兵隊 第3中隊広報担当のスコットサッサー少尉がおこなった。
キール・ジェントリー大佐(海兵隊連隊長)の挨拶の後、マスコミ各社から事前に出された質問を米軍側がまとめ、
質問内容と米軍側の解答が書かれた文書を読み上げる形で進行した。
その内容のポイントは以下の通り。( )緑字はローカルネット事務局・浦田がつけた寸評です。
Q りゅう弾砲、小火器(小銃、機関銃)の使用日数は?
A 訓練は10日間 2月1日〜10日まで(予備日として2月11日〜14日)
小火器(小銃、機関銃)については1日〜2日計画
小火器訓練は砲兵隊として通常おこなっている訓練
(「海兵隊の砲兵部隊が通常おこなっている訓練」という表現をしているが、これは移転受け入れを求めた際には
一言の説明もなかったもの。にこの「通常の訓練」という表現の下、これまでにも「核、生物、化学兵器に対応す
るNBC訓練」も日出生台を始め、他の4カ所の移転地でもおこなわれた。あらゆる訓練が「通常の訓練」との表現
で盛り込まれることに注意しなければならない)
Q 小火器訓練はSACO合意を逸脱した訓練ではないのか?
A SACOの合意によると移転された訓練はキャンプハンセンでおこなわれていた訓練と「同質・同量」のスケール
でおこなわれることが合意されている。
(ここでも「県道104号線超え訓練の移転」だったはずが「キャンプハンセンでの訓練の移転」という表現にすり
替えられようとしている。気をつけないと、キャンプハンセンで米軍がおこなっていた訓練すべてができるという
話に持っていかれかねない。この訓練はあくまで「県道104号線越え実弾砲撃訓練の移転」として移転されたものだ)
Q 白リン弾を使用する予定はあるのか?
A 火薬の種類と量は公開するというものではないが、今回使用する火薬は「陸自の日出生台管理規定」に沿ったもの。
(「陸自の日出生台管理規定」に沿ったもの、と言う表現も、「自衛隊がやっていることと同じだから」といった表現で、
米軍がさらなる新たな訓練を正当化しようとしてくる可能性がある。ここでは彼らは自衛隊と同じ訓練をおこなうことは
許されていない。あくまで「県道104号線越え実弾砲撃訓練」の移転なのだから)
Q 普天間移転について日出生台は適当と思うか?
九州防衛局の企画部長が割り込み「普天間問題についての回答は控えさせていただく」
Q 訓練日程を防衛省側に伝えたのはいつか?今回、米軍の現地入り、撤収の日程を直前まで公表しなかったが、
これについて九州防衛局は「米軍からセキュリティ上の観点から公表しないでほしいとの要請があった」と説明したが、
実際にそのような要請をしていたのか?訓練日程の公表について、どのような考えを持っているのか?
A 日本政府、自衛隊地方協力本部、九州防衛局と調整した。北富士での訓練以降、情報公開は控えている。
(この情報を控え始めたという「北富士訓練」というのは、2005年のそれらしい)
ここで九州防衛局の企画部長が補足して回答。「情報公開については大分県知事からも防衛大臣に要請しており、
可能な限り公開している。他の演習場よりも公開されている」
(自分たちで情報開示を少なくしておいて、その下がった時点から見て、日出生台はまだましなんだってのは、
なんか変では!?)
Q 2007年に結ばれた日出生台米軍使用協定の内容は米軍司令官に伝えられているか?また理解しているか?
A 平成19年締結の協定は見たし、理解した。締結時に我々の代表はいなかったが、協定の重要性は十分理解
している。1市2町の表敬訪問の際も協定について話した。
(キール・ジェントリー大佐(海兵隊連隊長)は「締結時に我々の代表はいなかった」といぶかるように発言
したらしいが、ある意味、もっともな反応。なぜなら「米軍使用協定」の締結者は、4者協(大分県、由布市
、玖珠町、九重町)と防衛局であって、そこにその最大当事者であるはずの米軍は入っていない。当事者がいない
状況で、その当事者がおこなう訓練を、防衛局と4者協で定めているというのが、この「米軍使用協定」であり、
摩訶不思議なところ。そうなると、協定の中身は、米軍がもともとこうやると言っていた内容を踏まえて、その内容が
きちんと協定の範囲内におさまるように、協定の文言を作らざるをえない。実際、協定の内容は米軍がもともと
こうやると言った内容に沿う内容で作られた。ところが、前回2006年の米軍訓練の際には、協定にない訓練
(小銃、機関銃)もやりたいと米軍が言い出して、初めて、協定の効力、真価が問われる場面であったのだが、
あっさり、ほとんど抵抗もなく、協定は書き換えられてしまった。これが歯止めと言えるのか!?)
Q 海兵隊は協定の内容を熟知しているか?また、どのように隊員に周知しているか?
A 個人的には2日前(到着した24日)に受け取った。隊員には協定に沿うようにペーパーを配布した。
内容はよく理解している。
ここで再度、九州防衛局企画部長が補足回答。「事前に文書でお送りしているし、1月20日には私が直接沖縄に
行き、説明もしている」
(結局、このキール・ジェントリー大佐(海兵隊連隊長)は、到着してから協定の内容を受け取ったということ
らしい。あわてたように九州防衛局がすかさず補足説明しているが、前回の2006年のスタッダード中佐と協定の
認識に大きな差はないのかもしれない。結局、防衛局が沖縄まで行って説明したのかもしれないが、担当指揮官に
まで米軍内部で伝えられてなかったのではないのか。そして、この「個人的には2日前(到着した24日)に
受け取った」などと平然と言ってしまう状況をなるべく減らすために、九州防衛局はレジメ通りに米軍に
読み上げさせたのではないだろうか。ここで尋ねたいのは、ショーン・ウエスター中佐の方は協定の内容を
いつ知ったのか。正直なところを知りたい。さらに、九州防衛局は米軍に対して、いったいどのような内容の
ものを文書で送ったのか。それは英文なのか。だとしたら、どのような表現だったのか。そして、この大佐が
隊員に配布したというペーパーとはいったいどんな内容のものだったのか)
Q 小火器と砲撃は同時におこなわないようになっているが、どのような手段で証明するのか?
A 協定を理解しているし、承知もしている。協定に沿った訓練計画である。
(「証明については答えずに、とにかく私たちを信じろ」と言うことか。また、「同時に撃たない」ということの
意味をどうとらえているのか、尋ねてみたい。これまでの県の説明では、瞬間的に同時というだけではなく、
一定の時間内に155ミリりゅう弾砲と小火器が交互におこなわれるものも「同時」に入るとの説明だった。
だから、小火器が入ることで、155ミリの訓練が減り、結果として155ミリ訓練の縮小になるという、
よくわからない説明が以前、県からなされていた)
Q そもそも今回は何を想定した訓練なのか?
A 小火器使用、通信、補給、その他の訓練をおこなうことが目的。即応能力を維持するためには十分な訓練が必要。
日米安全保障条約の責務を果たすため、即応能力の維持・向上が重要。
(ここで「小火器」という言葉は出てきても、「155ミリりゅう弾砲」という言葉が出てこなかったことが、
今回の訓練において、いかに米軍が「小火器」に重点を置いているかを象徴しているように感じる)
Q 訓練時の安全対策はどうなっているのか?
A 多くの手順を踏んでいる。訓練担当官はテストに合格する必要があり、その安全資格を持った担当官を配置
している。くんれんには緊張感を持ってのぞんでいる。訓練は米海兵隊の訓練安全基準に従って安全におこなう。
陸自の「日出生台管理協定」に沿ったものである。
Q 訓練内容すべてを公開してほしい
A 現時点ではすべての公開は保障できない。2月3日の訓練公開にご招待したい。
Q 地元は訓練の縮小・廃止を求めている。将来的な展望をお聞かせ願いたい。
A 訓練は練度の維持に大切。日米安全保障の責務を果たすために訓練は非常に大切。SACO合意に沿って、
全国5カ所の一つとして実施されている。将来のことについて、申し上げることはできない。
Q 訓練期間中、りゅう弾砲の夜間射撃訓練は実施するのか。また小火器訓練の目的と実施予定はどれくらいか?
A 夜間訓練は部隊の練度の維持に必要。地元の懸念は十分に理解しており、最大限の努力はする。21時までに
訓練を終了できるように努力する。小火器訓練は即応性等を維持するために必要なものであり、1〜2日おこなう
よう計画している。
Q 確認書の内容を伝えているか?
九州防衛局 企画部長回答 「伝えている」
Q 自由行動の日程と行動内容、及び地域住民との交流予定などあるか?
A 現在、調整中。地域との交流についても検討したが、「地域の反対派のこともあるので」とのことで、
九州防衛局との調整の結果、却下された。外出については2日間、計画中。団体行動。宿泊はなし
。
日帰りを予定。
九州防衛局 企画部長補足回答 「ぜひ来てもらいたい」との声をなかったし、反対派の件もあるので
今回は実施しない。
Q 訓練内容をできるだけ詳細におしえてほしい。日程、武器、小火器等。
A 10日間の実弾射撃訓練を計画している。2月1日〜2月10日を予定し、天候等を考えて、2月11日〜2月14日の
予備日を設けている。10日間以上の射撃訓練はなく、2月14日ですべてを終わらせる。小火器使用は期間中に1〜2日
おこなう予定。人員は砲兵隊約220名。車両50台。155ミリりゅう弾砲6門。その他は装備品としてM777・155ミリ
りゅう弾砲、5.5ミリ小銃などがある。
(M777・155ミリりゅう弾砲は近年、米海兵隊が使用している新型のりゅう弾砲。M777・155ミリりゅう弾砲に
ついて伝える琉球新報記事。また2008年1月6日付け「赤旗」記事は、普天間基地の移設先となる新基地での配備を
米軍が狙っている垂直離着陸機オスプレイは、以前のM198・155ミリりゅう弾砲では重すぎて輸送できないが、
M777なら軽いので輸送が可能」とする米軍機関誌記事を紹介している)
Q 地元自治体から夜間や週末の訓練を控える。隊員の外出日程を公表する等の要望が出されているが、これに対して
どのように配慮するのか?
A 地元コミュニティ(自治体や地域の住民等)に与える影響を、できるだけ小さくするよう努力する。米海兵隊は、
世界で最も規律正しい部隊であることをご理解願いたい。
九州防衛局 企画部長補足回答 「外出の日程は米軍と調整して、可能な限り公開したい」
(米軍の外出日程の情報については日出生台では前回2006年の訓練から非公開とされている。わざわざ補足して、
結局、今回、公開するのかどうか)
<終了後の追加の質問>
Q 質問を事前に集約して準備された回答をするおでは、芝居のようで非常に残念。次回からその場で直接答える
ブリーフィングにしてもらいたい。
A 九州防衛局企画部長補足回答「2日前に来て、時間的にギリギリの対応である。ご理解願う」
Q 過去6回のうち、5回は8日間、1回は9日間だった。今回、10日間になったのは小火器を使用することに
よるものか?
A 米国人として個人的には、事前集約について違和感を感じるが、事前集約した方がより正確、詳細に回答できる。
SACO合意のとおり、(本土4カ所で)年間最大35日。実弾射撃訓練は(1カ所につき)最大10日間が保証されて
いる。小火器を使用するから10日間ということではない。訓練は正確、安全に遂行するよう努める。音等で迷惑を
かけることもあるかもしれないが、日米安保の維持のためおこなう訓練であることを理解してもらいたい。
2月3日の訓練公開にはぜひ来てもらいたい。
Q 夜間訓練をおこなうと言ったが、矢臼別では白リン弾を使った。今までは山火事の心配もあるとのことで照明弾は
使わないとのことだったが、今回は使うのか?
A 照明弾はパラシュートを使って使用するものである。発煙弾のことを言っていると思うが、煙で敵の視界を
さえぎるものである。野焼きをした後、訓練をおこなうことにしている。慎重におこなう。
北海道矢臼別での訓練で米軍が使用した白リン弾。監視をする地元市民団体の人々はこれを「タコクラゲ弾」と呼んでいたが、昨年の矢臼別訓練でようやく米軍がこれが「白リン弾」であることを認めた。非常に特徴的な煙が上がるので、他の砲弾との区別は一目瞭然。まさに「タコクラゲ」状の煙が立ち上る。 上は2000年東富士演習場での米軍訓練における白リン弾と思われる砲弾。北海道矢臼別と同様に「タコクラゲ」状の煙が上がった。 現地監視行動の団体の報告では着弾した後、火災が発生し、1時間以上も燃え続けたという。 同東富士演習場。米軍の夜間砲撃での白リン弾。 夜間砲撃においても着弾後、火災が発生。昼間同様に1時間以上燃え続けたという。
以下はこれについて伝える2006年10月12日(木)しんぶん「赤旗」記事
なお、この白リン弾について、日本共産党の紙智子議員が国会に質問主意書を提出。 日本政府の答弁書によると、国はこれを問題としたくないらしい。しかし、それで国民、市民、住民の安全が守れるのか。
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Q テロ想定の訓練と理解している。外出時にテロを想定している皆さんと一緒になるというのは非常に違和感を感じる。
外出は中止してもらえないか。別の機会に観光客として大分に来ていただくわけにはいかないか。
A 1日目、2日目とも外出先には泊まらず、演習場へ帰る。良いマナーに努めるよう指導する。個人的には、温泉も
ある大分にぜひ来たいと思っている。
Q この地域には、80歳以上の者や幼児、牛もいる。騒音は非常に影響がある。21時までではなく、1分1秒でも短く
してもらいたい。また、期間の短縮も要望したい。
A その日の訓練目的が達成されれば、早く終わるように努力したい。10日間の短縮は難しい。
Q 小火器使用1〜2日は決定か?
A 小火器訓練は、1日で終わらせたいと考えているが、状況により2日もありうる。
Q どうしても訓練内容は、事前に公開してくれないのか?
A 米軍の運用上、安全上の問題により難しい。
Q りゅう弾砲使用10日間、小火器2日間。訓練の拡大であると理解していいか?
A 10日間のうち、1日、小火器訓練をおこないたいと考えている。SACO合意によって、最大10日間の実弾射撃訓練ができる。
沖縄と同質・同量でおこなうものであり、訓練の拡大にはあたらない。
ブリーフィング(地元/マスコミ説明会)を、現場の米軍指揮官ではなく、一時的に来ている上官(海兵隊連隊長)が
おこなうというのは初めて。
米軍は説明の中で、白リン弾(彼らの言葉で言えば「発煙弾」らしい)を使用する予定があることを認めた。日出生台で
使用されるなら、それが、白リン弾であっても、単なる発煙弾であっても、初めての事態。
米軍は今回持ち込んでいる155ミリりゅう弾砲をM777型と説明した。これは、米軍の最新りゅう弾砲で、すでに米軍に
よって、他の移転地での訓練でも使用されているものだが、普天間基地の移設先に配備されるという垂直離着陸機オスプレイは、
以前までのりゅう弾砲では重すぎて運べなかったが、この新しいM777型であるなら、輸送が可能なのだという。