第41回きき酒会 2001年 6月15日(金)


会場 ろばた焼はしもと
大分市中央町 2−6−24 Tel. 097−536−4597
会費 5500円
開会 19時00分

テーマ・「第41回IZAKAYAきき酒会兼金賞お祝い会
     〜 久住千羽鶴「金賞受賞」のお祝いとして 〜

参加者 16人 (男性13人・女性3人)



 今回は、いささか急な開催だったこともあり、お酒のラインナップもきちんと精査する時間がありませんでしたので、とりあえず店頭で入手できるものを最初に決め、次に特色のあるものを入れていくように考慮したのですが、結果的には佐藤社長に10BYと11BYのものを持参していただいたため、非市販酒の多い興味深い品揃えとなりました。

 下の表が今回のお酒の一覧です。
特定名称別 備考1 備考2
純米大吟醸生々原酒 非市販酒 「はしもと」オリジナル 12BY
大吟醸古酒 非市販酒 古酒(BY不明・少なくとも10年以上)
大吟醸生々雫酒     出品酒と同等品 12BY
大吟醸      12BY
純米吟醸       12BY
大吟醸古酒 非市販酒 出品酒 10BY
大吟醸古酒 非市販酒 出品酒 11BY

佐藤酒造の紹介はこちらのページ


「私の41回きき酒リポート」


 今回はちょっと趣旨が違うので・・・というのは苦しい弁解で、実はメモを取り忘れていたので、どの酒がどうだったとかは、いささかおぼろな記憶しかありませんが、かすかな記憶としては、上記の表の3番目の大吟醸生々雫酒が、味香りともバランスよくキレよく、さすがと思わせるものでした。

 あと、1番の「はしもと」オリジナル純米大吟は、やや重たく感じました。去年はむしろ軽すぎると感じたものなのですが、あきらかに異なる酒質です。これが良いときもあるとは思いますが・・・。

 2番の大吟古酒は、某酒店の冷蔵庫の中で眠っているものです。今回は特別に頒けて貰ったものですが、実は千羽鶴の大吟だということ以外わかりません。10年以上たっていることは確実なのですが・・。きれいな黄金色になっていて、それなりにいい古酒になっていました。

 6番7番の大吟古酒は、まだ古酒というには若々しさを残していますが、さすがに落着いた柔らかさで品よくまとまっていました。

 5番の純米吟醸は、これはかなりギモンの造りと感じました。今年の酒なのに妙にヒネたような日向臭さがあります。味も上滑りするようで、渋味が残ります。以前は実に堂々としたふくらみのある旨さで、実力を感じる素晴らしい純米吟醸だっただけに残念でした。

 全体に、アル添大吟の造りはさすがに上手だなと思いました。きれいにすっきりとまとまっていて、なおかつしっかりした味わいがあります。ただ、こういう香り高いアル添大吟の時代ではないのではないかという指摘も、参加者の一部にありました。

 純米吟醸クラスで、無濾過原酒生のものを一升3000円前後で出してもらえないものですかね。それだけの力はあると思っているのですが。

 最後に、今年の熊本局管内からの11社の結果の一覧です。
都道府県 商標 製造場名
熊本 香露 株式会社熊本県酒造研究所
美少年 美少年酒造株式会社
大分 智恵美人 有限会社中野酒造
西の関 萱島酒造有限会社
龍梅 藤居酒造株式会社
久住千羽鶴 佐藤酒造株式会社
薫長 クンチョウ酒造株式会社
八鹿 八鹿酒造株式会社
亀の井 亀の井酒造合資会社
和香牡丹 三和酒類株式会社
宮崎 綾錦 雲海酒造株式会社綾工場
※黄色の枠内が金賞

  ところで、第1回が1991年6月7日だったので、今回は記念すべき満10周年記念だったのです。あらためて10周年に乾杯!



 ※ 会の雰囲気がわかる写真入りリポートは41回ビジュアル版をご覧下さい。


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