今回はちょっと趣旨が違うので・・・というのは苦しい弁解で、実はメモを取り忘れていたので、どの酒がどうだったとかは、いささかおぼろな記憶しかありませんが、かすかな記憶としては、上記の表の3番目の大吟醸生々雫酒が、味香りともバランスよくキレよく、さすがと思わせるものでした。
あと、1番の「はしもと」オリジナル純米大吟は、やや重たく感じました。去年はむしろ軽すぎると感じたものなのですが、あきらかに異なる酒質です。これが良いときもあるとは思いますが・・・。
2番の大吟古酒は、某酒店の冷蔵庫の中で眠っているものです。今回は特別に頒けて貰ったものですが、実は千羽鶴の大吟だということ以外わかりません。10年以上たっていることは確実なのですが・・。きれいな黄金色になっていて、それなりにいい古酒になっていました。
6番7番の大吟古酒は、まだ古酒というには若々しさを残していますが、さすがに落着いた柔らかさで品よくまとまっていました。
5番の純米吟醸は、これはかなりギモンの造りと感じました。今年の酒なのに妙にヒネたような日向臭さがあります。味も上滑りするようで、渋味が残ります。以前は実に堂々としたふくらみのある旨さで、実力を感じる素晴らしい純米吟醸だっただけに残念でした。
全体に、アル添大吟の造りはさすがに上手だなと思いました。きれいにすっきりとまとまっていて、なおかつしっかりした味わいがあります。ただ、こういう香り高いアル添大吟の時代ではないのではないかという指摘も、参加者の一部にありました。
純米吟醸クラスで、無濾過原酒生のものを一升3000円前後で出してもらえないものですかね。それだけの力はあると思っているのですが。
最後に、今年の熊本局管内からの11社の結果の一覧です。
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