居酒屋「はしもと」の「千羽鶴」ツアー


1998年3月8日(日)

大分市の居酒屋「ろばた焼・はしもと」が毎年開いている「千羽鶴ツアー」。つまり千羽鶴の蔵元佐藤酒造の見学会。私もひさしぶりに参加で、これが3回目。98年の「はしもと千羽鶴ツアー」のリポートでした。

 大分市の「はしもと」が、ただの居酒屋ではないということは、こんなツアーを毎年続けていることでもわかる。
 途中事情があって中断したのを除き、91年から毎年続いて、今年が6回目です。

 大型の貸し切りバスで大分市内を出発し、目的地までおよそ1時間ほどの行程ですが、途中野津原町にある丸山神社に参拝します。ここが酒の神様だってことは、あまり知られていない。

 この山門にも酒造りの様子が描かれています。

 大分県西部、九重連山のふもとに位置する久住町のメインストリートに面して、大正ロマンが香る佐藤酒造の建物。左側が道路に面した店の入口でこの右側に狭い道で裏手へ。この裏手が酒造場や精米所になる。

 造りは現在800石ほどというから、蔵の規模は大きくないというか、まあ小さい方になりますね。

 実は、今年の仕込みはもう終わっていた。だから、中はもうがらんとしていて、残念ながら、「槽口酒」もなかった。

 これは、蔵の二階にある「麹室」の入口。酒造りで大事な「麹」を造るところです。

 仕込みの時は、もちろん中に入れません。なんたって酒造りは微生物が相手だから、雑菌が持ち込まれては困るのです。

 仕込みの時期、麹室の中は室温約30度、湿度約90%にも達します。まあとても長居のできる環境ではないが、麹造りは全身滝の汗での作業です。

 その麹室の前に、みんな車座になって・・。仕込みの時期にはここに杜氏さんたちが寝泊まりするわけです。もっとも、最近はどこも通いの蔵人がほとんどだそうですが・・・

 今回のツアー参加者は30数名でした。座りきれないほどの人数ですが、昔はこの倍くらいの参加者がいたんですが・・。

 しかし、本当に好きな人たちに絞られてきたのかもしれない。

 佐藤酒造の見学会は午前中で終わり。場所を直入町の「長湯」に移して、「翡翠の庄」で昼食という贅沢なコース。

 実はここに来るのも私の密かな楽しみ。ここの女将さんはエミちゃん・・・昔TOSのリポーターだったんです。私も担当ディレクターのひとりだったので、私と一緒に、よく取材に出ていた。

わあ懐かしいねと、ツーショット。
 ・・という「千羽鶴ツアー」でした。


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