第41回IZAKAYAきき酒会兼金賞お祝い会

〜 久住千羽鶴「金賞受賞」のお祝いとして 〜




久住千羽鶴・佐藤社長を迎えて


 ことし2001年5月21日(月)〜 22日(金)の2日間審査が行なわれた、「独立行政法人酒類総合研究所」の「平成12酒造年度全国新酒鑑評会」で、私たちになじみの深い久住町の佐藤酒造「久住千羽鶴」が金賞を受賞しました。

 大分の吟醸蔵として昔から有名な千羽鶴ですが、ひところの全国的な淡麗傾向とは異なる重厚な酒造りのためか、どうも金賞には縁が無く、これが実に17ぶりの受賞ときいています。
 
 きき酒会の仲間としては、「金賞」というものを必ずしも酒の評価基準としているわけではありませんが、やはり蔵にとっては名誉なことであり、ご縁のある我々消費者としてもぜひお慶びを申し上げたいということで、急にテーマをお祝い会として開いたものです。

 このため、今回は詳細なリポートはありません。なにぶん、そのヒマが無かった・・・・・・。
  



2001年6月15日(金)

  定刻の午後7時、いつもの大分市中央町の「はしもと」2階の会場です。

 今回はいつもの趣向とはいささか異なり、また急な開催だったこともあって、参加者数はゲストの佐藤社長も入れて16人とやや少な目。しかしそのおかげでテーブルの配置も部屋の中央に置いて、みんながお互いの顔を見られる配置。
 これが20人を越すと、とてもこういうわけには行かないのですが、おかげで親しく語り合える会となりました。
 挨拶する佐藤克比古社長。「ほんとに17年ぶりという久しぶりの金賞でして・・・」と率直な挨拶。

 いつもはいろいろと文句の多い私たちですが、今日はやはり嬉しいお祝いを言いたいと、おめでとうの言葉が続きます。

 お隣に座った鷹来屋・浜嶋酒造の浜嶋弘文専務も心からのお祝いを言っていました。

 佐藤社長、これからもいいお酒を造って下さい。 

今回のお酒の紹介はこちら



 今回のお酒は、もちろん全て「千羽鶴」です。

 時間がなかったこともあって、とりあえず入手できるものから用意していったのですが、社長自ら持参の古酒や「はしもとオリジナル」も含め店頭で市販していないお酒も多く、なかなか興味深い顔ぶれとなりました。
 
 全体としてはアル添の大吟醸クラスが主体ですが、去年のもの、一昨年のもの、10年以上の古酒なども並んで、なかなか面白く楽しめました。

 急な開催の中集まったメンバーは、もちろん「IZAKAYAきき酒会」の常連ばかりですし、会場の「はしもと」恒例の「千羽鶴ツアー」に参加している人も何人かいます。

 共通項は「日本酒愛好者」ですが、酒造家・酒販店という本職以外にさまざまな職業・ジャンルの参加者があり、ただ話していても知的好奇心を刺激される話題が次々に飛び交います。
 この一角、酒屋とアナウンサーと医者とWeb製作業とは、いったい何を話していたのでしょう?
 会場である「はしもと」のあるじ、橋本氏は昔から「千羽鶴」にこだわり続けています。私がバリエーションとして他の酒を置いてはと勧めても、聞く耳を持ちません。まことに見あげたこだわりです。

 それだけに、今回の千羽鶴金賞受賞は我がことのように嬉しかったでしょう。スタートの乾杯の音頭をとって下に降りて料理を造り・・していましたが、後半はずっと参加者となって仲間に加わっていました。お店の方はどうなった?
 こんなこだわりのお店があるのは、佐藤社長貴重な財産ですよ。
 

今回のお酒の紹介はこちら



 というわけで、今回は時期的には第41回のIZAKAYAきき酒会のタイミングでしたので、タイトルとしてはそのようにご案内したわけですが、内容的にはややイレギュラーなものとなりました。

 もともとは、パソコン通信コアラの「居酒屋」会議室のオフラインミーティングから出発したこの「きき酒会」という名の飲み会、もう「コアラ」のメンバーは数えるくらいになってしまいました。でも、いまだに「コアラの会」というイメージが強いようですが、それに代わるきちんとしたバックボーンがなかなか見つからないのですよね。難しいところです。

 とりあえず、今回はこのへんで。
 次回は、秋ですぞ。

  ところで、第1回が1991年6月7日だったので、今回は記念すべき満10周年記念だったのです。あらためて10周年に乾杯!


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