第42回IZAKAYAきき酒会

〜 秋上がりの南部美人を蔵元と楽しもう 〜


 今年3回目、通算42回目のIZAKAYAきき酒会は、岩手の南部美人5代目蔵元・久慈浩介製造部長を囲んでの、オール南部美人の垂直きき酒会となりました。

 実は他の企画で、6月にやはり蔵元を囲んで南部美人を飲んだところ、「この酒は秋上がりがよさそうだ!」という話から、今回のきき酒会がこのような企画となったものです。

 会場はいつもの大分市中央町「ろばた焼・はしもと」ですが、11月23日休日に店を貸切で開いてもらいました。
 いつもだと「はしもと」2階の座敷で座卓を囲んで・・・というところ、今回は貸切のため1階のフロアを使って開いたのです。

 当初20人程度の参加者を見込んでいたため、フロアはゆっくり使えるし久慈さんのパフォーマンスもやりやすい・・という計算だったのですが、さすが「はしもと」だけあって、常連のお客の中からなんと15人もの参加があり、合計で35人のお客で完全満席状態。
 おかげで蔵元は座る場所もない(まあ・・もともとじっと座っている人ではないのですが・・)というありさま。

 でも遠来の蔵元を盛大に迎えることができてよかったです。

 今回のお酒(の一部)です。

 参加人数が多かったため、記録写真を撮る前にどこかに消えてしまったものもあり、全部の外観を紹介することができませんが、今回は蔵元と大分市の大平酒店のご協力で、全部で9種類のお酒を楽しむことができました。

 量的には、9種類で合計11升半のお酒を35人で飲み干していますから、ひとり3.3合という計算で、これはまあまあ予想通りでした。

 私の好みとしては、右端の「純米吟醸・冷やおろし生詰原酒」で、これは私だけでなく全般的に好評だったようです。

今回のお酒の詳細な紹介はこちら


南部美人は、秋の東北鑑評会で金賞を受賞し、春の「岩手県」「東北地区」「全国」の金賞三冠と、秋の「岩手県」「東北地区」の金賞二冠(秋は、「全国」がありません)という鑑評会5冠パーフェクトを達成したというわけで、お祝いの会ともなりました。

 南部美人蔵元としては、「全国ライブツアー」という販促活動の一環でもあるわけですが、早朝東京から大分入りしまた翌朝一番で岩手に帰るという行動力には、ただ脱帽。
 蔵のハッピを着て、大声で質問に答える明るく元気な若き蔵元です。フアンもだいぶ増えた事でしょう。

 こちら南部美人の充実したホームページをご覧下さい。
 写真中央、「しぼりたて生原酒」は、11月12日に絞ったもので出荷されたばかり。だから「冷やおろし生詰原酒」とともに、同じ蔵の「しぼりたて」と「ひやおろし」の両方が飲めるという、珍しい機会ともなったわけです。

 また左の「仕込み水」は、中硬水の折爪馬仙峡伏流水で、南部美人が「秋あがり」する理由はこの水にある・・・そうです。とにかく、7本持ってきた仕込み水がまた好評で、すぐに無くなってしまいました。
 仕込み水を飲みながら酒を飲む・・・というのはいいですね。二日酔いしないというし。たしかに、私は飲んだわりに平気だった。
 「All Koji」という酒は、その名の通り全量麹で仕込んだお酒(ふつうは全体の2割程度使います)で、日本酒度マイナス10〜20度という甘みが強く、個性ある南部美人開発のオリジナル商品です。

 1998年の非市販のもの、2001年のもの、そして20日に絞ったばかりで直接蔵元が抱えて持参してくれた2002年の生のものの3酒類がありましたが、私としては市販していない1998年のものの独特のクセのある味が面白いと思いました。
 
 左の写真のように黄金色でとろっとした感じのお酒です。
 なにしろ、どんどん予定外のお客が増えていくというわけで、会計をお願いしたお二人(早めに来たのが運のつき・・・)には、仲間とはいえ大変なご迷惑をおかけしてしまいました。

 写真手前は、すでに宴たけなわというのに会費勘定に追われる会計係サンたち。ゆっくり料理とお酒が楽しめたでしょうか?

 かくいう私も途中までほとんど立ったまま。酒の案内などに追われていて何を食べたのか?よく覚えていないもので・・・・。
 しかし最後に食べたチャンコはおいしかった。
 写真左、今回の企画の仕掛け人であるN氏。この春東京から大分に転勤してきたばかりだけど、「いやー大分はいいです、いい酒が飲めて・・・」と。

 右は今回の南部美人の酒を扱う大平酒店の跡取りですが、「酒屋の娘と結婚したら店がついて来た・・・」という挨拶に一同大喜びだった。
 とにかく、今回の酒はすべて大平酒店にあるということですので、現物が欲しい方は大平酒店へどうぞ。
 最後を飾る恒例のポーズです。

 よく見ればメンバーのふたりも恒例の?ふたりですが、今回は早めに来たところをつかまえて会計係をお願いしたわけですが、きちんと処理をして頂きまして大感謝です。

 特に右側、現在宮崎市に単身赴任中のEさんはるばるご苦労様でした。左側Kさん、佩楯山登山から帰ったばかりなのにご苦労様でした。

 というわけで、いやー今回も楽しく飲みました。

 次は、いよいよ「忘年きき酒会」です。

今回のお酒の詳細な紹介はこちら

第42回番外編はこちら



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