第43回IZAKAYAきき酒会

〜 忘年きき酒会の目玉は義侠58BY 〜


 2001年最後のIZAKAYAきき酒会は忘年会。

 忘年会はこじんまりと楽しくやりましょう・・・という予定だったが、結果的には人数も20人とけっこう大規模になったし、お酒もけっこうこれというようなものが集まって、内容的にもかなり濃いものになったと思う。もちろん、ちょっとした趣向もあったりしてけっこう盛り上がったのだ。

 会場は、特に冬場には自慢の「ちゃんこ鍋」が人気の「はしもと」で、今年はとうとうすべて「はしもと」で開催という結果になってしまったが、これは仕方のないこと。

 で、今回のお酒。

 合計で8銘柄を調達しましたが、なんといっても今回の目玉は「義侠」の58BYです。
 58BY、つまり「昭和58年・酒造年度」の酒ですから計算上「18年古酒」ということになります。その時の重みがどのような酒に仕上げているのか・・・・。

 実は、この酒を味わった人はすでに何人かいるのですが、ぜひ味わってみたいというリクエストに答えて、思いきって貯金をはたいて買いこんだというわけ。

 保存するのにも、グラスに注ぐのにも神経を使います。だって1升瓶が2万7500円なのだから・・・。
 だいたい忘年きき酒会の時は、その年とかに人気の酒を中心に揃えることが多いのですが、今回も皆さんのリクエストにお答えして、なかなか気合いの入った酒が並びました。

 「鷹来屋」ははずせません。「南部美人」も前回好評でリクエスト。「松の司」もフアンが多くてリクエストに答えます。
 「田酒」は久しぶり。最近酒質低下が囁かれますが、はたして。「福の宮」「東洋美人」はこのランクのものは初顔です。

 そして、もうひとつの目玉が「山吹極」です。この酒については別途・・・・。

今回のお酒の詳細な紹介はこちら


 今回は忘年会ということもあって、久しぶりにビールで乾杯をしました。
 チェイサーがわりにビールがあるといいなという声に答えたのですが、そのぶんまわりが速かったのか、あっというまに皆さん出来上がったみたいです。

 でも、それからが長いのがこの「きき酒会」の特徴でもあるし、特に女性たちはぜんぜん変わらないというのがまた偉大な特徴でもある・・・。

 いつも最初に赤くなるムッシュが自己紹介・近況報告。
 この自己紹介・近況報告は毎回必ずやるのですが、そのタイミングがけっこう難しいのです。

 あまりお酒が回らないうちにやると、次の酒を待ちきれない連中からブーイングが出るし、かといって全部回ってしまってからでは、もう早くも酔っぱらって何を言ってるのかわからない人が出たりもするし。

 ただ、こうやって続けていると参加者たちの人生模様というのが見えてきますね。



ふろく

番外編

 もちろんお次は2次会・・・。

 場所は例によっていつもの「ばじ」というわけで、またほとんど(約8割)の人がそちらの方にぞろぞろと流れて行きました。

 もちろん、こちらの方で待ち受けている人も合流してもう一度飲み直しということになるのですが、人によっては「はしもと」→「ばじ」→「塙」と、3次会までがすべてこの相生町の中で済んでしまうという、相生町振興組合がきいたら泣いて喜びそうな人も多い。実は私もそうだったのだけど。
 
 ばじの一角にて。酒の話から社会問題・教育問題、話は広がります。

 ところで「山吹極」ですが、たぶん好んで飲む人も少なく、残っているだろうと思ったら、瓶はカラでした。

 あとの話によりますと、「山吹極」の瓶は「はしもと」の店内1階まで遠征していって、そこで燗をつけてうまいうまいと飲んでいたとか。思わぬところで好評だったようですね。

 しかし、「山吹極」は間違いなく燗がうまいので、すぐに気がついた人はえらい。いったい誰だろう? 
 で、あてにしていた「山吹極」は無く、残っていた「田酒」「福の宮」「南部美人」「東洋美人」あたりを、そのまま持ち込みました。
 すみませんね。「ばじ」のマスター。

 で、いいかげん私も飲み疲れている証明みたいな写真です。目が泳いでいます。

 隣の女性は、この前の「南部美人の会」から参加で、今回は「ばじ」で待ちかまえていたひとり。私とは旧知なのですが・・。

 この証拠写真?を撮られたころから私の記憶はおぼろですが、皆さん3次会〜4次会と続けたそうです。つきあいきれん。

今回のお酒の詳細な紹介はこちら



おしまい


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