第30回記念・大利き酒会

〜30人の参加者で人気銘柄飲みくらべ〜


 1991年に始まった、このコアラ居酒屋利き酒会。毎年回を重ねて、重ねて・・・・8年目にしてとうとう第30回を迎えてしまいました。そこで今回は、会場を利き酒には縁の深い「炉端焼き・はしもと」に設定し」、ふたりの蔵元を含む30人のメンバーによる大利き酒宴会を開きました。
大分市府内町の「ろばた焼き・はしもと」。ここは、店独自の酒蔵訪問ツアーというユニークな企画を毎年やっていて、多くの日本酒フアンをひきつけています。オリジナルの大吟生酒も人気。

私も、このマスターとはその前の店からの、
長年のつきあいなのです

定刻午後7時半、ほぼ全員が揃って乾杯。音頭は恒例により初参加の重野さん。

ふつう20人ぐらいの座敷に30人詰め込んでほとんど身動きもできない狭さ。だけどみんな喜んでぎっしりと座っています。
初参加の人も数人・・・・・

今回は酒造家おふたりに来て頂きました。
ゲストといえば聞こえはいいが、ちゃんと会費をもらって参加していただいています。ちょっと申し訳ない思いです。

おいで頂いたのは、中央の黄色いシャツ、「千羽鶴」佐藤酒造の佐藤克比古社長。これが3回目の参加。

それと手前左側で隠れて見えませんが、「鷹来屋」浜嶋酒造の浜嶋弘文専務。いずれも利き酒会期待の酒造家です。

利き酒対象酒

(3〜6は大分県産酒飲みくらべです)
義侠・生50 大吟醸    山忠本家酒造・愛知県    
男山・特別純米「笹おり」   男山・北海道  
西の関・美吟 八反錦・53% 萱島酒造・大分県国東町  
亀の井・大吟醸「玄亀」 山田錦・35% 亀の井酒造・大分県玖珠町  
鷹来屋・大吟醸 山田錦・40% 浜嶋酒造・大分県緒方町  
千羽鶴・純米大吟醸生々 山田錦・40% 佐藤酒造・大分県久住町 はしもとオリジナル
瀧自慢・大吟醸 山田錦・40% 朝日酒造・三重県   
扶桑鶴・純米吟醸斗瓶囲い 山田錦・40% 桑原酒場・島根県  
東一・純米大吟醸 山田錦・40% 五町田酒造・佐賀県   
 今回は30回記念として、初参加も多いことから、あまりマニアックなものは避けて、これまでにも実績がある人気銘柄を中心に選びました。

 「義侠」はいつもながらに圧倒的な人気。「東一」は評価が分かれました。

 大分県産酒では、やはり「千羽鶴」という声が圧倒的と思いましたが、「鷹来屋」も人気でした。
 「西の関」の美吟はランク的にやや落ちるせいか、2度目に手を伸ばす人はほとんどいませんでした。
 いつも女性の多い利き酒会ですが、今回も飲みっぷりのいい女性が参加していました。

 女性の選んだ銘柄も、やはり「義侠」。けっこうクセのある味と思うのですが、男女を問わず支持を集めています。



 今回の利き酒の「千羽鶴」は、会場となった「はしもと」のオリジナルブランドの非市販酒。
 ごらんのように「鶴千羽舞幻」という、なんかよくわからんブランド名が着けられています。

 この大吟醸生々もかなりの人気を集めていました。

今回も圧倒的な人気だった、「義侠」。
 この個性ある味が支持されるということは、
けっこうすごいことだと思います。


今回の詳細については、第30回テキスト版をご覧下さい。

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