佐田の名所

佐田神社


 キーワード: 史跡, 寺社仏閣・信仰
 佐田郷の鎮守。明治期に、郷社となりました。
 元治元年(1864)再建の社殿は、佐田の豪家である山路家・小倉屋などが中心となって建造したといわれています。長さ3mにも及ぶ龍の彫刻をはじめ、社殿に施された彫刻は圧巻。
 正面の「善神王宮」の額には「正二位権大納言忠頼書」とあります。「善神王」とは、祭神である武内宿祢を指しています。そのためかつて佐田社は、「善神王宮」と呼ばれていました。

 精緻な彫刻を施された本殿はもちろん、寄進された灯篭や絵馬の多さからも、交通の要衝として栄えた「佐田のまち」の昔日を思うことができます。
 佐田神社境内にはそのほか、佐田社の板碑(県指定有形文化財)反射炉碑(市指定史跡)耐火煉瓦塀両部鳥居(市指定有形文化財)、乃木将軍を描いた絵馬などがあります。

 様々な文化財が残る一方で、幕末には、民間で唯一ともいえる反射炉を境内に持っていた佐田神社。佐田に生きた人々の思いを知ることができる、重要な施設です。
 ご祭神は、「武内宿祢」など。例祭は10月16日とされています。


  • [参考文献]安心院町・安心院町観光協会・安心院文化連盟(1982)『ガイドブック 安心院の里』
  • [参考文献]安心院町身心すこやか事業推進委員会(1988)『ふるさと佐田』
  •  見事な彫刻が施された本殿 
  •  祈りが込められた多数の絵馬 
  •  境内に並ぶ石灯篭 
  •  反射炉跡に建つ神楽殿