第53回IZAKAYAきき酒会 2004年5月30日(日) テキスト版詳細リポート


会場 居酒屋木の花 (大分市内某所 会員プライベートスペース) 
会費 3000円 (安い!・・総費用の頭割りだけど)
開会 13時 (終わったのは・・18時)

テーマ・「第53回IZAKAYAきき酒会」 〜 N氏博多転勤壮行会を兼ねて 〜

    参加者 15人 (女性6人 男性9人 )


今回のお酒一覧 (ビジュアル版はこちら

  銘柄・特定名称 その他 蔵名・県 購入価格
鷹来屋・純米吟醸 若水 浜嶋酒造・大分 \3150
開運・純米吟醸 山田錦 土井酒造場・静岡 \3570
飛露喜・特別純米 無濾過生原酒 廣木酒造・福島 \2551
醸し人九平次・純米吟醸 雄町 萬乗醸造・愛知 \3260
星自慢・特別純米 無濾過生原酒 喜多の華酒造・福島 \2520

お酒のラベル等はこちら53回きき酒会ビジュアル版



 参加メンバーの「好みの順」アンケートから

参加者に「好みの順」で無記名アンケートをしてみました。アンケートを回収できた8人の順位と、その合計による順位を出してみました。「開運」が全般に比較的好まれているのが目立ちます。
  鷹来屋 開運 飛露喜 九平次 星自慢
合計 23 15 20 29 32
順位




 今回のお酒について、私のひとこと感想ご紹介

この感想では、やはり「価格」も無視できない要因と思い、C/Pを考慮して順位を評価してあります。
  銘柄 私の感想・・・ひとこと
鷹来屋 火入れのため温度上昇でもそこそこ飲みやすくすっきりしてはいましたが、特に可もなく不可もなく良く言えばバランスの取れた純米吟醸。むしろ燗をつけてみるとはっきりした個性が出てきたかもしれない。C/Pはあまり高くなく4位あたりが妥当かと。鷹来屋はいまは特別純米クラスがお奨めかもしれない。
開運 これも火入れのため軽さがあり、冷たい時から温度が上がっていく過程まで比較的姿勢が崩れないというか、すっきり感とバランス感が変わりませんでした。ただ、この酒は常温までかなという気がしました。燗あがりはしないだろうと思います。全体としては一番人気でしたが、それは理解できます。C/Pを考慮すると差があり2位。
飛露喜 ある程度冷えているとバランス良くすっきり感もあり旨味も広がるのですが、温度が上がるに従いやや苦味とか渋味とかが突出してくる感じもありました。やはり常温以下で飲んだ方がバランスがいいです。それでも、C/Pを考慮すると私の評価は1位ですが。
醸し人九平次 冷蔵庫の温度設定が高めだったのか、最初から常温に近いため違う酒のようでしたね。濃淳感が強かったのですが、意外にバランスはそれほど崩れませんでした。いっそ燗をつけて見ると「雄町」らしさが良い方に出たかもしれない。C/Pを考慮して3位。山田錦の方が一般向きだと思います。
星自慢 この酒も温度がやや高めだったために、本来の味以上に甘みとかが突出して感じられ、重たくバランス悪く感じられたようです。こういう主張のある味は好ましいのですが、この暑さの中で生原酒の厚みが裏目に出た。C/Pは悪くないがやはり4位同順。


いや、今回も(特に内容的に)面白かった!

次回は・・9月ぐらいかな。



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