|
銘柄 |
私の感想・・・ひとこと |
1 |
奥播磨 |
プラス9の「超辛」とは感じない。たしかに「辛口」ではあるが奥播磨らしい幅・奥行きの主張のある味がスッキリきれいにまとまって、かえって飲みやすくなっている感じ。 |
2 |
雑賀 |
奥播磨のあとのせいか、かなり甘口に感じた。際だった個性とかは特になく、おりがらみと意識せずにするっと抵抗無く飲める酒なのだが、2口めで飽きてしまう感じ。 |
3 |
義侠 |
昔の義侠を思い出すようなしっかりした主張のある味。濃淳だが複雑な味わいのよくバランスの取れた味で、五百万石よりは明快なうまさがある。これはお奨め。 |
4 |
醸し人九平次 |
どーんとパンチのきいた第一印象。いろんな味が複雑に絡んで個性のある深い味わいでスッキリ感もあります。ただ、次第に重く感じるため量はあまり飲めない酒。 |
5 |
飛露喜 |
いわゆる「飛露喜」の傾向とは逆に、辛口でからっとした濁りという不思議な印象。これはこれで立派な個性の主張と思うが、私の好みとは少しベクトルが異なる感じ。 |
|
どんなにスッキリ感があっても辛口であっても、やはり「おりがらみ」という酒は全体に濃厚でパンチがある酒であることは間違いない。だからこのような酒ばかりだと舌が疲れてくるというか、やはり量は飲めない、飲み詰まるなというのが正直な感想。こういう場合、本醸造の火入れでキリッとした酒が入ると評価が高くなるかもしれない。
それはともかく、この時期でないとできなす企画としてはなかなか面白かったと思う。 |