2003年最後のIZAKAYAきき酒忘年会ビジュアル版リポート・・お酒の詳細はテキスト版で
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ことし2003年の4回目、通算51回目のIZAKAYAきき酒会はほぼ毎年恒例の忘年きき酒会。難しいことは考えず、今年を振り返りながら楽しく飲みましょう・・という会ですが、お酒の方は質・量ともに豪華なものでした。
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東北泉・佐々木勝雄と開運・波瀬正吉
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今回の目玉は「杜氏の名前入り」です。「東北泉・佐々木勝雄」と「開運・波瀬正吉」は、当然の事ながらいずれもその蔵を代表する大吟醸。
特に東北泉の佐々木勝雄杜氏は引退して別な蔵に移りましたので、この名前はもう最後になるのでしょう。
本来この2銘柄の飲み比べなのですが、基準になる酒を入れたほうがいいという判断で、鷹来屋の大吟醸を入れてみました。いずれもアル添の大吟醸3銘柄飲み比べ。
価格的には、佐々木勝雄・波瀬正吉の2銘柄がいずれも10000円であるのに対して鷹来屋は5000円と半額。しかし内容的にはなかなか健闘していたと思います。 |
2回目の「寿司処ちはる」は、料理もなかなか好評でした
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会場となった大分市中央町、通称竹町通りのアーケードの中にある「寿司処ちはる」は、これが2回目です。
若い店主なのですが、前回今年2月に続いて日本酒にあった料理だと、参加者にもなかなか好評でした。
ただ、写真のように細長い会場になってしまい、向こうの方とはさっぱり話が通じません。 また人数的には、16人からせいぜい18人ぐらいがいいところなのに、20人も詰め込んでしまったのでちょっと狭い。
会場にはいつも悩むのですが、比較的少人数の場合はここがよいようです。ただ、最近は20人を越すことが多いもので・・・・。
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第2部は吟醸クラス飲み比べ・・というわけで、発売前の試飲酒を入れると7銘柄が揃いました。
今回は意識してあまり馴染みのない酒を選んでいるのですが、やはり基準酒として「鷹来屋」の純米吟醸(山田錦)を入れました。
この中では、やはり「磯自慢」の「青春」のレベルが頭一つ出ている感じ。「鷹来屋」「若戎」も悪くない。
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上の写真、左から「石槌」「磯自慢・青春」「秋鹿・歌垣」。中央ラベル無しが大分の某蔵から頂いた試飲用。右から「鷹来屋」「若戎」「千代の園」。 |
素晴らしいレベルの酒を楽しむことができました
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今回はレベルの高い酒が揃いましたので、参加者の皆さんも大喜び?のようでしたね。
参加者数20人のところ、合計10升のお酒を用意できましたので、一人あたりの割り当ては5合という量でしたが、予定時間内に全体としてほぼ8割ぐらいを飲み干してしまった感じです。
予想通り、減るスピードが人気に比例していましたが、すがに大吟醸クラスの無くなるのは早かったですね。
人気のない酒も比較の問題で、これを単独に飲めばそれなりにレベルの高い酒だと思いました。ただ「千代の園」は残念ながらどこかでの保管の問題か、やや生ダレが出ていたようです。
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「磯自慢・青春」も予想通りというか、キレよく味わい深い良質の純米吟醸でした。酒質は大吟醸レベルです。もちろん、価格的にもそうなのですが・・・・・。
左側「石槌」は雄町らしさが無かったのですが、常温になるとやや味がほぐれていたところを見ると、燗をつけてみると案外いいのかもしれません。
右側「秋鹿・歌垣」は少し老ね香がありました。これもやはり保管の問題なのでしょうか。これも燗をしてみるとかえって気にならなくなるのかもしれませんが・・・。
今回は県外から配送して貰った酒が多く、そういう意味で酒質は開けてみなければわからないものでした。難しいものがありますね。 |
という、今年は超豪華で楽しい会が続きました。また来年。
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