第47回IZAKAYAきき酒会

〜 超目玉がお楽しみの忘年会 〜




12月28日のIZAKAYA忘年きき酒会ビジュアル版リポート。お酒の詳細はテキスト版をどうぞ。


 今年2002年の4回目で最後になる第47回IZAKAYAきき酒会、当初の予定では16人の仮?定員はすぐに突破して24人に。それでもキャンセル待ちがいたような状況ですが、でも今回は参加した人は儲けでした。
 例年のことですが、忘年会は人気銘柄などの目玉があるもので・・・。今回は超目玉でした。

 会場はいつもの大分市中央町「はしもと」2階です。

 今回も24人という多数のエントリーがありました。本来は20人以下でゆっくりと座れる程度の広さなのですが、それでは納まらないことが多いのです。
 ただ、20人以上となるとひとりあたりのスペースが狭くなり、特に年末ということもあってコートや手荷物なども多く場所をとるため、どうしてもザワザワとして来るのです。

 会のモットーとしては、「手酌」というのが重要です。人の杯に注いだりするのは、この場合好ましくありません。
「自分で飲めるだけ自分で注ぐ」こと、であり「飲みたいだけ・・」ではないのです。そして、「自分で注いだ分はちゃんと飲むこと」となっております。

なんと! 「梵・超吟」と「石田屋」が並んで!!

 中央の2銘柄が今回の目玉。どちらも福井の蔵で、「梵・超吟」と「石田屋」です。
 まず入手困難なこの銘柄が両方とも、しかもそれぞれ2本も入手できたのは奇跡だ!

 会のスタートは「石田屋」で乾杯。なんと贅沢なスタートでしょうか。そして「梵・超吟」と進みます。

 前半「大吟醸」の部は右側のの2本を合わせ4銘柄を揃えましたが、結果的には「奥播磨」が好評でした。
 左の「智恵美人」と「八鹿」の2銘柄は、今回参加の蔵元からのお土産です。
 後半「高C/Pの酒」では、なんといっても初登場の「風の森」2種類が目玉。個性ある味わいで支持者も多く、C/Pはなかなか高い酒です。

 穏やかで軽快なキレのある「東洋美人」が最も好まれましたが、「十四代」の濃淳な味は迫力があり、さすがと思わせます。

 「鷹来屋」は辛口本醸造のスマートなキレの良さで健闘しています。一升1800円という価格を考慮すればなかなかのC/P。

 これもレベルの高い酒ばかりでした。

今回のお酒の詳細等のリポートはテキスト版へ

それにしても、贅沢な・・・・・

 黒龍酒造の「石田屋」は山田錦35パーセントの純米大吟醸3年古酒、加藤吉平商店の「梵・超吟」は同じく30パーセントの5年古酒とほとんど同クラスで、価格も同じ4合瓶が1本1万円の超高級酒。

 価格の問題よりも出荷量が少ないので、扱いの酒販店に予約しても入手できるかどうかというこの2銘柄ですが、それを一応十分な量で味わうことができました。ご尽力頂いた皆様に感謝します。
 
 人気もほぼ互角のこの両者でしたが、「梵・超吟」の方がややアルコール度数が高く、やや濃淳な味わいがあったようで、その辺で好みが別れたようです。

楽しいお酒が飲めました

 今回の参加者は24人でした。内訳は女性が9人で男性が15人と人数的には男性の方が多いのですが、「女性の方が圧倒的に迫力があるね」と東京から参加のN氏。

 たしかに、女性たちはほとんど顔色も変えずますます元気になっていくのに対し、男声たちは顔が赤くなり眼がとろんとして次々にリタイア。解散時には男性の数が激減していたのに、女性はほとんど残っていたのがすごい。

 とは言っても、いかにも宴会という騒ぎにはなることなく、みんなが静かにお酒を楽しんでいたと思います。楽しい忘年会でした。 
 今回の初参加は4人。そのうちの3人が酒業界の関係者で、おふたりは蔵元(智恵美人)および蔵元の代理(八鹿)でした。残るおひとりは東京で酒情報誌の会社をやっているN氏です。N氏には「石田屋」「梵・超吟」を追加提供して頂き、おかげで内容の濃い忘年会になりました。

 N氏はIZAKAYAメーリングリストのお仲間ですが、同じくお仲間のY氏には、奈良の油長酒造でプロデュースしている「風の森」を提供して頂きました。おかげでユニークな品揃えを楽しむことができました。

 楽しい忘年きき酒会でした。


お酒の銘柄等詳細はテキスト版リポート



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