2010年11月27 (土) ハープとオカリナの夕べ ご報告
〜 きれい 〜
・・・その一言につきる 「歌」 と 「アンサンブル」でした。
オカリナは、もの凄くシンプルな楽器なのに、なぜか 「おイモ」 のような有機的な形状・・・フルートやリコーダ、ケーナなどの直線で機械的な形状とは発想が明らかに異なっており、どうやって音程を決める穴の位置を決めるのかと不思議に思います。計算で出るものではないでしょう・・・当然ながら、どこか南米などの土着の楽器かと思っていたところ、なんと、イタリアの楽器だと今回宮村さんからお聞きし、びっくり・・・
私の乗っているオートバイもイタリアンですが、イタリアンの造形と、機械にさえも有機的な美と楽しみを込めるその感性には未だに感じ入っています。
過去に路上で聴いたオカリナの音色、あの有機的な形状に由来するのか、なぜか心の琴線に響く音、その音色を、ほとんどパーフェクトと言えるほどの技術で宮村さんは演奏されました。
そして、生山さんのハープ・・・こんなにオカリナと合うなんて。
お聞きしましたが、ハープとオカリナのジョイントはあまり例がないそうです。
なぜなんだろうと思いましたが、でもよく考えてみればハープ奏者自体が少ないんですものね。
でも、ギターやピアノとのアンサンブルよりも、どう見てもハープ、それも素朴なアイリッシュハープ以上の相性は考え付きません。それほどのベストマッチング。
人の原点、それを思い出させてくれるような音楽・・・今回集客が振るわずに少人数だったことが悔やまれます。もっと多くの人にこの音楽を聴いていただきたかった・・・
この夜の打上は、共鳴したお客様ほとんどが残り、大勢の楽しい宴となりました。
音楽は・・・偉大です。
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