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去年に続き猪鹿ＢＡＲでの開催です
会場は去年に続き大分市府内町の「猪鹿ＢＡＲ」にお世話になりました。
店主は本来このIZAKAYAのメンバーでもあり、このような会に積極的に協力して頂けるのは有り難いことです。
スペース的には左の写真のようにそれなりの広さはあるのですが、カウンターと小上がりなどに詰め込んでも１７人がぎりぎりです。 |
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もちろん湯煎燗です
お燗係りはメンバーでもある田染荘の津田さん、というかこの真夏の燗酒大会の当初の提案者でもあるわけですが、このようなプロのお燗番がいるから成り立つ企画です。
お酒の特徴を吟味した上で、適切な温度に燗をつけて回し、２度目は熱燗など希望の温度設定にする。このため本人はなかなか飲むヒマが無い・・という現実があります。 |
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二合徳利２本で
燗つけ設備はお店に用意して頂いています。土鍋の湯煎で、メンバーが多いので二合徳利２本の３セットを使い回すので、６銘柄のためには２回転させる必要があります。
温度計も併用して確認していますが、基本は津田さんの感覚で、まず「白隠正宗」「雪の茅舎」は人肌燗、「玉川」人肌燗より少し高め、「都美人」「松の司」上燗で、「群馬泉」さらに高い上燗・・という設定と聞きました。 |
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評価分かれる「都美人」
「白隠正宗」はいかにも大吟醸で、やはり燗よりも常温までかなと思いました。
評価が分かれたのは「都美人」で、いかにも山廃というパンチのきいた味で評価する人もいたのですが、「辛い」「飲み詰まる」という意見もありました。このくらい個性がある方が面白いとも思うのですが、まあ19～20度というアルコール度数・酸度2.4はちと高すぎるのかも・・。でも2,415円という価格は立派。 |
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松の司・玉川は安定したバランス感
「松の司」はさ常温から熱めの燗まで、ほぼ全温度で安定したバランス。ひやでも十分に旨いが、少し温度が上がるとじわっと旨味が出て来る。2,625円は高くないと思う。
ぬるめの燗が最適なのでしょうが、かなりの熱燗でもバランスが崩れず、しだいに「松の司・生もと」の本性が現れてくる・・というイメージを持ちました。
「玉川」もさすがに「お燗向き」とされているだけあってしっかりした実に良いバランスの燗酒になりました。ただ意外と香りもあるので熱燗には向かないのかもしれません。玉川はむしろふつうの山廃の方が熱燗にも向くのかもしれないと思いました。 |
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やはり安心の群馬泉
燗酒といえば「群馬泉」という定番のイメージですが、今回もやっぱり文句はあんまり無い・・・というところ。
精米歩合50パーセントで大吟醸クラスなのですが、すっきりしていながら奥深い旨味があり、冷やから熱燗まで揺るがぬバランス感。アルコール度数は15度台でむしろ低いのにまったくそんな感じが無い。「またか」とは思いますが、舌は正直です。
「雪の茅舎」は思ったよりも温和しめ。きれいな吟醸なのでぬる燗どまり。燗つけるなら山廃純米の方が向いている。 |
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イヤー飲んだ飲んだ
というわけで約3時間近い燗酒大会もオヒラキです。
写真ではそうは見えませんが、皆さん概ねお顔が真っ赤ですよ。今回は開会前にビールを一杯だけつけましたので、炭酸の作用もあってか皆さん回りが早かったようです。
しかし、左側の一部の皆さんは何やってるんだろう。
気になる。
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