IZAKAYA-2 第1回きき酒会

〜 2007年 新生きき酒会を新酒で祝う 〜


IZAKAYA−2 第1回きき酒会リポート

日時 2007年6月30日(土) 18時30分から
会場 はしもと 2階 大分市中央町2丁目 (通称 相生町)  
会費 6000円 

テーマ 新生きき酒会を新酒で祝う
参加者 13人 


左から 「亀の井」 「天法」 「雨後の月」 「王禄」 「鷹来屋」 「義侠」 「御湖鶴」

今回のお酒の詳細一覧 (飲んだ順)

  銘柄 クラス・特定名称 醸造元・産地 その他
鷹来屋 特別純米生 仕込み19号 浜嶋酒造・大分県 山田錦・レイホウ 麹50%掛55%
天法 純米生酒 聖 天法酒造・長野県 美山錦55%
御湖鶴 純米吟醸生 菱友酒造・長野県 山田錦55%
亀の井 山廃純米生 亀の井酒造・大分県 日本晴60%
雨後の月 純米吟醸 無濾過生原酒 相原酒造・広島県 千本錦50%
王禄 純米 無濾過生原酒 王禄酒造・島根県 山田錦80% 17BY
義侠 純米生50 1500Kg仕込 山忠本家酒造・愛知県 山田錦50% 17BY

第1回IZAKAYA−2きき酒会リポート

 去年の暮れ、「IZAKAYAきき酒会」は第60回をもって終了したのですが、「続けて欲しい」という希望も多く、結局幹事・選酒係を回り持ちの形で再スタートすることになりました。

 その新生「IZAKAYA-2」の第一回きき酒会は、場所は相変わらずの「はしもと」2階で、13人の参加で開かれました。

 お酒の方は、「新酒」というテーマだったのですが、一部「17BY」の酒も含まれています。
 「19年」の出荷でも、製造が17年度であれば「新酒」とは言わないのです・・・。
 今回は案内が少し遅かったり、月末の土曜日と言うこともあって常連の参加者がやや少なかったのですが、そのぶん広々とできて、ゆったりと座って楽しむことができたようです。

 初参加の方もいたのですが、いずれも日本酒に関心のある方ばかりで、最初から旧知の間のように話が弾んで、あっというまにお開きの時間となりました。

 もちろん、2次会へ3次会へと流れて行ったのは言うまでもありません。

 
 新酒がテーマだったので、原酒の生酒が多く、度数も高めで味も強めのものが多かったのですが、量的にはけっこう片付いて行きました。

 一番最初に無くなったのは、やはり「義侠」

 また、「好きな酒」アンケートでも、第1位は「義侠でしたが、「亀の井」は今回の酒の中では「山廃」でしかも生酒とあって、やや異質なので損をしていました。

 今回は「好み」とする人が少なかった「亀の井」ですが、間違いなく「山廃造り」の南限であり、大分でこれだけの山廃純米を造っていることを評価すべきです。

私の感想です


銘柄 私の感想
鷹来屋 きれいな辛口 スマートで軽快 温度上がると旨味出てよりバランス良し 燗にも良いだろう 何にでも合う食中酒 すでに県産酒の代表1番手 
天法 すっきり系の辛口 酸味をやや強く感じる 常温に近づくと柔らかくなったので、冷やよりも燗の方が良いかもしれない
御湖鶴 これも長野酒と思えないすっきりした辛口だが、度数がやや低めのため他に較べて弱く感じる やや苦味と酸味を感じたが、温度が上がると気にならなくなった
亀の井 しっかりした良い山廃 生酒で旨味と甘味がやや濃厚だが酸味がバランス良く効いているのでけっこう飲み詰まらない 燗上がりしそう 大分でこれだけの山廃純米を造っているのは素晴らしい 
雨後の月 広島酒そのものの甘口と感じた 純米吟醸というより無濾過生原酒の強さが正面に出ていて量は飲めない 濃淳系の好きな人向け 昔の「千羽鶴」を思い出した 
王禄 一言でいえば「面白い」 しっかりした辛口で、80%とは思えないきれいさもある しかしこれは決して「王禄」ではない 燗もいいだろうね
義侠 すっきりきれいで、17BYと思えないフレッシュ感がある 往年の義侠からはずっと軽くなっているのですいすいと飲めるが、けっこう飲み応えがある

 さて私の「好みの順番」はというと、とても難しいのですが、1「鷹来屋」 2「義侠」 3「天法」 4「王禄」 5「御湖鶴」 
6「雨後の月」で、「亀の井」はこの中では対象外・・・・となります。


次回は、「義侠の蔵元を囲んで」という企画です



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