銘柄 |
選酒の理由 |
義侠 |
「義侠・慶」は愛知県の山忠本家酒造の酒です。時々は入れてみないと・・・と思い、98回から6回を経て久しぶりに入れてみました。度数は16〜17度、熟成酒のブレンドです。毎回、これは別世界の酒として大人気の酒なのですが。山田錦の40%なのに表示上は「純米吟醸」なのは蔵元のこだわりと聞いています。
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横山五十 |
長崎県は壱岐の重家酒造のお酒で、最近まで焼酎を造っていました。30年ぶりに日本酒製造を再開し、山口の東洋美人の蔵の隅を借り少しづつ造っていたということですが、今年から壱岐の自蔵で日本酒を造り始めましたのですね。そのへんにいささか話題性があると思い、今回初登場させたものです。 |
望 |
栃木の外池酒造で、無濾過瓶燗火入れですが、ちと無個性というかやや甘口の、まあ最近流行の味でした。東京方面ではかなりの人気酒とのことでもあり、さらに筆者が去年まで審査員をしていた「純米酒大賞」の特別純米部門で最高金賞だったというので、はてどんな味の酒だろうと思い入れてみたのです。
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花邑 |
秋田の「両関」の酒ですが、「十四代」全面指導のお酒とか。米の選定からほとんど十四代の高木さんが造ったようなものだそうで、東京では大人気らしい・・・、ということで入れてみました。これが初登場。最初に東京で飲んだときは、あれ?山形か福島の酒?と思いましたが、少なくともそのへんは良いカンだったと思います。
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陸奥八仙 |
青森県八戸酒造の酒ですが、「純米酒大賞」で最高金賞でした。以前に飲んだことはありますが、そのときはあまり感心しなかったので、最近の味はどうかと思い入れました。印象としては、かなり香りが強い酒だという記憶があるので、私としては好みの味では無かったなあ・・・という記憶です。最近のお酒の傾向そのものと聞いています。 |
秀鳳 |
全体としては、いささか甘口が邪魔なこともありますが旨味のある酒で、私は好きな酒でもあり概ね常備しています。この前社長が大分に来たので、久しぶりに雄町を入れてみました。基本的には山形の酒の味で、酒によってはやや甘口を強く感じることもありますが、よくまとまった酒だと思うので、今回入れてみました。 |
星自慢 |
陽気な星社長自慢の酒だとかで「星自慢」。むかしは(新酒のとき)福島の酒らしくいささか重い味かなと思いましたが、最近はちと軽快にすっきりしてきたぶん甘みが強く感じるようになった・・・という印象もあります。もう少し味を整理するとバランスがとれると思うのだけど、さて今回はどうでしょうか。 |
大治郎 |
滋賀県の畑酒造という小さな蔵の酒ですが、これは「渡船6号」という米と「7号酵母」の組合わせの、「生もと」造りというなかなかの意欲作です。何度か飲んでいますが、バランスもなかなか良くしっかりした味で好感が持てると思っています。また燗上がりもなかなか良い酒なんですが、どうでしょうか。 |