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今年も^鹿BARでの開催です
大分市府内町の日本酒バー「^鹿Bar」は、もともとマスターがこの会のメンバーなので、この数年いろいろと協力して貰っています。
なにしろ燗酒の会としては、燗つけのためにそれなりに道具立てが必要なために、意外と場所を選ぶのですよ。
人数もあまり多いと燗つけの手順が間に合わないなどの問題があるので、理想を言えば12人ぐらい・・・というところでしょうが、この店では17人を定員としています。今回は途中キャンセルもあり、参加者は15人とほど良い数となりました。 |
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お燗はもちろん湯煎燗です
燗はいつものように、土鍋に二合燗瓶を2本つけています。燗の温度はお燗番の判断でぬるめ、熱燗と微妙に変えています。
今回は山廃・生もと系のお酒に長期貯蔵のお酒と、かなり個性的な味かと期待?していたのですが、全体としては極端なものは無く意外におとなしいものだったと思います。
もちろん、飲み手の経験・好みにもよるところではありますが、どうやらハズレのお酒は無かったようで、きれいに減って行きました。 |
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軽快な生もと「やまとしずく」
最初の「やまとしずく」の生もとは、まず常温では「生もと」っぽくない軽快な味わいで、これは最近の生もと系の造り方なのだろうと思いましたが、そのあとの燗もすうっときれいに通る軽い燗酒でした。
「奥播磨」はやはりしっかりした味でバランスも良く、燗もきれいで力強い印象のお酒です。これは私の好みの味でもあります。
「鷹勇」は常温ではちとクセのある味を感じましたが、燗ではあまり感じなかったと思います。良い燗がついていました。 |
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やっぱり評価分かれる「都美人」
この中ではやはり「松の司」が一番人気でしょうか。生原酒のせいか独特の力強さがあり、瓶が一番先にカラになったようです。常温・燗とも私の好みであります。
「都美人」は味に独特のクセがあり、好みによって手が出る人出ない人と別れたようです。原酒で度数が高いせいか、飲み詰まるということかもしれない。味に多少のクセはあっても、私としてはこのくらい力感のある方が好ましいのではないかと思うのだが。 |
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超長期熟成酒の「秘スレバ花」
「中島屋」は「熟成純米」と表示してあるように、19BYあたりから数年の貯蔵酒をブレンドしてあるらしい。しかしあきらかな熟成酒という感じは無く、すっきりした味の向こうに深みを感じる面白い酒と感じた。
「綾菊」秘スレバ花は名前は知っていたが、今回初めて飲ませて頂いた次第。20数年前のお酒とあって濃厚な着色もありこれが日本酒かと思うほどだが、意外と熟成臭などは強くなく、年数の割りにクセもあまり無くけっこう普通に飲めたのは面白い。 |
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「松の司」は最初にカラになった
「松の司」の瓶が先にカラになったので、やはりこの酒が一番人気ということになるのだろうが、他の酒もそれぞれ瓶には一合から多くても二合弱程度が残っているのみだったので、この人数でよく飲んだなあーというのが正直なところ。
なにしろ、今回はひとり一杯づつのビールも出しているのだし、量的には相当なアルコール量だと思うのだけど、軽いものだったか。ただ、15度台のお酒が多かったこともあるかもしれない。
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