第14回利き酒会 1994年5月27日(金)


会場 湯布院・なか屋 

「1泊2日の湯布院利き酒会」


対象酒


雨後の月・大吟醸  広島県・相原酒造  720cc \2500 
初亀・純米吟醸「富蔵」 静岡県・初亀醸造 1800cc \3900 
千羽鶴・大吟醸  大分県・佐藤酒造  720cc \3000
千羽鶴・大吟醸「雫」  大分県・佐藤酒造  720cc \3500
はなり・純米吟醸生生 大分県・佐藤酒造  720cc \3000
はなり・純米吟醸「雫」 大分県・佐藤酒造  720cc \3500
西の関・純米美吟   大分県・萱島酒造  720cc \2800
西の関・大吟醸「雫」 大分県・萱島酒造  720cc \3500
八海山・純米吟醸   新潟県・八海醸造 1800cc \3800
10 賀茂泉・純米吟醸「山吹色の酒」 広島県・賀茂泉酒造 1800cc \3000
11 玉乃光・純米吟醸 京都府・玉乃光酒造 1800cc \2300

計11銘柄



参加者


guest/なか屋・衛藤浩さん
guest/はかり屋・山野さん 
00021/友田 哲郎 /
00097/後藤 幸彦 /YUKI
00285/佐々木義朗 /レインボ-パパ
00367/清水 保雄 /はねちゃん
00511/結城孝一郎 /シャープのSE
01084/松村 亮司 /弟デス
01163/戸次 栄子 /えいこまま
01361/石田 洋子 /マダム
01394/板山 ひろみ /ひろみ
01581/石田 孝一 /ムッシュ
01801/永野建一 /Q&A
01802/永野 美恵子 /Mie
02154/池田 恵子 /けーりん


計15人


私の利き酒リポート


今回は1泊2日の泊まりがけ利き酒会。
待望の「湯布院利き酒会」です!。

私・友田はばたばたと仕事を片づけて6時15分ごろに会社を飛び出して、
約10分後に大分インターから高速に乗り、先に露天風呂に入りたい一心で、
とても表示できない速度で突っ走った結果、「なか屋」についたのは6時50分過ぎ、
ゆっくりとお風呂に入ることができました。
かなり早い時間と思いましたが、みんな思うことはいっしょと見えて、
もうほとんどの人たちが到着していました。

さて、料理の用意の関係でスタートは少し遅れましたが、
まちがいなく料理には力が入っていました。
特にゴマ豆腐は抜群で、
こんなちょっとしたものにも手抜きのない姿勢が感じられます。

もちろん今回のお酒も素晴らしいものばかりだったけど、
特に「はなり・純米吟醸」と「千羽鶴」の雫のうまさに感動。

今回の一押しは、「はなり・純米吟醸・雫」です。




では個別に・・・・

最初は広島の「雨後の月」大吟醸。
一口飲んでみて、ずいぶんと味の乗った濃潤な味わい。
ふむこれは、なんとなく千羽鶴の酒質傾向に似ている。
千羽鶴がもともと広島流の杜氏だったせいでしょうか。

このあと初亀の「富蔵」純米吟醸をはさんで、
定番の「千羽鶴」大吟醸・「千羽鶴」大吟醸「雫」、
さらに「はなり」純米吟醸生生・「はなり」純米吟醸「雫」と、
佐藤酒造オンパレードが続きます。

このへんが今回の利き酒合宿のハイライトで、
みなさん千羽鶴/はなりのレベルの高さに感動!という雰囲気です。
「お酒って、こんなにおいしいものなのね」納得です。

このあと「西の関」純米美吟・「西の関」大吟醸「雫」と続きますが、
はっきりいって、酒質のあまりの落差に、一同声もありません。
佐藤酒造と萱島酒造の酒造りに、ここまで明確な差がついていたのかと、
事実をもって思い知らされたという気がします。

「美吟」だって、それを単独に飲めばそれなりにいい酒なんでしょうが、
千羽鶴/はなりの前にはまったくかすんでしまって、
ほんとうに2杯めの手をのばす人もいないのです。

あと、八海山・玉の光と豪華絢爛たるラインナップが続いたわけですが、
八海山のすっきり、きりっとした味は当然としても、
玉の光が価格の割にはしっかりした味で、さすがと思われました。



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