第57回IZAKAYAきき酒会

〜 大分へようこそ・・を兼ねて 〜



第57回IZAKAYAきき酒会リポート

会場 ろばた焼はしもと (大分市中央町 ) 2階 
会費 5500円 
開会 19時 

テーマ・ 大分へようこそ・・を兼ねて楽しくやろう 〜

    参加者 12人 (女性3人 男性9人 )

 2006年に入ってもやっぱり公私ともに多忙だったので、「新年会」という話もあったが時期を逸しとうとう7月になってしまった。しかし、東京メンバーのOさんが1年間大分で勉強することになり、歓迎会も兼ねて開くことにした。
 多少準備期間も短いこともあって、今回もお酒は冒険無しの定番ばかりになってしまって、ちと残念。

今回のお酒一覧 (飲んだ順)

  銘柄 特定名称・他 蔵名・県 入手価格
義侠 生40 純米大吟醸 山忠本家酒造・愛知 720ml \4200
美丈夫 舞うすにごり 純米吟醸 松山三井 濱川商店・高知 1800ml \3055
奥播磨 芳醇超辛おりがらみ 純米吟醸無濾過生原酒 下村酒造店・兵庫 1800ml \3045
飛露喜 吟醸生詰 吟醸 山田錦 廣木酒造・福島 1800ml \2677
一白水成 ふくろ絞り 純米吟醸無濾過生原酒 福禄寿酒造・秋田 ※1800ml \3620
補足

2の「美丈夫」は本来乾杯用として選んだが、噴きこぼれ防止に時間がかかって2番手に
5の「一白水成」はもちろん初めてだが、同じ蔵の大吟醸は去年の忘年会で飲んだことがある

※「一白水成」の価格は通販利用のため送料他を含んでおり、酒自体の価格は\2940

 今回のお酒一覧

 

左から「美丈夫」

「義侠」

「奥播磨」

「飛露喜」

「一白水成」
 今回はIZAKAYA東京メンバーのOさんが1年間大分市でお勉強のため滞在するということで、「ようこそ大分へ」を兼ねての開催・・。

 人数が12人とちょうど良い規模で、楽しく飲めました。

 写真はほとんど終わりかけということもあって、みんなかなりヨッパライ状態です。

 お酒の方は、ほとんど飲んでしまいました。見事なくらい。
 一番最初に無くなったのは「義侠」で、これは4合瓶だから当たり前のように、あっという間のことでした。

 生40をコップ酒にしちゃうんだものなあ・・・・。
 次に無くなったのは、「飛露喜」と「一白水成」がほぼ同時で、最後にわずかながら残っていたのは「美丈夫」でした。

 夏ということもあって、軽快感のある酒が出るだろうと思っていたのですが、この中ではむしろボリューム感のある酒の方が早く無くなってしまいました。

 しかし全体としては予想通り。定番の人気酒が多いので、まず極端に消費量の差はないだろうと思っていたのですが、その通りでした。

 むしろ量的に、やや物足りないという感じではありましたが。
 夏だから軽い酒の方がよいとは限らない、という意見もかなりありました。

 暑い中でも、燗をつけてみたいなという声もありました。




 宮崎に単身赴任のEさん、もちろん帰宅前の参加。

 宮崎というと焼酎のイメージが強いのですが、宮崎にも日本酒党は多いのです。
 今回のお酒も、「一白水成」を除き「田染荘」にお世話になりました。

 「美丈夫」「義侠」「奥播磨」「飛露喜」など、在庫がある限りいつでも調達できるのはたいへん嬉しい。

 「田染荘」があるから「IZAKAYAきき酒会」が成り立っているというあるが、ほとんど真実。

 毎回、これと思う酒を入手するのが難しい現実。

 
 「一白水成」は、IZAKAYAメンバーでもある日本酒プロデューサー中野繁氏の最新のネーミング酒で、秋田の福禄寿酒造の純米吟醸です。

 一言でいえば「うまい酒」で、日本酒度が0度というスペックほど甘口ではなく、むしろすっきりした辛口に感じるほど。ただし、今回はふくろ絞りのせいかやや香りが強くて、これが気になるという人もかなりいた。

 今回の入手価格は3620円となっているが、これは通販を利用したため送料その他がかかっているためで、店頭では2940円で入手できる高C/Pの酒です。
 終り頃の撮影で、ほとんどヨッパライ状態。それにしても嬉しそうな顔です。目尻が下がって、ちょっと恥ずかしい。

 とにかく美味しいお酒と楽しい仲間。

 いつもながら最高の時間を過ごしました。


 ・・・・・・そして2次会へ。
 記憶は、途切れ途切れ。




 参加メンバーの「好み」アンケートから

 今回も参加者の皆さんに「好みの酒」について無記名アンケートをお願いして、8人分の回答がありました。特に順位をつけるなどはしていませんが、「飛露喜」と「一白水成」に人気があったようです。
義侠 美丈夫 奥播磨 飛露喜 一白水成
3・OKです 5・にごり系はNG 高知でうけるのか疑問 4・いまいち 2・OKです 1・これはいいです 日にちがたったらわからないが
やはり素敵ですね きれいでスッキリ 津田さんの技に感謝 コメントしたくない フアンとしてはイメージの違いに驚く CPはすごいです キレが良くてフルーティ はなやか! 優しく雅なイメージでいながらキリッと酸がさわやか
3・酸っぱい香りと味 発泡酒ながら、今いち香りがよくない 2・味は今一だが香りはOK 1・香り味とも5つの中では一番 3・香りOK
意外とおとなしかったです さっぱり・・・でした もう少しガンバッテ欲しい 本日ナンバー1 オオーッ旨い
やっぱり義侠 シャンパン!! 日本酒? 温度が上がった方が良かった ぶなん ぶなん
それなりに旨い スパークリングは旨い キレが出てきて良くなった 軽くてものたりない 旨いけど酵母が悪い
2・良い 5・ちょっとまってね 4・ちょっと田舎っぽい 1・けっこう良い がんばれ 3・スミ方が足りない
5・すみません・・感動はそれ程なかったです 3・これは飲みすぎる危険 女性にうける ただシャンパンの方がアレンジできる 2・超辛とあるのでヒビッたりしましたが、おいしい 1・フルーティーな感じがして、とても夏向き 4・インパクトはなし

以下は私の感想です・・順位もつけてみました


義侠 美丈夫 奥播磨 飛露喜 一白水成
けっこういいなと思いました。すっきりしてバランスも悪くないし、きれいさは文句なし。

ただ、なにかもう一つ足りないなあ・・・と首をかしげたのは私だけではないような。
義侠らしさを味わうのであれば50かもしれません。C/Pは疑問。
率直に言って、最初にシャンペン的に楽しく乾杯して・・という酒でした。
2番手以下にまわると位置づけに苦労しますね。
発泡性であることも手伝って、味よりもただ軽くサッパリ感のみが残りました。

軽快感だけではそうそう飲めるものではないです。
「超辛」というほど辛くは無く、「おりがらみ」の生原酒というほどの荒さはむしろ無くて、きれいさや、すっきりした軽快感の方が強く感じられます。

ただ、今回の中ではちょっと中途半端だったかも。
飛露喜らしくない飛露喜・・とでもいいましょうか。
バランスよくキレのいいすっきりした味わいの中にしっかりした味の深さもあります。とてもアル添とはわかりません。C/Pは高いです。

私としては特別純米のほうが飛露喜らしさがあって好みではありますが。
味そのものはかつての飛露喜特別純米によく似ているといいましょうか。

味・C/Pに関してはほとんど文句なしですが、やや香りの高さが邪魔しているように感じました。

今回は、袋絞りでない方がよかったのかもしれません。

さあてと、次は何にしましょうかね?




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