玖珠郡育英会の生い立ち
故 足立 正平 氏
大正13年4月2日、九州電力の寄付金を基に設立された(財)玖珠郡奨学育英会と、九重町の山林業の足立正平翁より寄付された元金により設立した九重町足立奨学資金、後に寄付金を増額し財団法人玖珠郡育英会が、(財)玖珠郡奨学育英会の残余財産を受け入れ現在に至っている。
九重町足立奨学金は、九重町で山林業を営んでいた、故足立正平氏が、生前「国の繁栄ともに玖珠郡の発展と社会の浄化は、教育にあり」とし、教育を通して人間個々の特性を生し、同時に優秀なる技術と叡智を身につけ良識ある社会人を養育することが現代社会における緊要事であり、経済的に恵まれない子弟の育英事業として九重町に2千80万円を寄贈されました。
その後、足立正平氏が九重町に寄付した財産の中から、1億100万円を玖珠郡育英会に寄付し、昭和45年1月22日に財団法人玖珠郡育英会が設立され、九重町・玖珠町出身子弟の育英事業として現在に至っています。
玖珠郡育英会のあゆみ
財団法人玖珠郡奨学育英会
設立
大正13年4月2日
基金の額
50,000円
九電より寄附
昭和31年以降、理事会の開催・貸付業務を中断する
昭和47年2月24日解散
昭和31年以降、理事会の開催・貸付業務も中断しており、又、保有財産では奨学育英事業の事業実施も不可能なため解散し、残余財産については既存の財団法人玖珠郡育英会に寄附するということで協議、解散を決定した。
昭和49年4月
財団法人玖珠郡育英会へ寄附
九重町足立奨学資金
設立
昭和38年1月20日
基金の額
20,800,000円
足立正平氏より寄附
昭和44年12月31日解散
両町出身子弟の育英事業として、発展せしむるために、九重町足立奨学資金を発展的に解消して、足立氏より寄附された九重町有財産より1億100万円を寄附して、財団法人玖珠郡育英会を設立する。
財団法人玖珠郡育英会
設立
昭和45年1月22日
基金の額
100,000,000円
運用財産
1,000,000円
足立正平氏より寄附
昭和49年4月
財団法人玖珠郡奨学育英会より寄附
九州電力株券
1,418株
大分銀行1年定期
69,157円
大分銀行普通預金
245,123円
平成15年5月
運用財産
25,000,000円
小幡公子氏より寄附
平成24年4月
補助金
10,000,000円
平成24年度から10年間にわたり、玖珠・九重両町からそれぞれ500万円の補助金を受けることができるようになる。
公益財団法人玖珠郡育英会
移行認定
平成25年4月公益財団法人への移行認定・登記完了