切株山(きりかぶさん)は、メサ(スペイン語でテーブルを意味する)台地の山で、巨木の伐株に似ていることから伐株山と呼ばれている。
メサとは上位に硬い水平な地層があり、下位に浸食されやすい柔らかい地層がある場合に、下の地層が浸食されて急崖を形成し、上部は浸食されないためにテーブル状の台地となることをいう。代表的なメサとしては、アメリカ西部のグランドキャニオンが有名である。
玖珠(くす)盆地には、玖珠川がゆったりと流れ、周辺に切株山、万年山(はねやま)、岩扇山(がんせんざん)、福万山(ふくまやま)、鏡山(かがみやま)などの多くのメサが集まっている。これほど多くのメサ群は、全国でも珍しく、訪れる人の感動を呼ぶ。
私は、この地を『緑に覆われたグランドキャニオン』と呼び、全国に紹介したい。
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