3.すみれ色の女神が微笑む
行くまでは知らなかった。 ここのアンミラには全アンミラさんの中でも頂点に君臨するような人がいると言う事を。 予備知識ほとんどなしに私が持っていたアンミラさんのイメージはこんな感じ。 ヴァリュアブル・ジオの影響がほとんど。 しかしアンミラ初心者の私がそんな事に気付くはずも無い!(惜しい事をした。) まあ、しかしこの時の経験から以降は面の皮が厚くなったのかもしれない。 |
新橋駅で川口までの切符を買う。 JR東日本の路線図を見るのは初めてだからひまがかかった。 京浜東北線で川口駅まで。都外だけに結構遠いものである。 途中、金八先生に出てきそうな河原を通り、次第に寂しくなる町中を走る。 しかし行けども行けども山が全く見えないのは立派。 川口駅は川口市の中心駅であると思われ、正面にはバス停が集中していた。 青木5-9あたりで少し広い道が左手に出ていた。 この時ばかりは矢羽模様の袴を着た女神(まんま)に感謝の祈りを捧げずにはおれなかった。 |
何時だったかは忘れたが既にあたりは薄暗い。18:00ぐらいだろうか。 年末だからかそれほど中は混んでいないので今度こそゆっくり食事。 朝からほとんど飲まず食わずだったので疲れた。通りに面した禁煙席に通される。 ここのウェイトレスさんは衣装のせいかクルクルとよく働く印象を受ける。 食ったら早々に退出して元のバス停まで戻る。 |
4.どっかの車窓から
あろうことか私は普通電車に乗ってしまった。 わかる人はわかると思うが品川から横浜までは24駅、目的地までは29駅もある。 この区間を「普通」で行く人間はまずいない。よっぽどのヒマ人かバカである。 事前に伯父さんから横浜までは快特か急行に乗るよう言われていたのだが、 その教えは田舎モノの私にはまるで役立たなかった。 それに私は東京の次は川崎で、その次が横浜だろうぐらいに思っていた。 (確かに特急を使えばそんな感じだが) 直線的距離では大分→別府間の2倍ぐらいだろうか。 間にある駅はその10倍近くだが…。 さすがの私も京急川崎を過ぎたあたりで何かがおかしい事に気付き始めた。 |