横浜には母方の伯父一家があり、従妹弟が二人いる。
従弟とは何度かメールをやりとりしていたのだがこの日は都合が悪く、
たまたま家に帰っていた従妹の方と話した。
従弟とは中学以来、この一年半前まで交流が全く無かったのだからフシギなものだ。
伯母さん、従妹と一緒にみやげのパイを食べた。
しかし初めてのアンミラパイは店内で食いたかったなー。

 この日はこちらで泊めてもらい、翌日朝ご飯を食べてお昼頃には退出した。
12月31日。年中無休と言ってもこの日と元日は休む所が多い。
こんな一般常識さえ押さえていれば…

 目指すはオタクの聖地、趣味の都アキハバラ。
当然今日が初めての訪問であるがさすがは趣都。
大晦日だと言うのに季節感まるでナシの通常営業。オタクに松の内はないらしい。
GAMERSとかとらのあなの店名が目についたがとりあえず目指すのはGAMERS。
ただし、GAMERSに用があるのではない。
通りに面して反対側にあるガシャポン会館を抜けていった先…
にあるというキュアメイドカフェだ。

 ところが…12/31〜1/4まで休業。
という信じられない張り紙。
ナゼ?ってゆーか営業日くらいチェックしろよ、俺。
ってゆーか昨日きてればあ!
この時はしっかり数分取り乱してしまったが、よく考えりゃ昨日来ても無駄だったろう。
おそらくコミケ帰りの二次会状態だったろうと思うからだ。

こうしてオープンしたその年にキュアメイドに行く野望は見事に砕け散ったのだった。  

 
 
 
 しょーがないのでお昼は馬車道で取ることにポコっと決定。
近場にもっと他の店があったのに…とは思うし、
アンミラ台場店にでも行けばよかったとも今となっては思う。
しかしこの頃はりんかい線がなくて不便だったし、そんな機転が効くわけもなかった。

 せっかくなのでアキハバラの町もある程度散策する。
GAMERSと言えばやはりデ・ジ・キャラット関連のグッズが豊富でビンズを二つ買った。
あとはとらのあな等で同人誌の古書をチラっと見たぐらいだろうか。

 さて、二度目の馬車道でも同じような席に通され同じような物を注文する。
そして昨日と全く同じルートを通って帰る。
帰りのバスがなかなか来ないのでやきもきしたものだ。
馬車道前のバス停だったらすぐに来たかもしれないのだが。
実は時間的にはそれほど余裕がなかったりする。
 羽田へは浜松町からモノレールを使う。
30分もしないうちに着いた早さにはビックリだ。
エディアールはモノレールの改札を出てすぐの所にあった。
クレープの食べ方などさっぱりだが、とりあえず入ってラズベリーのクレープと紅茶を注文。
馬車道で遅い昼飯を食ったすぐ後だったので少しキツかったりする。

 それから長いエスカレーターに乗って2Fの搭乗口へ向かう。
昨日はこんなモノがあることに気付きもしなかった。
あと1Fと2Fって構造が似てるから区別がつかなかった。
どっちも正面には道路が走ってるし…。

 いい加減暗い空に飛行機は飛び立ち、(中略)大分に着いた。
大分空港の寂しさ(コレが最終便なので)を見るとなんだかやるせなくなる。
あっというまに夢から覚まされたような気分だ。
が、私にはこの後がある。今度は楽しみにしていたホーバーに乗れるのだ。
この「ホーバーに乗る」という行為が私の夢見心地をあと30分ほど長引かせてくれる。
ホーバーのタラップから降りるまでが「旅行」になるからだ。
年末ゆえかホーバーは混んでいた。

大分空港に到着すると当初の予定通り弟を迎えに呼ぶ。
基地から自宅までの公共交通手段はないからだ。

総括

一泊二日で四店舗(実質的には二店舗)とは全く不甲斐ない。
今の私なら日帰りでコミケに行ったとしてもそれくらいの店は回れる。
ましてやエディアールは空港内にあるのだから簡単な事この上ない。
(だがその簡単さゆえ、以後は一度も行ってない。)
まあ初めてにしてはよく出来たとも思う。

ただし!この時はこれがシリーズ化するとは予想だにしていなかった。
茉森さんから「夏コミも出ます」と聞いたときは次も行くなんて考えもしていなかったのだが。