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   コンサートなどのイベントのご報告です。

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過去のトピックス
2017/04/12

2017年04月05日 (水) 奥平真吾カルテット ご報告


初めての人たち、辛島さん後続の期待と予想に違わぬ、いやそれ以上の演奏と、そして、みなに笑顔をもたらす空気感に満ちていました。

    
    

ジャズの真髄といった即興の嬉しさ、楽しさが体感できるステージでした。これは私だけでなく、複数のお客さん、そしてジャズは良く分からないという家内まで。誰がカリスマといったものではなく、4者一体の掛け合い !

・・・三好さんのギターは凄かった・・・・・ファーストステージ最後の、大好きなハービー・ハンコックの 「ドルフィン・ダンス」 とカルロス・ジョビンの 「ノー・モア・ブルース」 、コルトレーン交じりの凄まじい展開 !!! ・・・
打ち上げで聞きましたがもろジャズは久しぶりとのことで、不燃していたうっぷん爆発と言った感じの、私にはビンビンものの、ジョンスコ、マクラフリンといったジャズとロック走破の物凄いフレーズ連発・・・・こんな正統派のジャズと何の違和感もなくマッチするとは、いや、マッチせるのか・・・もの凄腕のジャズギタリスト !

そして岡さんのサックスは太く真っ正道。実は昨年に隣町でサックス一本でステージをやられていて、その時ファンとなった方たちが今回も何人も来られました。人柄を表すような、真正直なてらいなきサックス !

奥平さん・・・子供のころから天才ドラマーとしてマスコミに取り上げられていますが、今回の演奏は主役を張る、といった感じではなくグループの「音」をまとめる役といった感じがしました。そのことは酒席の話の中、直に確認出来ました。それを強く意識されていると。
通常、ピアノなどの強いコード進行役がいないと訳が分からなくなりがちな中、ギターソロの中でも何の淀みもなく音楽が分かる、実はそれはドラムスの臨機応変のバックによるものと気が付きました。初めは、通常にはないリズムやフレーズが知らずに違和感なく合間に入っていると感じただけだったのですが、ずっと聴いていて奥平さんのドラムスが 「歌っている !」 と気付いたのです。だから単音のギターソロに移っても何の違和感もなく音楽が繋がる、、、

     


後半は、一ヵ月前に亡くなった辛島さんに捧げるステージ、、、、、曲が終わっての奏者紹介、隅に移したピアノに向かって、、、、、

「 ピアノ、辛島文雄 ! 」

奥平さんの、何のてらいもなく出たこの即興のフレーズ、場内大拍手 !!! ・・・・
お客さんを交えた演奏後の酒宴は零時を回っていました。

            

            





2016/11/05

2016年10月29日 (土) 于波トリオ ご報告


コンサートをやり始めて丸9年、数えたら47回目。
こんな田舎では需要の少ないクラシックやジャズがメインの、でもほとんどがプロの良質なコンサートを、冬の期間は休んでの年平均5回か・・・家内にぶつくさ言われながらようやったな、もういいかな、集客にも疲れたし…
、、、と思いつつ毎回この于波さんたちの音楽を聞くと、「やってよかったー !」

「いや〜クラシックは寝てしまいそうで・・・」
寝られるもんなら寝てみいーよー、というほど、まったくに "音"を "楽" しむを具現化する凄い人たちです。

  
  
  
  
  

          

いつもの「前半大曲」から趣向を変えて今回は、前半後半とも全て小品での "これでもか" の勢い、アンコール含めいったい何曲やったのか・・・
ヴァイオリンの大和さんも苦笑いしながらステージで言ってました、「于波さん、サービス精神旺盛で・・・」

今回、大和さんのヴァイオリンや葉山さんのピアノはもとより、特に于波さんのチェロの音色が素晴らしかった !
それを于波さんに伝えると嬉しそうに 「今日は湿気が少なかったしね !」。 意外とはにかみ屋さん(笑)

翌日は福岡は久留米の大ホールで今日と全く同じ編成とプログラム、、、、
それをこんな間近のプライベート・コンサートで聴けるなんて、なんという贅沢 !

于波さんたち、そしてお客さまたち、楽しい音楽をありがとう !





2016/09/27

2016年9月17日 (土) 中村達也 トリオ ご報告



前半の「杜子春」、こんな感じで開始。


中村さんがドラムスを叩きながら譜面台の「杜子春」を、頭に付けたマイクで朗読する。
物語が雷が鳴るなどの激しいシーンになるとドラムスが炸裂する。静かなシーンでバックにピアノの音が・・・
最初にちょっと入ったが、あとは一音もなし。ジャズなので即興でやり始めたところ、この場はピアノレスの方がいいと上野さんが判断したそうな。私はちょっと不満。怪しげに入ってきたピアノがぞくぞくっとするほど良かったもので。

でも、両手両足に加えて「目で読む」「口で発する」の六動作同時進行、、、これ以外にあと使える人間の機能は・・・耳は当然音全体のモニターとして使っているんだし、浮かばない。

そう考えると全人体を使った、驚愕もんです。

「杜子春」、やはりいいお話でした。
遠い子どものころ演劇で何かの役をやらされ、内容は忘れたものの敢えてこの日まで調べずに中村さんの朗読を迎えることにしました。中村さんの朗読は、ジャズマンという一般の人とは違った人生を長年積み重ねたものから来るのか、重みと大きさ、そして親しみを感じる素敵な朗読でした。50回(だったかな? ) 本を読み返したと言われてました。
もう少しマイクのセッティングが良ければもっと良かった、私も反省。

後半はトリオのジャズに戻り、前半お休みしてうずうずしていた上野さんのピアノと原野さんのベースが爆裂のスタンダードで終えました。



それにしても音楽と朗読とは、結構近いところにあるのかもしれない、と今回気づきました。
テンポ、リズム、抑揚、起承転結、音の質、そして、人に聴かせる・・・・・
私の母も晩年ボランティアで朗読テープを吹き込んでいたことを思い出しました。
エレクトーンを弾いていました・・・・・


みなさま、ありがとうございました。





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