VIエディタって、なれないとかなり使いにくいエディタです。エディタとは、テキストを入力するためのソフトウェアの総称です。ワープとの簡易版ってやつでしょうか?筆者はウィンドウズでは、秀丸エディタを使っています。

[satou@mamochann satou]$ vi /etc/aliases (リターン)

で、/etc/aliases が、編集できるようになりマウス。

ややこしいのですが、、使い方をがんばって覚えましょう。

まず知らなきゃならないことは、VIエディタには、コマンドモードと、インサートモードがあるってことです。

VIを起動した状態はコマンドモードです。この状態はVIがコマンドを待っている状態ですから、文字は入力できません。インサートモードに入るためには、キーボードで、と入力します。(リターンはいりません)そうすると、一番下の行に、-- INSERT --って出てきます。カーソルを文字を入力したい所へ持っていって(↑↓→←移動キーは使えます。ちょっと違和感のある動きだけれども・・・・・。)文字を入力してください。

じゃあ、実際のファイルで試して見ます。今たぶん一般ユーザーでログインしてると思いますので(そうじゃなかったらログインしなおしてね)、

[satou@mamochann satou]$ vi /etc/aliases (リターン)

してください。

んでもって、って入力してください。

一番下の行に、-- INSERT --って出てきましたね。その後ろにメッセージがついていると思います。一般ユーザーでは、読むだけで書きこみのできないファイルを変えている(書き込みをする)って警告が出てきますが、無視して、適当に何文字かを入力してみましょう。

できましたか?じゃあ、今うった文字を削除してみましょう。BSキーで、今うった文字だけは消せるようです。しかーーーし、カーソルをほかの場所に持っていって始めから打たれている文字を消すことはできません。この場合、Escキーを押します。コマンドモードになりました。

この状態で、(小文字)と入力すると、カーソル位置の文字が消えちゃいます。ウィンドウズの、Deliteキーと同じですね。BSキーと同じ働きをするのは、(大文字)です。ややこしいですね。ちなみに筆者は(小文字)しか使いません。でも、これでちっとも困りませんもん。

まあxを使うかX,を使うかは個人の好みですから、どっちでもいいことにしますが、ファイルの編集が終わったら、どっちみち、VIを終了しなければなりません。終了の仕方は3つあります。

コマンド

はたらき
注意
  :q そのままviを終了する ファイルを書き変えた後では使えません。ファイルを書き変えた後でVIを終了するにはしたの、 :q! 又は、 :wq を使います。
  :q! ファイルの編集を忘れて終了 ファイルの中身を変更したい時これをすると、全ては水の泡だよ。
  :wq そのままviを終了する ファイルが書き換えられて終了します。

 当然のことですが、リナックスさんからの警告を無視して、/etc/aliasesファイルは、すでにをイジくっているのですから、:q(リターン)は使えません。まあ、ためしにやってみてもいいですけれど、・・・・・・・・・無理だったでしょ。

今は、一般ユーザーでログインしてるので、/etc/aliases を書き換える権限がありません。ですから、:wq(リターン)も使えません。一般ユーザーにとっては、readonlyなのです。まあ、ウィンドウズユーザーにとっては、CD−Romを書き換えようとしているような状態でしょうか?・・・・・・。 

:q!(リターン)でVIが無事に終了いたします。(先ほど適当に書きかえた部分については、書きかえそのものが破棄されて、最初の状態の/etc/aliasesになっちゃいます。安心してください。)

そのほかにも、VIを上手に使おうと思うのならば、カーソルの移動や、スクロール関係のコマンドを記憶されるといいのですが、それに関しては、リナックスのほかの本を見てください。ここでは、最低限必要だと思われるものだけを記します。

コマンド
はたらき
インサートモードへの移行 escキーで、コマンドモードに戻ります。
x(小文字) カーソル位置の文字を削除 ウィンドウズの、Deleteキーと同じ
dd カーソルのある行を削除

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