カメラのClassicなお話・その2


キヤノンとニコンと

キヤノン・レンジファインダー式カメラ


レンジファインダー式の連動距離計式カメラというと、日本ではニコンのSシリーズと、このキヤノンのものとがあると思います。 

ニコンのSとかSPとかはやたら高かったこともありますが、私はどちらかというとキヤノンのレンジファインダーシリーズの方が好きだった。「ポピュレール」や「7」など、当時ほんとに欲しかったカメラです。
左の写真はかの有名な「キヤノン7」。専用のフラッシュガンは珍しいでしょ。けっこう探したんですよ。

レンズは、左から135ミリ望遠、35ミリ広角、本体に85ミリ中焦点を装着。右に100ミリ望遠で、標準レンズはここには写っていません。 これらのレンズは、ほとんど新品同様で、飾っておくのはもったいないんだけど。 

その昔、これらのレンズをおどろくほど安く買ったのですが、今はとても手が出ない価格になってしまいました。

なお、マウントはいわゆる旧ライカマウント、39ミリのスクリューマウントです。
当時の日本のレンジファインダーカメラは、ほとんど例外なく旧型ライカのコピーに発しています。しかし中でもキヤノンは比較的オリジナル性が高いですね。
なんであれ、右の写真のキヤノン「2b」モデルなんか、このメカニックな外観でいかにも「カメラ」という感じです。なんかぐっと来る魅力がありますね。

ニコン・2題


一眼レフでは、やっぱりこの「ニコンF」ははずせません。さすがにこの「F」、ちょっと現役は引退と言うところで、棚の上でその重厚な姿はいい飾りなんですが・・・・・。

もちろん使おうと思えばまだまだ十分に使えますから、いささかもったいないという気もしてるんですが。
で、現役としては何を使っているかというと、左の「ニコンEM」なんかわりと気にいっている。ニコンが初めて出した普及型AE1眼レフだけど、シンプルでしかも基本機能はしっかりしてる。
そこで中古の格安のボディを見つけて買い込み、レンズは手持ちの比較的新しい広角レンズをつけています。

あと、ここには出していませんが、「FE2」を実際にはよく使っています。
「ニコン」という会社は、いかにも堅実というイメージですね。現在のオートフォーカスカメラでも、数十年前のレンズが使おうと思えば使えるというところにもそれは表れていると思います。

そのぶん、「売れるカメラ」を作るのは得意ではないような・・・まあキヤノンのイオス・kissみたいなのは、ニコンでは無理という気がする。
実は、私は最近のオートフォーカスの一眼レフは持っていない。視力がだんだん怪しくなってきて、ぼちぼちかなーと思ってるんだけど。なんか、上のクラシックなカメラの方に愛着があって・・・

それと最近はデジタルカメラを持ち歩くことが多いからなあ・・・・・。

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