京極夏彦(きょうごくなつひこ)

>> 公式サイト「大極宮」
1963年北海道生まれ。小説家・意匠家。「後巷説百物語」で直木賞受賞。
百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)は、昭和初期、古本屋店主(家業は神主、副業は憑き物落とし)が民俗学・認知心理学的見地から怪異を解体(=憑き物を落とす)する物語です。
巷説百物語シリーズは、江戸末期、小悪党一味が人為的に怪異を演出して厄介事を解決していく物語です。
なお、巷説百物語、書楼弔堂、百鬼夜行、ルー=ガルーのシリーズは同じ世界・違う時代の物語で、登場人物や一部の事件が繋がっています。


●京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)はどれから読めばよいの? / ぬえ補足
●公式・非公式動画


■21/10/21、KADOKAWA「虚談」刊行予定(文庫落ち)
■21/11/01、汐文社、えほん遠野物語「しびと」刊行予定
■21年 秋、汐文社、えほん遠野物語「ばけもの」刊行予定

宮部みゆき(みやべみゆき)

>> 公式サイト「大極宮」
1960年東京生まれ。「理由」で直木賞受賞。
良質のミステリー小説と時代小説を数多く発表しています。
サスペンスもの、コメディタッチのもの、超能力ものなどいろいろありますが、どれも思わず引き込まれるストーリー展開が魅力です。作品を読んだ後、あたたかい気持ちになれます。
ただ「模倣犯」だけは、個人的には再読不能なくらいきつかったです。


■21/05/07、文藝春秋「昨日がなければ明日もない」刊行(文庫落ち)

小野不由美(おのふゆみ)

1960年大分生まれ。夫は推理作家の綾辻行人。
私のお気に入りは「東亰異聞」、「十二国記」、「屍鬼」。
「十二国記」は異世界ファンタジー。ネガティブな少年少女の成長物語です。独特の世界観、さらっと突きつけられる重いテーマ、大人が読んでも楽しめると思います。
「屍鬼」はスティーブン・キング著「呪われた町」へのオマージュとして書かれた作品だそうです。日米の宗教観の違いがくっきり。


<十二国記シリーズ>
最初に講談社X文庫(絵・山田章博)、次に講談社文庫(一部加筆修正、挿絵無)で刊行。
現在、新潮文庫(絵・山田章博)で刊行中。
●新潮社公式サイト「十二国記」


●非公式動画


■21/06/15、KADOKAWA「ゴーストハント6 海から来るもの」刊行(文庫落ち)
■21/06/15、KADOKAWA「ゴーストハント7 扉を開けて」  刊行(文庫落ち)

<ゴーストハントシリーズ>
全7巻。
1989年から講談社X文庫ティーンズハートから刊行された「悪霊シリーズ」が
2010年からメディアファクトリー・幽BOOKSで全面改稿されて「ゴーストハントシリーズ」として刊行された。

キャロル・オコンネル(Carol O'Connell)

>> 日本語訳作品リスト
1947年生まれ。
98年「Judas Child(邦題:クリスマスに少女は還る)」でブレイク。
分類としては「ミステリー小説」だけど、事件を解明する・犯人を暴く物語というより「人の物語」。
作品に共通するテーマは『人は愛する者のために、どれだけのことができるのか』。
ほんのり感じる淡い狂気、時に詩的とも言える独特のスタイルの文体も、個人的には好き。
「修道女の薔薇(2016年9月刊行「Blind Sight」)が、今のところ最後の作品。


<もっと知りたい方は>
●川出正樹/キャロル・オコンネル『愛おしい骨』解説(東京創元社)


■20/03/12、東京創元社「修道女の薔薇」刊行(文庫、マロリーシリーズ)

トマス・ハリス(Thomas Harris)

>> 公式サイト
1940年生まれ。75年、スパイ・サスペンス「Black Sunday(邦題:ブラックサンデー)」でデビュー。
1981年「Red Dragon(邦題:レッド・ドラゴン)」、1988年「The Silence of the Lambs(邦題:羊たちの沈黙)」、1999年「Hannibal(邦題:ハンニバル)」、2006年「Hannibal Rising(邦題:ハンニバル・ライジング)」とシリーズものを発表。全作品が映画化されています。
「羊たちの沈黙」はミステリー界にサイコ・スリラーというジャンルを確立した記念碑的作品としても有名です。


■19/07/26、新潮社「カリ・モーラ」刊行(文庫)

ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery W. Deaver)

>> 公式サイト
1950年生まれ。ジャーナリスト、弁護士を経て、88年「Always a Thief」でデビュー。
私のお気に入りは「ボーン・コレクター」をはじめとする「リンカーン・ライム」シリーズ。
二転三転するストーリーはまさにジェットコースターサスペンス。
心理プロファイルで犯罪者をどうのこうの…ではなく、微細な物的証拠や事実の積み重ねから捜査が進んでいくところが好き。


■21/09/24、文藝春秋「魔の山」刊行、「コルター・ショウ」シリーズ(単行本)
■21/11/09、文藝春秋「ブラック・スクリーム(上・下)」刊行予定、「リンカーン・ライム」シリーズ(文庫落ち)

ジャック・カーリイ(Jack Kerley)

>> 日本語訳作品リスト / 公式サイト
異常犯罪を専門に捜査する「精神病理・社会病理捜査班(ちなみに所属は二名だけ)」の刑事を主役とするミステリー小説を発表しています。
1〜4作目はサイコ・サスペンス。異常犯罪ではありますが、主役とその相棒の軽妙なやり取りや、展開のテンポの良さで、深刻度軽減。伏線、登場人物の魅力、犯人側の論理、色々と楽しめます。
2作目「デス・コレクターズ」は、本格ミステリ作家クラブ主催「2000〜2009年海外優秀本格ミステリ顕彰・最優秀作」受賞。


■17/10/06、文藝春秋「キリング・ゲーム」刊行(文庫)

ディーン・クーンツ(Dean Koontz/Dean R. Koontz)

>> 日本語訳作品リスト / 公式サイト
1945年生まれ。
80年「Whispers(邦題:ウィスパーズ)」でメジャー作家の仲間入りをし、86年「Strangers(邦題:ストレンジャーズ)」でその地位を揺るぎないものとしました。92年「Dragon Tears(邦題:ドラゴン・ティアーズ)」以降、ミドルネームの「R(Ray)」を廃しています。
緻密な人物描写と背景描写、緊迫感あふれる展開と期待を裏切らない結末は、まさに娯楽小説の王道。
私のお気に入りは「ウォッチャーズ」「ストレンジャーズ」「12月の扉」。
近年、作風が変わっちゃったけど(ハヤカワ文庫でいうと「一年でいちばん暗い夕暮れに」「オッド・トーマス」シリーズ)。


■21/04/16、ハーパーコリンズ・ジャパン「ミステリアム」刊行(文庫)

タニス・リー(Tanith Lee)

>> 日本語訳作品リスト / 復刊ドットコム・リクエストページ
1947年生まれ、2015年5月24日死去。
71年、児童向けファンタジー「The Dragon Hoard(邦題:ドラゴン探索号の冒険)」でデビュー。
75年に「The Birthgrave」でモダン・ファンタジー界にデビューし、78年から開始された平たい地球シリーズ第一作「Night's Master(邦題:闇の公子)」で人気は不動のものとなりました。
聖書や神話・民間伝承等の様々なモチーフを取り入れた夢幻的な独特の世界をみせてくれます。美しいだけではなく退廃的な禍々しさも魅力。基本的にオトナ向け。


■15/02/13、東京創元社「幻獣の書」刊行(文庫、パラディスの秘録シリーズ、復刊)

ナンシー・A・コリンズ(Nancy A. Collins)


1959年生まれ。89年「Sunglasses After Dark(邦題:ミッドナイト・ブルー)」でデビュー。同作で英国幻想文学賞、ブラム・ストーカー賞受賞。
ミッドナイト・ブルー三部作「ミッドナイト・ブルー」「ゴースト・トラップ」「フォーリング・エンジェル」と、外伝「ブラック・ローズ」が翻訳されています。人間性と残虐性を併せ持った吸血鬼ソーニャ・ブルーの物語です。