測定日:1991.12.16 19:00〜24時間
大分県立鶴崎工業高校の職員と生徒の自宅を対象に協力をお願いした。
二酸化窒素捕集液に炭酸カリウム飽和溶液(1カプセルに5滴)を使用した。
中学校区別濃度分布 単位ppm
中学校区 | 最大値 | 最小値 | 平均値 | 個数 |
---|---|---|---|---|
速見郡 | 0.016 | 0.016 | 0.016 | 1 |
別府市 | 0.027 | 0.016 | 0.022 | 2 |
大分市 | 0.103 | 0.000 | 0.017 | 77 |
北海部郡 | 0.024 | 0.013 | 0.019 | 2 |
大分郡 | 0.017 | 0.002 | 0.007 | 4 |
全地域 | 0.103 | 0.000 | 0.016 | 86 |
測定後の感想
『化学と教育』(日本化学会出版)に掲載された大阪の桜塚高等学校の赤羽根先生の研究を大分県でも 広めたらと思い,この測定を開始した。何しろ分からないこと多く,赤羽根先生に何度もお聞きしつつ, 測定にたどり着いたのが実感である。二酸化窒素とは何者か?大気汚染とは?と疑問を持ち,何か生徒と ともに研究を進めれないかと思ったのが,この測定のスタートである。
数名の生徒に協力してもらい,放課後に少しずつ準備をした。測定に不慣れであり、結果を見ても分かる 通り,大分市で0.103ppmといったとてつもない高い値が測定された。測定データの信頼性に多くの疑問が 残るが、この年はまとめるのが精一杯といったところが本音であった。