湯布院駐屯地に問い合わせると、訓練内容について口頭で教えてくれましたが、

資料をFAXして下さいと言うと、

「湯布院町にも同じプリントを送ってあるので、そちらからもらってください」とのことで

湯布院町から手に入れたのが以下の資料。


                    湯布院駐屯地広報室
                     15.   9.  3

湯布院町総務課長 殿
(防災担当者気付)

                    湯布院駐屯地広報室長
                       2尉 米田孝士

航空機飛行日程について(お知らせ)

標記について、下記のとおり訓練飛行を実施しますのでお知らせいたします。

               記

1 日程及び機種

飛行区域:日出生台演習場及びその周辺

機種:
OH-6(小型ヘリ)
UH-1(中型ヘリ)
UH-60(中型ヘリ)
CH-47(大型ヘリ)
AH-1(対戦車ヘリ)

9月16日 17:00〜20:00
9月17日 07:00〜20:00
9月18日 08:00〜17:00
9月19日 17:00〜19:00
9月20日 予備日

機数:各日総計 約40機
---------------------------------------

機種:F-4ファントム(近接航空支援)

9月17日 08:00〜09:00
      14:00〜16:00
9月18日 08:00〜09:00

機数:2機

2 飛行部隊
ヘリコプター:陸上自衛隊西武方面航空隊(「武」の字はプリントのママ)
戦闘機:航空自衛隊

3 留意事項
 皆様の日常生活を配慮し、演習場以外は航空機の安全に支障のない
範囲で演習場以外の空域においては、騒音の発生を少なくするため、
高度、及び経路を選定いたします。
当日の天候が不順の場合は、飛行計画を変更することがあります。
 地域住民皆様のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

4 問い合わせ先
 湯布院駐屯地広報室
 tel 0977-84-2111
 夜間及び休日は駐屯地当直司令室が対応いたします。

確かに、情報公開が行われることはいいことなのですが、

情報公開すればなにをやってもいいというわけでなにのは当然です。

あまりにひどい爆音なので、

こんなことが常態化してはいけないと

以下のような、今回の飛行訓練の中止要請文を出しました。

陸上自衛隊 西部方面総監 森勉 様
航空自衛隊 航空幕僚長 津曲義光 様

                        米軍基地と日本をどうする
                      ローカルネット大分・日出生台
                    大分県大分郡湯布院町川上1525-12
                        

私たちは、自衛隊が20日まで予定している今回の飛行訓練を
即時中止するよう求めます。

 私たちは、日出生台周辺の市町村に暮らす住民によって構成する市民
グループです。

 陸上自衛隊西部方面航空隊と、航空自衛隊は、9月16日から20日にかけて、
航空機、及び、ヘリの飛行訓練を実施する旨、町に通告し、すでに昨日16日
よりその訓練を開始しています。
 通告した訓練の初日となった昨日16日のヘリ飛行訓練は、対戦車ヘリや大型
ヘリを含む総計約40機(自衛隊発表)が、すでに空も暗くなった夜8時まで
湯布院盆地上空で
爆音とともに訓練を行い、その爆音と機関銃をむき出しにした対戦車へりの
姿をさらすことによって、私たち湯布院町民やこの地を訪れた観光客らの
心休めるはずだった空間と時間を奪いました。

 このような訓練は、「癒しの里」としてのまちづくりを目指してきた
観光地湯布院にとっても、相容れるものではなく、到底容認できるものでは
ありません。
 湯布院駐屯地広報室より湯布院町に通知された文書によれば「皆様の
日常生活を配慮し、演習場以外の空域においては、騒音の発生を少なく
するため、高度、及び経路を選定いたします」とありますが、実際に
行われた昨夜のヘリ訓練は、多数のヘリによる湯布院盆地上空での低空
飛行であり、ちょうど同じ時間夜7時より行われていた乙丸地区屋外での
お芝居は、この約1時間にわたって断続的にこのヘリの爆音にさらされました。

 また、2日目の今日、17日は、乙丸地区において、屋外での音楽コンサートも
夕方6時半より予定されていますが、本日の訓練もまた昨日と同様、夜8時までと
発表されています。いったい、このようなヘリの爆音の下で、どのようにして、
音楽に集中し、楽しむことができるでしょうか。本当に住民の「日常生活を配慮」
するというのなら、この一日40機のヘリが飛行訓練を行うなどという、常軌を
逸した訓練そのものを中止するべきです。

 よって、私たちは、自衛隊が、20日まで予定している今回の飛行訓練を
即時中止するよう求めます。

                      2003年 9月17日

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