私の闘病記(痔のページ)

1995年年末に突然発病した私の痔病の闘病記です。
快食快便で毎日3回排便し、ウォシュレットできちんと肛門を洗っていたこの私が痔になるなんて・・・

入院していた、日高病院(全景)


痔とは?

 痔とは肛門及びその周りにできる病気で、痔とひとくちにいってもたくさんの種類があります。その代表的なものが痔核(イボ痔)、痔瘻(アナ痔)、裂肛(切れ痔)で、それぞれに病気の原因や成り立ちが違い症状や治療方法も異なります。昔から痔の治療はひどく痛い、治らない、再発する、後遺症が残るといわれていたのですが、最近の痔の治療は大変進歩し、手術しなくてよいケースも増え、治療も楽に早く治せ、再発は極めてまれです。また、痔の多くは毎日の生活の改善で良くなることも分かってきました。

痔核(じかく)

 肛門の周りの痔静脈叢といわれる血管の集まりが何らかの原因で血行が悪くなり塊状に膨れた状態で大きくなると出血したり、脱出したりします。原因としては便秘などで強い腹圧をかけること、年齢的な条件による肛門の支持組織のたるみ、また、若い人の場台は生まれつきの素質もあるようです。肛門の奥の方にできる内痔核と外側にできる外痔核があり内痔核の場台は通常痛みはありません。また、ひどい場台は、内痔核、外痔核が同時にみられることもあります。治療は最初、肛門の清潔と血行を良くするために入浴、排便のコントロールに加え坐薬や軟膏、内服薬などで十分治ります。但し、長期間の脱出を繰り返すような3度、4度の痔核は手術に頼らざるを得ません。その他外来で治せる簡単な外来処置といわれる治療法もあります。

痔瘻(じろう)

 痔瘻は肛門の奥にある肛門と直腸の境界のくぼみより細菌が侵入し、肛門の周囲に膿の管をつくっていく病気で、軽いものから直腸に穿通するような重症のものまであります。原因はよく分かりませんが男性に多く、下痢のあとなどにみられることがあります。治療は手術が必要ですが応急処置で一時治めることもでき、手術も最近では肛門の括約筋を切らずに治すため後遺症はありません。

裂肛(れっこう)

 便秘で硬い便が出る時などに肛門が切れる病気で女性に多く見られます。激しい痛みと出血で慢性化すると肛門が狭くなり、更に切れやすくなってしまいます。狭窄がすすむと肛門を拡張する外来処置や手術が必要となってしまいます。

黄門漫遊記----ごめんねジロー(44キロバイトあります)
(麻生 弘・著)

突然発病した病との苦しい戦い。感動の手記!!
長い長い物語です。全部読むなら、ダウンロードされた方がいいかもしれません。

あらすじ

毎日快食快便、およそ痔とは無縁の生活をしていた麻生は、1995年暮れも押し迫ったある日肛門の周囲にぐりぐりを発見した。軽い出来物ぐらいだろうと思っていたが、痔瘻であった。そして1996年4月27日入院。
突然の発病、入院、手術、家族の愛、いまここに新しいドラマが始まる。

本ができました

好評につき、自費出版の本を作りました。
ご希望の方は、80円切手6枚を同封のうえ
「黄門漫遊記希望」と書いて

〒879-4601 大分県玖珠郡九重町右田3361 麻生 弘

 までお送り下さい。
申し訳ありません。好評に付き、只今、本は品切れ中です。ご了承下さい。

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