デビッド・グリアー&宮崎勝之、大分ライブ報告記

去る5月10日、大分のライブハウス、ブリック・ブロックにて「デビッド・グリアー&宮崎勝之、大分ライブ」が開かれました。

スタッフ、3時集合のところ、相変わらずの遅刻常習犯の私は3時半に会場に着くと、もうかなりの人が集まり、わいわいとにぎやかな状況です。

そういえば、今回ベースで参加の林さんはカントリーバンドのケイコ・ウォーカーのメンバーで、ホームページを拝見させていただいた折りに、何度かメールのやりとりをしていて、どんな人なのかとちょっと興味津々でありました。

開演の4時になると椅子が足りないくらいの大盛況でして、受け付けで人数を確認してもらったところ、どうやら100人ぐらいは入っているようです。100人では赤字ですが、それでも、大分でのブルーグラスアーティストの初ライブに100人集まれば上等でしょう。

さあ、コンサートの始まりであります。もう演奏については申し分ないのですが、今回感心したのは、PAのうまさです。さすがに、ジャズのライブをよくやっている店です。ギターもマンドリンもベースも、音がはっきりと聞こえ音質も良く、聞いてて安心出来る音なのです。ボーカルもバランスが良く、ゆったりとした気分で聞くことが出来ました。

それにしても、さすが3人とも凄い。デビッドのギターは超絶です。宮崎氏のマンドリンもボリューム、パワー申し分なしです。林さんのベースもエレキのうるささを感じさせない、つぼを押さえたベースという感じで、なかなかカッコいい(見た目もなかなかシャイでカッコいいのです、この人)。

休憩をはさんだ約2時間のコンサート、アンコールも2回あり、無事に終了しました。

さて、近くの中華料理店での打ち上げですが、約30人が集まりました。

大分の老舗バンド「アーリータイムス」がまずは演奏し、別の席で食事をしているゲスト3人をなんとか演奏の場にと・・・しかし、なかなか来てくれません。ならばと、今度は「ホットクラブ de Oita」が演奏(なんのことはない、アーリータイムスの別名バンドなのですが)。今日はギターの二人は一生懸命でした。気が付くと、デビッド・グリアがこちらを見てギターソロをじっと聞いています。

「へー、あんたら、なかなかやるなぁ。」

とでもいうような顔をしています。演奏が終わると、では俺も、てな感じで登場です。みんな、待ってましたとばかりにデビッドのギターソロに聞き入っていました。いやあ、しかしすごいです。こうして間近で聞いていてびっくりです。軽く弾いているのですが、本物のプロの音というのはこうもすごいものなんだと改めて認識させられました。

さて、その後は、ゲスト3人も加わっての大ジャム大会となり、腕自慢の方々は楽しそうにやっておりました。悲しいかな、我がログキャビン・ボーイズの面々は観客を決め込んでいたのですが・・・。

しかし、ここでも感じたこと。それはプロの音と我々アマチュアの音が全く違うということでした。うまくは言えませんが、プロの音は無駄な雑音がなくクリアーではっきりしているということでしょうか。改めてプロの凄さを思い知らされたコンサートでした。

ジャム大会の後、余韻さめやらぬ中を家路についた私でありました。


ブルーグラスのトップページへ戻る

ASOCHANのホームページのトップページに戻る