今年も、とほほの雨の中「第4回飯田高原ブルーグラスフェス」、無事終了!

麻生 弘



24日の夜10時過ぎ、風の丘に着くとスタッフはジャムセッション中でありました。これをやけくそジャムという、そう明日の予報は雷雨でした。
「今年もだめか!」
「ま、明日の空みてきめましょ。」
お気楽ムードというか、あきらめムードというか、空しくジャムの夜は暮れていくのでした。
さて、あけて25日、降ったり止んだりの、いやな天気であります。会場はやっぱり昨年同様、集会場に決定です。とほほほ。ほとんど完成している、野外ステージを横目で見ながら、泣く泣くスタッフ一同準備に取りかかります。いったい誰を恨めばいいのか、スタッフの誰かの日頃の行いが悪いのか・・・・。
とりあえず、私は軽トラックに乗り、案内の立て看板の設置であります。雨は降っておりません。曇り空です。一番いやな天気です。
「どうせなら、ザーザー降ってくれた方がいいよねえ。」
運転手の佐藤氏(ログキャビンボーイズ、ギター)です。
「あ、でも案内板の設置が終わるまでは、降らない方がいいよ。」
これは阿部氏(ログキャビン、ドブロ)。
案内板の設置も終わり、会場の集会場で昼食です。
昼食後はスタッフはそれぞれ昼寝をしたり、テントを設営したり、PAの準備などで開演の5時を待ちます。そうこうするうちに、出演バンドの面々が次々とやってきます。どうやら、今年もキャンセルは2バンドだけで、各地からバンドはやってきてくれそうです。なんとも嬉しいかぎりです。
5時、定刻にスタート、初めは会場もぱらぱらの人だったのが、7時を過ぎる頃から結構狭苦しくなってきました。前の方に詰めてもらって、会場は大盛況です。
トラブルもなく、ほとんど予定通りに進行していきます。雨は降ったり止んだりで、まあこの状況では野外では無理だったでしょう。変に安心してしまいました。
今年嬉しかったのは、保井豊さんの18年ぶりのブルーグラス再会でした。病気で失明されたそうですが、歌声は変わらず、遥か昔、レッドウイングの頃を思い出させてくれました。
そしてハーモニーブラザーズの橋本健さん。来年還暦だそうですが、若々しい声は相変わらずで、改めてこのブルーグラスという音楽、いくつになっても演奏しながら楽しめるということを教えていただきました。
トリの「オーロラ照美ショー」、これはすごかった。照美さんのパンチの効いたハスキーボイスに会場は、もう興奮状態。そのままフィナーレ(ジャム)へ突入・・・といきたかったのですが、ちょっと間が悪かった。ごめん。まあ、なにはともあれ、無事終了で、深夜まで興奮さめやらぬ面々の楽器の音が響きわたっておりました。私もうろうろと会場をさまよい、深夜の温泉ツアーにまで繰り出し、車の中で寝たのは4時半頃でした。
26日、朝6時過ぎに目覚めると、お日様サンサンです。うー、もう空のバカヤロー!!
9時半から、順調にスタートです。フェス恒例のキッズコンベンションも今年は4組エントリーがありなかなか可愛い歌声に会場はやんやの喝采。とてもいいムードでした。
午後2時、無事にフェス終了。今年も遠方から多くのバンドの方に来ていただいて、これだけ盛況に楽しくフェスを行う事が出来ました。参加バンドの皆さん、ありがとう。
そして・・・・来年こそ、野外でフェスやろうね!


[参加バンド]
J'S カントリー・ボーイズ(福岡市)
ログ・キャビン・ボーイズ(九重町)
渚のハマグラー(北九州市)
ホット倶楽部 du 大分(大分市)
クレージー・クリーク(福岡市)
ザ・ブレーメンズ(長崎市)
グラス・ホッパー(長崎市)
サウス・バウンド(大分市)
パープル・バレー(福岡市)
Tokuda・ブルーグラス・スペシャル(福岡市)
アーリータイムス(大分市)
保井豊&フレンズ(北九州市)
GOKKO(福岡市)
デッド・ヒート(鹿児島市)
スティック・アラウンド(大牟田市)
イエロー・グラス(熊本市)
ハッチャリー・マシン・バンド(久留米市)
スイート・ハウス・リフレッシュ・バンド(別府市)
ハーモニー・ブラザーズ(福岡市)
オーロラ照美ショー(鹿児島市)
ナチュラル・ファーソル・バンド(大分県・日田市)
宮崎・ブルーグラス・ステーション(宮崎市)
ホーミー(大分県・日田市)


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