ちょっと夕立にはたたられましたが、

第16回(2010年)飯田高原ブルーグラスフェス無事終了


諸事情あって会場の変更を余儀なくされた飯田高原ブルーグラスフェス。
スタッフで苦労してあちこちと会場を探し、出た答えが「九重森林公園スキー場」でした。
支配人の高橋さんとは知り合いでもあり、お願いをしてみたところ、すんなりとOKの返事。
5月の連休明けに、山本、上尾、麻生の3人でスキー場まで出向いて、視察と貸借の交渉。
トントンと話は進んで、スタッフ会議を2〜3回開いて、後はメールで打ち合わせ。便利な時代ですね。
そしてフェス当日を迎えました。

今年は例年に比べてバンドのエントリーが締切りを過ぎても9バンドと少なく、
他にいろいろとあたってみたものの、どこもダメ。
大分の4バンドを入れても13バンドでのフェス開催ということになりました。
これでは来場者も少なく、盛り上がりに欠ける淋しいフェスになるのではとスタッフ一同消沈ぎみでした。
ところが当日になってみると久々に160人を超える来場者となり大いに盛り上がりました。
チラシ効果も少しはあったのかも知れません。バンド以外の一般来場者の方々が結構みうけられました。

 

広々とした芝生のスロープ、大きな駐車場とレストラン。
室内宿泊者用の休憩室も快適で申し分ありません。そして夜にはナイター照明も入るという素晴らしさ。
スタッフの負担も随分と軽減されました。
駐車場係は必要なし。混み合わないトイレ。売店を出さないので楽々です。
「九重森林公園スキー場」をフェス会場にしたのは大成功でした。


今までの会場だった「風の丘」には色々な思い入れがあります。
OBMAのメンバーで試行錯誤しながら苦労して手作りしてきたフェスです。
しかしメンバーも年を取りました。もう楽をしてもいいでしょう。
なるべく負担をかけず、スタッフも楽しめるフェス。その解答が出たような気がします。
この「森林公園スキー場」を新たなフェス会場として定着させていきたいものです。


さて、前置きが長くなりました。やっとフェスのレポートです。
無事に午後4時開始となり、トップバッターのレモン・パフィの演奏が始まったと思ったら
ゴロゴロと雷の音、そしてすごい夕立となりフェスは中断。
1時間半降り続いて、再度仕切りなおしです。5時半過ぎの再スタートとなりました。
2番手の我がログキャビン・ボーイズは
唐津のライブハウスで演奏して以来、久々のGoちゃん参加の演奏。
しかしドブロの阿部ちゃんが玖珠祇園大祭の方に参加ということで、
打ち合わせもそこそこに、なんともちぐはぐな演奏となりました。

レモンパフィ、サウスバウンド、ローズガーデンの評価はよしましょう。
同じ大分のバンドですもんね。とにかく、みんな良かったよ〜。
え、ウソ臭い?  いやいや、そんなことないです。



熊本の2nd Step、福岡のブルーグラス・トラヴェラーズ 
安定感のある演奏でした。キャリアを感じさせてくれました。


山口のトラベラーズ、リーダーの吉田さんが毎年、趣向をこらした衣装で楽しませてくれますが
今回は、ジョン・ハートフォードの姿でフィドルをかかえて登場。
オールドタイミーを意識した演奏。とっても良かったです。
私はここのバンドの「ミスター・ボージャングル」を聴かせてもらうのが大好きです。
いい曲だし、バンドカラーの出た良い演奏だと思います。

長崎のグラス・ホッパー、年々演奏がまとまってきて、どんどんレベルアップしているのを感じます。
いい演奏聴かせてくれました。練習してるんでしょうね。見習わねばいけません。

熊本のロンサム・ヘアー・バンド、余裕の演奏力。上手いですねえ。文句なし。

飯田高原フェスではおなじみのバンドは安心して聴けますが
新しいバンドが来てくれると、どんな演奏を聴かせてくれるのか楽しみです。

福岡のチグリス・ユーフラテスのkanaさんのボーカルは素晴らしかったです。
音程がしっかりしていて、声も綺麗で伸びますねえ。素晴らしい。

長崎のアイリッシュバンド、オットリーズも良い演奏を聴かせてくれました。
アイリッシュはいいですねえ。懐かしい感じがして心暖められます。

そして岡山からのジュリアンローズのプロっぽい演奏。音が厚い。ボーカルも艶っぽくて最高。

最後はおなじみの久留米からのハッチャリーズ。
3部の男性ボーカルでいつもながらの安定した演奏でした。

そして最後はエンディング・ジャム。

11時過ぎの終演後、おなじみのジャムセッションの輪があちこちに出来て、いろんな音が聴こえてきます。
このスキー場は全く問題なし。いくらでも音出して頂戴。いいなあ、近所を気にしなくていいのは。
私はあまり飲めない焼酎を3〜4杯もいただきまして、午前1時過ぎには就寝となりました。
相変わらず徹夜ジャム組の方々もいたんでしょうねえ・・・・体力あるわあ。

翌日は8時50分から開始。ログキャビン・ボーイズはエントリーを中止して
他のバンドの演奏をじっくり楽しませてもらいました。

久しぶりにフェスにやってこられた広島の時安さん、トラベラーズと一緒に
楽しそうに円熟のバンジョーの演奏を聴かせてくれました。

土曜に出演出来なかったトリのWood & Wire 、アンコールを2曲もやってもらって
じっくりと演奏してもらいました。徳田さんのボーカルは健在でした。

11時には終演となり、片付けも1時間ほどで終わり、今回のフェス無事終了となりました。
来場の方々の反応も好評のようなので、来年もこのスキー場でフェスをやります。
皆様、ご来場のほど、よろしくお願いします。


参加バンド

7月24日(土)
レモン・パフィ(大分市)
ログ・キャビン・ボーイズ(九重町)
サウス・バウンド(大分市)
2nd Step(熊本市)
ローズ・ガーデン(大分市)
トラベラーズ(山口市)
ブルーグラストラヴェラーズ(福岡市)
グラス・ホッパー(長崎市)
Lonesome Hair Band(熊本)
チグリス・ユーフラテス(福岡市)
オットリーズ(長崎市)
ジュリアンローズ(岡山市)
ハッチャリーズ(久留米市)

7月25日(日)
サウス・バウンド(大分市)
オットリーズ(長崎市)
トラベラーズ(山口市)
レモン・パフィ(大分市)
ハッチャリーズ(久留米市)
ローズガーデン(大分市)
Lonesome Hair Band(熊本)
Wood & Wire


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