今年は勝ちました・・・が・・・暑かった。

第11回（2005年）飯田高原ブルーグラスフェス

定刻２時スタートとなりましたが、あまりの晴れ模様に、気温もグングンと上昇。出演バンドの皆さん、ゆでダコのように真っ赤な顔になりながら演奏していました。え、私は、ゆでダコそのものだって、ほっといてください。フン(-_-;)

雨も困るが、晴れすぎるのも困る。勝手なものです。屋根のあるステージというのは理想ですが、予算と労力が問題となります。作りつけの屋根を付けるのも一案ですが、風の丘オーナーの亀田さんとしても、フェスも２０回までが一つの山場という考えのようですし、そうなると後９年。うーん、頭の痛いところです。屋根対策は今後の課題ということになりました。 出演するおなじみの顔、顔、顔。どのバンドも年々レベルアップしています。今年も色々なバンドが出ましたが、女性ボーカルが印象に残りました。

我がログキャビン・ボーイズ。今年は、ドブロの阿部ちゃんが、祇園祭のため参加出来なかったのが残念でした。それでも、今回から正式メンバーとなった、坂本Go太郎さんのマンドリンは、我がバンドに新しい音を運んできました。Go太郎さん作詞作曲の新曲「風の丘から」もフェス初披露となり、亀田さん、大感激でした。

土曜の夜のちょっとログの話

組内の友人から母に(おばあちゃんに)”わらぶきの屋根”を是非聞かせたかったといわれ、急遽部屋に入りミニミニライブ。”風の丘から””わらぶきの屋根””レッドリバーバレー”をちゃんと国さんの涙も入ってちょっとあたたかいライブでした。そのあと国さんとばあちゃんは熱く語っていました。この会場のあちこちでいろんなドラマが生まれているのだと思いました。　

　Ｋａｍｅ

数年前、母親を亡くした、ご当地飯田出身のギター弾き国さん（佐藤さん）。「わらぶきの屋根」は、彼にとって思い入れの深い曲なのでしょう。２番の歌詞で、いつも涙を浮かべる国さんです。「かまどに火がつき湯気がのぼる　台所の朝　母さんの白い手ぬぐいは　つのかくしのよう」。亡くなったお母さんの話題で熱く語り合う、地元のばあちゃんと国さんの姿は印象的でした。

夕闇迫る頃が、ここ飯田フェスの見せ場だと私はいつも思っています。夕焼け空に、一番星が出て、ステージもあかね色に染まる。今年は「エルビス吉川さん」の登場の頃が、そろそろという感じでした。そして、「バックイン・ビジネス」と続き、スポットライトが灯される頃、「アイリッシュクリーム」の登場となりました。ブルーグラスの演奏の合間に、こういうバンドの登場は、ちょっと息抜きというか、新鮮な雰囲気になれてとても良かったです。

「SNAP」「ハッチャリーズ」のベテランバンドの演奏の後、いよいよ本日ラストのゲスト・バンド「ザ・ジェントルメン」の登場。

カントリー・ジェントルメンの完全コピーバンドという触れ込み通りの、素晴らしい演奏。一歩間違えればお笑いにもなりかねない、きわもの的題材を、そこはさすがのテクニックに裏付けられた演奏力で見事に料理し、聴衆の喝采を浴びていました。ズンズンと低音がすごいギター、ど迫力のマンドリン。音色までアドコックそのままのバンジョー。ベースがバックで確実なビートを刻みます。歌、コーラスの臭さまでそのまま。なるほどねえ、生のカンジェリってこんな感じだったんでしょうね。良いもの聴かせていただきました。

感動の演奏の後、土曜の夜の部は終了。おなじみのジャムの音をバックに、少々体調の悪かった私は早々に就寝させていただきました。 翌日曜、朝からカンカン照りの天気。これは暑くなりそうです。昼近くのバンドは可哀想に汗だくで演奏していました。順調にプログラムは午後２時前に終了。暑さの中、片付け作業は大変でしたが、心地よい疲れと満足感で、帰途についたスタッフ一同でした。

さて、来年も頑張りましょう！！