八坂川・守江湾

八坂川は国東半島の付け根を流れ別府湾の守江湾に注ぐ流路約30Kmの河川です。
その中下流域には農耕地が広がり、河口北側では古くから城下町・杵築市が栄えてきましたが、近年は河口部周辺で急速な宅地開発が進んでいます。
八坂川河口部から守江湾一帯は遠浅のため干潮時には東西1.5Km、南北2Kmの広大な干潟が出現します。生きた化石と言われるカブトガニが繁殖し、ハクセンシオマネキなどの干潟の生き物、春秋の渡りの途中に寄るシギ・チドリ類、越冬のため遠くシベリアからやってくるガン・カモ類など多くの生き物を見ることが出来ます。
大分県では中津の東浜・大新田と並んで数少ない貴重な干潟です。




八坂川河口の橋詰め公園から見た、広大な干潟を見せる守江湾のパノラマ
左端に杵築城天守、正面の山は国東半島、右奥が別府湾



可憐な花を見せるハマボウ
大分県RDB絶滅危惧U類


巣穴をめぐって争うハクセンシオマネキの雄
大分県RDB準絶滅危惧


八坂川・守江湾の鳥たち

コクガン
 絶滅危惧U類
2000年12月23日、八坂川河口の200m程沖の澪筋でカモに混じって採餌したり、羽づくろいしていた、今シーズンは佐伯の番匠川に3羽の情報があり、大分県では合わせて5羽が越冬しているようだ。

ハマシギ 守江湾北部の江頭川河口沖の干潟で群舞していた、守江湾では400羽程が越冬しているようだ。

ダイゼン
ハマシギと同じ場所の磯で採餌していた。

ツクシガモ
 絶滅危惧T類TB類
2000年11月から来ている、最大12羽を数えているが今日は4羽がこの瀬で休んでいた。

ズグロカモメ
 絶滅危惧U類
今シーズンも7羽程やってきているようだが、この日は納屋港側岸壁の海岸で3羽が盛んにダイビングを行いカニを捕っていた。

クロツラヘラサギ
 絶滅危惧TA類
総個体数が500〜600羽と極めて少なく絶滅が危惧されるクロツラヘラサギがここ数年大分県でも毎年観察されるようになった、バーダーにとっては嬉しいことだが、何を意味するのか。

マガン
 天然記念物
本州では数箇所で集団越冬するが、大分県で見られることは少ない、両親と子供4羽のファミリーと思われる。