黒岳 男池

黒岳は九州の尾根と言われるくじゅう連山の東にあり、全山鬱蒼とした原生林に覆われ手付かずの
自然が残されています。ブナやクヌギ、ナナカマド、オヒョウなどの森にはぐくまれて多くの昆虫類や野鳥、
ヤマネ、テン等の獣を含め多くの生物が生活しています。
黒岳、平治岳の登山口にもなっている麓には日本名水百選に選定された「男池の湧水」があり一年を
通して水汲み客が絶えません。
近年、この水汲み客、自然ブームによる観光客、登山者の増加などで自然破壊が進んでることや、
キビタキ、クロツグミなどの夏鳥が減少していることが気になりますが、ここは大分県の自然を代表する
宝物として大事にしたい、私が最も好きなフィールドの一つです。



阿蘇野中村から見た黒岳の山塊


くじゅう山系への登山口でもある男池園地への
入り口、清掃協力金として100円が必要



秋の男池の上の林


初冬の男池周辺の林、奥に男池がある

黒岳・男池に生きる野鳥たち

ミソサザイ 男池周辺では一年を通して普通に見られる、姿は地味だがここでは一番ポピュラーな鳥の一種、繁殖期にはその姿・形からは想像出来ない大きな素晴らしいサエズリを聞かせてくれる。

キビタキ この数年急激にその数が減っているようだ、かつてはテリトリーが隣り合った隣人間のイザコザが頻繁に観察されたのが、今ではテリトリーの境界を決める必要が無い程少ない、

オオルリ 11月、南へ渡る途中で寄ったオオルリ一家、男池の下流のカナクギノキで盛んに実をついばんでいた。

ムギマキ 大分県で見られるのは珍しい、この年は10羽以上の群れで暫く滞在した。ツルウメモドキの実を食べに渡りの途中に寄り道したようだ。

クロツグミ この種も随分減ったようだ、オオルリ、キビタキと競うように美しい囀りを聞かせてくれる、枯れた大木の梢で囀る姿はやってきた春を全身で楽しんでいるようだ。