大分川 小野鶴地区

大分川は由布岳から大分市中心部を通り別府湾に注ぐ、総延長55kmの大分県を代表する河川の
一つです。都心部を流れる他の多くの河川の例にもれずこの大分川でも環境が年々変わっていくよう
で、ここを住処にする鳥達も観察出来る数が減ってきているようです。
私がホームグラウンドの一つにしている小野鶴地区は、そんな大分川の河口から10km程上流に
なります。



小野鶴右岸から見えるくじゅう連山


新雪に輝く豊後富士(由布岳)


嘉永小野鶴井堰下流、小野鶴橋方向


嘉永小野鶴井堰右岸からの由布岳鶴見岳

大分川の野鳥たち

オオタカ
 国内希少種
 絶滅危惧U類
2001年暮れから時々姿を見せていた幼鳥、2002年1月11日撮影。

トモエガモ
 絶滅危惧U類
2000年12月24日の早朝、雄2羽がコガモの群れの中にいたが午後にはいなくなった、翌日雌1羽がいたが彼女も長居はしてくれず、この種には居心地はあまりよくないようだ。強い西風を避けて一時避難してきたものか。

ミヤマガラス 11月に入ると増えてくる常連の冬鳥、狭間の山を塒に小野鶴一帯の田んぼを餌場にしているようだ。

コクマルガラス ミヤマガラスの群れに混じっている、ミヤマガラス100対コクマルガラス1ぐらいの比率でいる、淡色型はより少なく珍しい。

カワセミ

すんだ青色の背面と橙色の下面が美しく別名川の宝石とも言われるカワセミはここでは、ごく普通に見ることが出来る。

クロハラアジサシ
秋に少し強い台風が来て去った後に彼らの姿を見ることが多い。今回も大分市の埋立地とここ大分川で観察することが出来た、三日ほどでいなくなくなったが無事越冬地に帰ることが出来たのだろうか。

ツリスガラ
2月になると川原のアシに群れでやってきて茎の鞘をはいで中の虫を食べているのが観察出来る、チーチーというか細い声とアシの茎をはぐパチパチという音で気がつくことが多い。個体数の増加と分布域を拡大している種であるが目につきにくいのはその生活圏のためか。

バン
このフィールドでは何組かが繁殖しているようだ、日頃は警戒心が強く遠くから見るだけだが、春から夏にかけての繁殖期には比較的近くで見ることが出来る。鮮やかな赤い額板と嘴、黒っぽい体色と脇の白班、下尾筒の白と、地味な鳥の割には派手な色彩をもっている。

オオジュリン
常連の冬鳥、フィールド内にある葦原に毎年やってくるが、場所によって居心地が違うのか同じ葦原でも個体密度が随分異なる。

シマアジ
何時もの散歩に出かけると、堰の下でコガモに混じって採餌しているのを見つけた、雌はいないようだ、ここでは初観察だが何時までいてくれるか。

コチドリ
護岸工事が終わったばかりの小さな川原で行ったりきたりしながら、盛んに餌をついばんでいた、ここではイカルチドリが優先種になっておりコチドリを見るのは珍しい。

ムナグロ
近年河川改修工事が続き、居心地が悪くなったせいか暫く見られなかったが、数年ぶりに夏羽に換羽中の3羽が姿を見せてくれた。今日(4月17日)で3日目の滞在

アカハラ

賀来神社の小さな森に渡りの時期に一寸だけ寄って行く、今年は春の渡りでやって来た、木々の梢を渡りながらフライイングキャッチを繰り返していた。

ヒレンジャク
今春はヒレンジャクの観察機会が多い様だ、団地の電線や、あちこちの小さな林で観察されている、昨秋の渡りではほとんど姿をみせなかったのだが。この日は6羽の群が盛んに羽虫を獲っていた。