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γ(ガンマ)線
原子核崩壊で不要になったエネルギーをガンマ線と言います。
電荷を持たない、波長の短い放射線です。
ベータ崩壊の時はアルファ線、ベータ線とともに放出されています。
最近よく耳にする電磁波は、物質を透過する力が大きく、被曝すると外部からでも体の奥深くまで到達します。
ガンマ線の遮蔽には鉛、鉄、コンクリートなど、中でも遮蔽能力が最も高いのは鉛ですが、それでも遮蔽には約10cmの厚さを要します。
ベータ線よりも弱い電離作用を持っています。 ガンマ線は電波と同じ電磁波です。
X線
病院でレントゲン写真に使われるX線です。
透過力が強く人体を貫通します。
1895年にウィルヘルム・C.レントゲンによって発見された放射線で、その名前を取りレントゲン写
真と言います。
電磁波の一種ですが、電離作用が弱いため人体に放射することができます。
アルファ線
原子核がアルファ崩壊を起こしたときに放出される放射線をアルファ波といいます。
新しい原子をつくり安定しようとするときの崩壊をアルファ崩壊といいます。(陽子が2、質量
数が4減少して新しい原子をつくり安定しようとする崩壊)
そのときに外に放出されるものがアルファ線の正体で、中性子2個と陽子2個からできているヘリウムの原子核です。
ほかの放射線よりもエネルギーと粒が大きいのでアルファ線は近くのものに与えるエネルギーは大きいですが、透過力が弱く、すぐにエネルギーを失ってしまう放射線です。
このため外からアルファ線を浴びても、皮膚でさえぎられ人体への害はないと言われております。
しかしアルファ線を放出する物質が体内に取り込まれると直接組織や臓器に影響を与え、臓器の1つの細胞などの小さい範囲に長くアルファ線を放射するため大変危険です。
アルファ線は強力な電離作用を持つため、細胞を構成する原子の電子をはじきだし、電子は細胞核やDNAを傷つけ、がんや遺伝的問題を引き起こします。
ラドンは天然に存在する唯一のアルファ線を放出する気体です。
すべてのウランやプルトニウム241以外のプルトニウムはアルファ線を放出します。
吸入されたプルトニウムが二酸化プルトニウムなら肺ガン、硝酸プルトニウムなら肝臓ガンになることが多いといわれています。
ベータ線
原子核がベータ崩壊を起こしたときに放出される放射線をベータ線と言います。
中性子1つが陽子になりバランスをとって安定になろうとする崩壊をベータ崩壊と言います。(中性子1個から陽子1個と電子1個と中性微子ができる崩壊です。)
ベータ崩壊では原子は違う種類の原子になりますが、質量数は変化しません。このときに高速で放出される電子がベータ線です。
ベータ線は空気中は透過しますが薄い金属板で遮断できます。
透過力がアルファ線よりも強い分、電離作用はアルファ線より弱いです。
原子炉の中でウラン238からプルトニウムが生成される時などに発生します。
中性子線
原子に吸収されると違う種類の原子を作る性質がある中性子線は、東海村などの原子力発電所で利用されています。
中性子線は、中性子からできている放射線の一種で、透過力が強く、核分裂の時に発生します。
核分裂を引き起こす危険な放射線と言えます。
また、 プルトニウム239からプルトニウムの同位体を生成します。
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