体育館玄関前にある彫刻作品についてご存じですか。ずんぐりしていて、上部には形状の異なる3本の角のようなものがあり、一体これは・・・?と思われた方も多いのではないでしょうか。また、意外とその存在に気がついてない方もいるのではないでしょうか。
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実は、作品がこの位置に置かれすでに20年が経過しようとしているのです。今では、設置当時のことを覚えている方も少なくなったのではないかと思われます。ぜひこの記事を通し、子どもたちや保護者、地域の方々に作品について知っていただき、語り継いでいただければ幸いに思います。 |
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制作者は合田習一氏。数年前まで高校で教鞭をとられ、県立芸術短期大学附属緑丘高校に彫刻科が新設された当時の先生でもあります。1986(昭和61年)大分県美術協会彫刻部長となるなど、現在も県美術協会の事務局長として活躍され、大分の彫刻界に多大な貢献をされています。作家としても、1967(昭和42)年第1回四国現代美術展、1974(昭和48)年第1回大分野外彫刻展に出品(以後4回連続出品)、1999(平成11)年には、大分市美術館主催、大分の現代美術5「合田習一彫刻展」をアートプラザで開催するなど、今も精力的に制作活動を続け、石や木の持つ独特な質感をとおした温もりある作風で知られています。
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さて、作品設置のいきさつについてですが、記された制作年(昭和63年)と体育館完成とが期を一にしていることから、おそらく、その落成を記念し計画されたものと思われます。作品については、作家本人に直接聞いてみましたところ、当時の校長 宮下尚氏から、ある方を通じ制作を依頼されたそうです。制作に取り掛かるにあたり、作家はあらかじめ小さな模擬作品を作り、それを宮下校長に見せ、思いを語り合ったようです。作品には、「幼虫がやがて美しい蝶になり飛び立つことを願い、その変化の始まる姿」をイメージしたとのことでした。滝小の子どもたちに寄せる思いが伝わってきますね。
ちなみに、工房は旧日出警察署前にあった石屋さんの軒先で、冬休みと土、日曜日を利用し約60日間かけ制作したと、当時を懐かしく振り返っておられました。
平成19年12月
教頭 大戸隆明
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